内側側副靱帯損傷

内側側副靱帯ってなに?

内側側副靱帯ないそくそくふくじんたいは、膝の内側を支える主要な靱帯じんたいです。
長さ10cm、幅3cmほどの組織で、膝のぐらつきをおさえる役割をしてます。
膝が内側に入りながらすねの骨が外にねじれるのを強力に制動しています。


(図;関節機能解剖学に基づく 整形外科運動療法ナビゲーションより引用)

 

内側側副靱帯損傷とは

内側側副靱帯損傷はスポーツ中に多発し、膝の靱帯損傷のなかでは最も頻度が高い疾患です。
損傷の程度によってグレードⅠ~Ⅲに分類されます。
グレードによっては、初期に適切な固定をすれば修復しやすいといわれてます。


(図;www.pinterest.comより引用)

 

 

症状

  • 内側の関節に一致した圧痛、腫れ、熱感
  • 荷重にて膝のぐらつきや不安定感
  • 受傷直後は関節に血がたまる
  • 慢性化すると水がたまる

 

原因

ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツでは、
膝外側から内側へのタックルなどの外力により、膝が内側に入るように反ってしまったり、
またはすねの骨が外側にねじれるように強制されたときに内側側副靱帯は損傷ます。

直接外力が加わらないとき(ノンコンタクト)でも、
スキーでの転倒時、ジャンプ着地時、ツイスト時などでも発生します。

どんな検査をするの?

内側側副靱帯損傷の有無を確認するには、外反がいはんストレステストを行います。
曲げた状態と30゜だけ曲げた状態とで2通り行うことが重要です。
伸ばした状態でも動揺が認められる場合は、より重症度が高く他の靱帯の損傷も合併していると考えられます。


(図;関節機能解剖学に基づく 整形外科運動療法ナビゲーションより引用)

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静・固定・アイシング
  2. 超音波療法
  3. ストレッチ
  4. サポーター・テーピング
  5. 運動療法・リハビリ
  6. インソール療法
  7. 合併損傷の場合は手術

 

テーピング


①膝の上下アンカーテープ(黒)を巻きます。



②らせん状にスパイラルテープ(赤)を巻きます。



③反対方向にスパイラルテープ(青)を巻きます。



④膝の内側に縦サポート、Xサポート(緑)を貼ります。



⑤アンカーテープ(黒)を巻いて完成。

 

靴合わせとインソール療法

内側側副靱帯を損傷しやすい方は、knee in – toe outといって膝が内側に入りやすい特徴的な歩き方や走り方をしています。
インソールでバランスを整えることで、悪い動きを良い動きに変えていきます。

詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。