偏平足や歩き方の異変
このようなお悩みはありませんか?
- 足が気になる(偏平足・外反母趾・浮きゆびなど)
- 姿勢が悪い(猫背・反り腰など)
- 歩き方・走り方がおかしい(トボトボ歩く・すり足で歩くなど)
- よくケガをする
- バランスが悪い
子どもの足が大切な理由
子どもの足の多くは軟骨で出来ており、柔らかいのが特徴です。子どもの足が大人の足になるまでに、しっかりとした形状を作ってあげなければなりません。
さらに、足は脳の発達に対して影響を与えます。子どもは歩いたり走ったりする刺激により脳の発達が促されます。3~10才までは特に脳に対して大きな影響を与えるとされています。このように脳の発達には足がとても大切です。

「浮きゆび」や「内反小趾」とは
「浮きゆび」は足のゆびが地面につかない状態のことをいいます。そのため体重が「かかと」寄りになります。
「内反小趾」は小趾が内側に曲がる状態。外側で踏んばることが難しくなります。
浮きゆびの原因は、足のゆびを使わないでいることことにもあります。足の裏を使った遊びや運動をする人たちは減ってきているため、足裏の筋肉が発達せず、土踏まずが十分に発達しない子供も増えてきています。


子どもの足のトラブル
NPOオーソティックスソサエティーが、子どもを対象に、足のサイズや指の変形、足裏の接地の具合を調べました。
その結果、子どもたちの47%の足に「浮きゆび」が、70%に「内反小趾」が、4%に「外反母趾」が見られました。
さらに、この調査でこれまで常識的だった「日本人の足は甲高幅広」ではなく、むしろ甲まわり(足囲)が細めの傾向にあることがわかりました。


子どもの足の特徴
1~3歳くらいまではほとんど軟骨で出来ていて、足裏全体で歩きます。
3~6歳くらいにおおよそ土踏まずが形成され、12~17歳くらいで大人と同じようになります。
足の成長が完了するのは17歳頃になり、人生の約4分の1の期間をかけて、「足」は完成します。
どうせすぐに小さくなるからと、必要以上に大きいサイズを選んでいると、足の成長を阻害するため要注意です。

成長に与える悪影響
本来、足の裏は土踏まずを除く部分が地面についていなければいけません。足のゆびが地面についていないと、重心がかかと寄りになり猫背や循環不良などの悪影響を及ぼします。
また、小ゆびが曲がってしまうことで、身体のバランスが悪くなり転びやすい、走るのが遅いなどの現象が起こります。人間はバランスが悪くなると、反射的に体が緊張します。浮きゆびや内反小趾によりバランスが悪くなると、成長期の体に悪影響を与えます。

当院で出来ること
サイズ計測
2歳ごろまでは1年間で 1.5~2cm、また2~3歳の間は約1cm足の長さが成長するといわれています。成長に合わせて正確なサイズ計測をいたします。

シューズ選び
足サイズの計測結果をもとに適切なシューズ選びをアドバイスいたします。いつ頃から、どのようなシューズを履かせればよいかなど用途に合わせてわかりやすくご説明いたします。

インソール作製
さまざまな足のトラブルは子どものうちから始まっています。子どもの足は、正しい靴選びやインソールで改善できます。
高校生以下の方は、特別割引制度がございます。

運動療法
成長期の運動発達や感覚統合を目的とした運動療法を提供いたします。姿勢や歩き方の基礎となる「目の動き」や「脳機能」「感覚機能」にアプローチするエクササイズを行います。
月に1〜2回のペースで行うのが理想です。専門のトレーナーが担当いたします。

担当者紹介
整形外科で勤務後、独立。10,000人を越える足のトラブルに携わる。フットケアによる足元からの地盤作り、手技療法での痛み改善、運動療法による予防の3本柱でサービスを提供する。
