ベーカー嚢腫のうしゅとは

膝の周りには滑液包かつえきほうといわれる袋が10数個あるといわれています。滑液包とは、けん靱帯じんたいに摩擦がかかるのを軽減するための潤滑油が入った袋のことです。滑液包で炎症が起こると、袋の中に水が溜まり腫瘤しゅりゅうを形成します。特に膝の裏で起こった滑液包の炎症ことをベーカー嚢腫と呼びます。50歳代の女性に好発します。

ベーカー嚢腫2
ベーカー嚢腫とは

ベーカー嚢腫の症状

通常は痛みはあまりなく、膝の裏の腫れているため膝を曲げると圧迫されたり違和感を感じる程度の症状です。
しかし腫れが大きくなると、痛みが強くなったり、滑液包が破裂し静脈炎じょうみゃくえんを起こすこともあります。

ベーカー嚢腫の原因

膝の裏側にある内側腓腹筋滑液包ないそくひふくきんかつえきほう半腱様半膜様筋滑液包はんけんようはんまくようきんかつえきほうという滑液包に炎症が起こり発症します。
関節リウマチ、変形性関節症へんけいせいかんせつしょう、膝の使いすぎなどからも起こりますが、原因がはっきりせず炎症を起こすこともあります。

ベーカー嚢腫
ベーカー嚢腫とは

ベーカー嚢腫の治療法

強い痛みなどがなければ治療の必要はありません。
膝関節の曲げ伸ばしに制限があったり強い痛みがある場合には、病院で注射器を使って中の液体を抜いてもらいます。
変形性膝関節症の炎症による場合はそちらの治療も行わなければなりません。

靴合わせ・インソール療法

足のゆびが地面についていない状態のことを、「浮き趾うきゆび」といいます。
浮き趾の影響で、歩くときに足先が外方向へ流れるわるい歩き方をしてしまい、体重が後ろに片寄るようになってきます。
体重が後ろに片寄ると膝が反ってしまったり、変形性膝関節症の原因になったりします。
靴とインソールで悪い動きを修正すると痛みの軽減も早く、再発予防にも効果的です。

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