【偏平足】後脛骨筋腱機能不全の原因や治療法【金沢市】

ふくらはぎの内側の深くから内くるぶしの後ろを通って、土踏まずのてっぺんにある骨に付着しています。
そのため、後脛骨筋は土踏まずを吊り上げるように働きます。

後脛骨筋腱機能不全こうけいこつきんきのうふぜんとは、足の土踏まずを支える腱けんが炎症を起こしたり、断裂したりして機能しなくなり、足の痛みや扁平足へんぺいそくを起こす病気です。
はっきりした原因は不明ですが、中高年の女性の片足に起きることが多く、何年かして症状が現れます。

• 足の内側や足首の痛み
• 足の内側や足首の腫はれ、患部の熱感、発赤ほっせき
• 活動中に悪化する痛み
• 扁平足
• 足首が内側に曲がる

後脛骨筋腱は、転倒やスポーツなどによる衝撃から損傷されます。また、腱に過剰な負荷がかかる場合も損傷につながります。
損傷につながる運動には、ウォーキングやランニング、ハイキング、階段を上ること、また衝撃を伴うスポーツがあります。

• ４５歳以上
• 女性
• 肥満
• 関節リウマチ
• 糖尿病
• 高血圧症

• 局所の安静：痛みが強く歩行困難なときには、固定し体重をかけないようにします。
• 薬物療法：腱鞘滑膜炎けんしょうかつまくえんによる痛みが著しいときには、病院で非ステロイド抗炎症薬こうえんしょうやくによる治療を検討します。
• インソール療法：踏まず支えのついたインソールを装着します。
• 運動療法：急性期の症状が軽減すればアキレス腱や腓骨筋腱ひこつきんけんのストレッチング、足関節の筋力強化訓練、可動域訓練を行います。

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