子供の偏平足や歩き方の異変に要注意

お子様のこのようなお悩みはありませんか?

  • 足が気になる(偏平足・外反母趾・浮きゆびなど)
  • 姿勢が悪い(猫背・反り腰など)
  • 歩き方・走り方がおかしい(トボトボ歩く・すり足で歩くなど)
  • よくケガをする
  • バランスが悪い

もしかして次のような症状はありませんか?

  • 全身運動が苦手(特定のスポーツは得意なこともある)
  • あちこちぶつかる、よく転ぶ
  • 落ち着きがない
  • やる気がなく見える、だらしなく見える
  • 集中力がない
  • 手先が不器用、爪を噛む、髪の毛を抜く
  • キャッチボールが苦手、読書で同じ行を読む・一行飛ばして読んでしまう
  • 赤ちゃんの頃にハイハイや寝返りが少なかった、歩き始めが早かった
  • 偏食がある

まずは動画をご覧ください

 このような特徴的な歩き方が気になることはありませんか?こういった歩き方の背景には、扁平足や浮きゆびなど足のトラブルを抱えていることが多くあります。

 さらに姿勢が悪い、転びやすい、落ち着きがない、苦手な動きがあるなど共通した症状を有していることもあります。

子どもの足のトラブル「浮きゆび」や「内反小趾」とは

 「浮きゆび」は足のゆびが地面につかない状態のことをいいます。そのため体重が「かかと」寄りになります。

 「内反小趾」は小趾こゆびが内側に曲がる状態。外側で踏んばることが難しくなります。

 浮きゆびの原因は、足のゆびを使わないでいることことにもあります。足の裏を使った遊びや運動をする人たちは減ってきているため、足裏の筋肉が発達せず、土踏まずが十分に発達しない子供も増えてきています。

アルコット接骨院子どもの足外来05
(図;http://www.orthotics-society.or.jp/より引用)
アルコット接骨院子どもの足外来05
(図;http://www.orthotics-society.or.jp/より引用)

増える子どもの足のトラブル

 NPOオーソティックスソサエティーが、幼稚園に通う子どもを対象に、足のサイズや指の変形、足裏の接地の具合を調べました。

 その結果、子どもたちの47%の足に「浮きゆび」が、70%に「内反小趾ないはんしょうし」が、4%に「外反母趾がいはんぼし」が見られました。

 さらに、この調査でこれまで常識的だった「日本人の足は甲高幅広」ではなく、むしろ甲まわり(足囲)が細めの傾向にあることがわかりました。

(図;http://www.orthotics-society.or.jp/より引用)

子どもの足の特徴

  1. 1~3歳くらいまではほとんど軟骨で出来ています。
    大人のようにかかとを着いてつま先で地面を蹴って歩くのではなく足全体で歩きます。
  2. 3~6歳くらいにおおよそ土踏まずが形成されます。
  3. 12~17歳くらいまでに大人と同じようになります。

足の成長が完全に完了するのは17歳頃になり、人生の約4分の1の長い期間をかけて、人間の足は完成します。

 どうせすぐに小さくなって買い替えるからと、必要以上に大きいサイズを選んでいると、靴の中で足がすべってしまい、歩くときに脱げやすくなるため、無意識のうちに足の指に力が入ってしまいます。サイズの大きい靴やスリッパは要注意です。

アルコット接骨院子どもの足外来02
(図;http://www.orthotics-society.or.jp/より引用)

子どもの足が大切な理由

 子どもの足と大人の足は大きく異なります。子どもの足の多くは軟骨で出来ており、柔らかいのが特徴です。子どもの足が大人の足になるまでに、しっかりとした形状を作ってあげなければなりません。それにより大人になったときに、正しい形状の足の上に体が乗せることができます。

 さらに、足は脳の発達に対して影響を与えます。子どもは歩いたり走ったりする刺激により脳の発達が促されます。3~10才までは特に脳に対して大きな影響を与えるとされています。このように脳の発達には足がとても大切です。

子供の外反母趾

「感覚のつまずき」にも注意

 子どもは、身体の発達とともに『脳の機能』も発達します。脳機能が発達するためには2つの栄養が必要です。
 1つは呼吸によって取り込まれる酸素や食事によって摂取される栄養素です。そしてもう1つは、運動によって得られる「適切な感覚」です。
 歩く・走るだけでなく木登りや砂・泥遊び、ドッジボールなど、多様に身体を動かすことでさまざまな感覚が得られ、脳機能を発達させます。
 現代では外遊びの機会が減ったことで、感覚の育ちにつまずいてしまうことも多く見られます。

自覚しにくい3つの感覚

 五感といわれる視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚は自覚することができる感覚です。それとは対照的に「触覚(一部)」「前庭感覚」「固有感覚」はほとんどが無意識のうちに使っている感覚です。

 「触覚」は、そのセンサーが全身の皮膚や粘膜に張り巡らされており、痛みや温度、圧力などを感じ取ります。触覚のトラブルは、不器用さ、身につけるものの触感のこだわり(触覚防衛反応)、鉛筆や爪を噛む・髪の毛を抜く(自己刺激行動)などの症状が起こります。

 「前庭感覚」は、揺れや回転、加速度(車の発進やエレベーターの動き)を感知する感覚で、姿勢のコントロールに関わっています。これら姿勢のコントロールは無意識で行っており、乳児期の頃に発達します。

 生後3か月頃に首が座り、6か月頃にはお座りが、10か月頃にはつかまり立ちが出来るようになります。首から背中、足へと姿勢がコントロールすることが出来るようになり、1歳を過ぎる頃には歩行が可能になります。

