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上腕二頭筋って?
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上腕二頭筋長頭腱炎とは
上腕二頭筋の2つの束のうち、長頭の腱が骨との間での摩擦により炎症を起こしてしまうことをいいます。
上腕二頭筋長頭腱炎の症状
- 肩の前面が痛い
- 重い物を持つ、力を入れて腕を外方向にねじると痛みが増す
上腕二頭筋長頭腱炎の原因
長頭腱は「大結節」「小結節」という2つの骨のでっぱりの間にある溝の中を通ります。
さらに、溝の中で急激に方向を変えるため、長頭腱は溝の中で摩擦を起こしやすく、腕を酷使することで炎症を起こしてしまいます。
重い物を運ぶなど、上腕二頭筋に繰り返し負担がかかることで発生します。
また高齢者では、筋力が弱っている状態でわずかな負担がかかることで発生する場合もあります。

上腕二頭筋長頭腱炎の検査
問診では痛くなった状況の確認、ケガの有無、痛みの状態などを確認します。
視診・触診により、押さえて痛い箇所、筋力の低下がないか、肩の動きなどを確認します。
次の徒手検査で、肩の前面に痛みが出れば上腕二頭筋長頭腱炎が疑われます。


上腕二頭筋長頭腱炎の治療法
- 急性期には患部の安静
- 超音波療法
- 慢性期には温熱療法
- ストレッチ
- テーピング
上腕二頭筋長頭腱炎はどんな人に多いの?
20~40歳代の男性に多くみられます。
重い物を持つ肉体労働者やスポーツ愛好家に起こります。
スポーツ愛好家では、テニスやバレーボール、野球などで多く発症します。
上腕二頭筋長頭腱炎に対するストレッチ
30~60秒伸びた姿勢をキープしてください。

上腕二頭筋長頭腱炎に対するテーピング
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