【股関節の痛み】 ぺルテス病の原因と治療法 【成長期】

ペルテス病とは

子どもの時期に、大腿骨頭部だいたいこっとうぶ成長軟骨せいちょうなんこつが障害される病気です。発症年齢は6歳をピークに、だいたい4歳から7歳に多く見られます。男女比では6:1の割合で、男の子に多くみられます。


(図;https://pedclerk.bsd.uchicago.edu/page/legg-calve-perthes-diseaseより引用)

 

症状

  • 股関節の痛み(しばらく休むと痛みが楽になることもある)
  • 太ももを外側に倒したり、内側にひねるとき、特に痛みを感じる
  • 運動の制限(あぐらをかけない等)
  • 跛行(びっこをひく、歩き方がおかしい、足を引きずる等)
  • はじめに膝の痛みを訴えることが多い

 

原因

大腿骨頭の成長部の血行不良と考えられていますが、血行不良をまねく原因はわかっていません。


(図;jbjs.orgより引用)

 

とにかく早期発見、早期治療を!

この病気は大腿骨頭が潰れていきますが、早期発見できれば時間はかかりますが元通りに治っていきます。発見が遅れ股関節に体重をかけていると、変形を残したままになってしまうので、変形を残さないために早期発見・早期治療が大切です。

(図;http://wakitaseikeigeka.lolipop.jp/diagnosis/?paged=2より引用)

 

どんな経過をたどるの?

子どもの病気であるペルテス病は、血行の再開通がおこり修復することが大きな特徴です。
発症から修復が終了するまで、約 3~ 5 年かかります。これを大きく 4つの病期にわけます。

  1. 滑膜炎期
    極めて初期で レントゲンではわずかな変化しかない時期です。
    この時期にも壊死は進行しつつあり、MRI、超音波診断などではその変化をとらえることができます。
  2. 壊死期
    レントゲンでは骨頭部は壊死により、扁平化し、白くうつります。
    この時期がもっとも骨がもろくつぶれやすい時期です。
  3. 分節期
    血行の再開により、壊死に陥った骨が吸収され新しい骨に置換される時期です。
    この時期は 1〜2 年続きますが、体重がかかる部分が新しい骨に置換されれば、つぶれる危険性は少なくなります。
  4. 修復期
    修復が完了するまでの時期です。
    この時期ではもうつぶれる危険性はありません。
    逆にこの時期に治療を開始しても効果は期待できません。
    この時期も 1〜2年続きます。

(図;www.ijoonline.comより引用)

 

どんな検査をするの?

問診や触診、股関節の動きの範囲、歩き方、足の長さの違いなどを調べ、ペルテス病が疑われる場合は早急に病院でレントゲン検査を行います。股関節の痛みはさほどではなく、膝が痛いと訴えることも多いため、この年代の膝痛には股関節疾患を頭において検査をすすめることが重要です。


(図;www.radiologytutorials.comより引用)

 

どんな治療があるの?

ペルテス病は、⼀度骨頭がつぶれてしまうと、 つぶれたままの形で新しい骨ができ、変形した骨頭となってしまいます。最終的には変形性股関節症となり、大人になってから痛みや歩行障害が生じてしまいます。従っていかにつぶれやすい時 期をつぶさないようにするかがペルテス病の治療となります。

次のような治療があります。

  1. 経過観察
  2. 装具療法
  3. 手術療法


(図;www.arizono-gishi.comより引用)

こんな症状に注意!!

2~10歳前後の子供(とくに男の子)で、最近歩き方がおかしく、次のような症状がある場合はペルテス病の恐れがあります。すぐに検査を受けましょう。

 

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