 これらは筋力が鍛えられたのではなく、前庭感覚を中心とした脳機能が発達したことによるものです。前庭感覚のトラブルは、重力に対して体の軸を保つことが難しくなり、姿勢が崩れやすく転びやすくなります。

子供の発達

 「固有感覚」は、自分の手足がどの程度曲がっているのか、伸びているのか、またどのくらい筋肉に張りが生じているのかを知覚し、力加減をするための感覚です。固有感覚のトラブルは不器用さや物の扱いが乱雑などの症状を起こします。

子供が姿勢が悪い原因

 次のようなお腹を前に突き出した反るような姿勢は頻繁に見受けられます。しかし、本人はこのような悪い姿勢をしていることには気づいていません。

 「触覚」が未発達なため、自分と外界の境界線を正しく認識することが出来ていないのかもしれません。また、「前庭感覚」につまづきがありバランスがとれず体を反らせているのかもしれません。さらに、「固有感覚」が正しく育っていないと、お腹や背中の筋肉の感覚をうまく感じとれないため姿勢の調整が出来ないという可能性もあります。

 これら3つの感覚は自覚しにくいため、姿勢や歩き方の異常が、感覚のつまづきによるものだと本人は気づきません。姿勢が悪い、歩き方がおかしいといった症状は、「感覚」がうまく育っていないため、結果としてそういった姿勢や歩き方になっているだけなのです。

 「姿勢を良くしなさい」「シャキッと歩きなさい」といくら教えたところで改善しないのはこのためです。

感覚にアプローチするインソールと運動療法

感覚認識する感覚起こるトラブル
触覚手足・身体の輪郭・サイズや位置・あちこちぶつかる、よく転ぶ、段差につまずく
・落ち着きがない
・身につけるものへのこだわり
・くすぐったがり
・鉛筆や爪を噛む・髪の毛を抜く
前庭感覚身体の軸の傾き具合・姿勢が悪い
・やる気がなく見える、だらしなく見える
・集中力がない
・乗り物酔い
・キャッチボールが苦手、読書で同じ行を読む・一行飛ばして読んでしまう
・赤ちゃんの頃にハイハイや寝返りが少なかった、歩き始めが早かった
固有感覚関節の曲げ伸ばし具合、力加減・不器用
・動作が乱雑

 このように自覚しにくい3つの感覚ですが、これらの感覚につまずきがあると、姿勢不良や体幹機能の低下を招きます。その結果、「扁平足」や「浮きゆび」などの足のトラブルや、猫背や反り腰といった姿勢の異常、歩き方の異常を引き起こします。

 つまり、「扁平足」や「浮きゆび」といったは感覚のつまずきを代償した結果なのです。

子供 扁平足

 足には触覚のセンサーが豊富に存在するため、インソール(足底挿板)によるアプローチが最適です。また子どもの足は17歳くらいまでゆっくりと成長していきますから、子どもの頃から適切な靴とインソールによる足底への刺激は脳機能の発達やバランス機能の向上に優れています。

 また、前庭感覚や固有感覚への刺激においては運動療法を併用することでさらに効果が期待できます。

成長に与える悪影響

 本来、足の裏は土踏まずを除く部分が地面についていなければいけません。足のゆびが地面についていないと、設置面積が小さくなり重心がかかと寄りになってしまいます。そうすると、姿勢が猫背になったり、循環が悪くなり足先が冷たくなったりと悪影響を及ぼします。 

 また、小ゆびが曲がってしまうことで、身体のバランスが悪くなり転びやすい、走るのが遅いなどの現象が起こります。人間はバランスが悪くなると、無意識のうちに踏ん張り、体に無理な力がかかります。浮きゆびや内反小趾によりバランスが悪くなると、成長期の全身に悪影響を与えかねません。

当院で出来ること

お子様の足のサイズ計測をいたします

 2歳ごろまでは1年間で 1.5~2cm、また2~3歳の間は約1cm足の長さが成長すると言われています。成長に合わせて正確なサイズ計測をいたします。

足のサイズ計測

適切なシューズ選びのアドバイスをいたします

 足サイズの計測結果をもとに適切なシューズ選びをアドバイスいたします。いつ頃から、どのようなシューズを履かせればよいかなど、また、通園、通学、運動用など用途に合わせてわかりやすくご説明いたします。

オーダーメイドのインソールをお作りいたします

 さまざまな足のトラブルは子どものうちから始まっています。子どもの足は、正しい靴選びやインソールで改善の可能性があります。
 成長期で作り直す必要があるため、特別割引制度があります。

詳しくは、インソール工房aLcot+の料金のページをご覧ください。

子供のインソール

姿勢不良・歩き方に対する運動療法

 成長期の運動発達や感覚統合を目的とした運動療法を提供いたします。姿勢や歩き方の基礎となる「目の動き」や「脳機能」「感覚機能」にアプローチするエクササイズを行います。

 専門のトレーナーが担当いたします。

パーソナルトレーニング
※年齢により料金が異なります

4,180〜7,700円
(税込)

担当者紹介

インソール作製 麻多聡史

 整形外科で勤務後、独立。2,000人を越える足のトラブルに携わる。フットケアによる足元からの地盤作り、手技療法での痛み改善、運動療法による競技復帰・予防・パフォーマンスアップの3本柱でサービスを提供する。

金沢市アルコット接骨院院長

運動療法 古川拓実

 2015年よりトレーナー活動を始める。最新の知見などを学び高齢者からアスリートまでサービスを幅広く提供。現在は運動だけではなく栄養の情報発信や勉強会なども主宰してる。