モートン・フットとは
親指の骨(第1中足骨)が、2番目の骨(第2中足骨)より短い形状の足のことを、モートンフットと呼びます。


モートン・フットによる症状
モートン・フットは生まれつきのもので、治療の必要性はありません。
ただし、通常の足の人と比べると、足が内側に落ち込みやすくなるため、次のようなリスクがあるといわれています。
- 扁平足になりやすい
- 外反母趾になりやすい
- 膝痛・腰痛になりやすい
- 足の裏にタコが出来やすい
モートン・フットの原因
持って生まれたものです。まれに外反母趾の手術後にモートン・フットになることがあります。
モートン・フットの見つけ方
ゆびの付け根の関節をしっかりと曲げると、中足骨頭のふくらみが見えてきます。
通常の場合は第1中足骨と第2中足骨はほぼ同じ長さです。
第1中足骨よりも第2中足骨が長い場合はモートン・フットとよばれる状態です。
親ゆびそのものが短い場合もありますし、見た目では親ゆびが長い場合もありますので、注意が必要です。

モートン・フット自体は治療の必要なし
第1指中足骨の接地が十分でないと、第2指中足骨に2倍の荷重負荷がかります。
足が内側に落ち込み、足首の内側の筋肉に不自然な圧迫がかかります。
モートンフットのアスリートは普通の足に比べ第2中足骨の骨折が多いとも報告されています。
モートン・フット自体は、治療は必要ありません。
大切なのは、モートン・フットの特性を理解した上での靴選びやインソール装着により、
疲労骨折をはじめ他の部位への障害を予防することです。