足首後方の痛みの原因!? 足関節後方インピンジメント症候群とは
足首の骨(距骨)は、後方に突出した突起があります。この部分はスポーツやクラシックバレエなどでつま先を伸ばす動作を繰り返すたびに圧迫され刺激されます。これにより足首の後ろに炎症が発生し、足首の後方に痛みを生じます。

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足関節後方インピンジメント症候群の症状
- サッカーのキックやシュートをしたとき、クラシックバレエでポワント姿勢をとったときなどつま先を強く下にさげると痛い
- アキレス腱のやや外側を押さえると痛い
- スポーツをしていると徐々に痛くなる
足関節後方インピンジメント症候群の原因
スポーツ中につま先を強く下におろしたときに、足首の後方で骨同士がぶつかったり軟部組織がはさみ込まれたりするために痛みが生じると考えられています。
足首の後方に本来ならば無いはずの骨がある場合(三角骨障害)、足首の骨の骨折や疲労骨折の場合もあります。
足首の痛みの正体!? 三角骨障害とは?
距骨の後ろ側には外側結節と内側結節の2つのでっぱりがあります。外側結節の方がでっぱりが大きく、痛めるのは外側結節がほとんどです。
この結節は小学生ぐらいの時期では、成長軟骨のやわらかい部分で、成長とともに距骨とくっつき1つの骨が完成します。
しかし1つの骨にならずに、余剰な骨として残ることがあります(頻度は14~25%)。
この状態を三角骨といいます。三角骨周囲に痛みを生じたものを三角骨障害といいます。



足関節後方インピンジメント症候群の治療法
繰り返し動作による炎症によるものでは、つま先立ちなどの運動を中断し、超音波治療などで炎症をおさえます。
炎症症状が強い場合はテーピングや包帯などで足首が過度に下にさがらないようにします。骨折の場合はギプスで固定します。それでも、症状を繰り返す場合は関節鏡下で骨を取り出します。
足関節後方インピンジメント症候群に対するテーピング
伸縮性のテープを2本準備します。
1本目;足の甲からスネの前の筋肉が全体おおわれるくらいまでの長さ
2本目;踵の内側から外くるぶしまでの長さ
①テープの端は引っ張らずに乗せるだけ。

②足首を上に起こし、テープを自然に引っ張りながら貼ります。

③踵の内側にテープの端を貼付します。

④テープを引っ張りながら踵の下を通り、外くるぶしに向かって貼付して完成。

足関節後方インピンジメント症候群に対する超音波療法
急性期の炎症を抑えるには超音波による循環の改善が効果的です。微細な超音波による振動により炎症を早期に軽減させ、むくみの改善などに効果があります。
