特発性大腿骨頭壊死症

特発性大腿骨頭壊死症とくはつせいだいたいこっとうえしょうとは

股関節にある大腿骨頭の血流がとどこおり壊死してしまう病気です。
大腿骨頭は血管が少なく、血流が悪くなりやすい部分です。
壊死した部分が体重を支えられずに、潰れてしまい痛みが現れます。

(図;hippaindiagnosis.weebly.comより引用)

 

 

症状

  • 股関節の痛み(比較的急に現れる)
  • 股関節の違和感
  • 跛行はこう(足を引きずる、びっこをひく、歩きにくい等)
  • 坐骨神経痛ざこつしんけいつうのような痛みを訴えることもある
  • 太ももから膝にかけて痛みが出ることもある

原因

原因はまだはっきりとは分かってはいませんが、なりやすい要因が2つあります。1つ目はお酒を飲みすぎによるものです。2つ目は、ステロイドの服用によるものです。

(図;https://www.ishiyaku.co.jpより引用)

 

初期には痛みが出ない

初期の壊死では痛みが出ないことがほとんどです。
壊死した骨が潰れることで痛みとなります。つまり骨が壊死してから痛みを感じるまでに時間差があります。
壊死している範囲が小さい場合、生涯痛みを感じない人もいます。

 

進行するとどうなるの?

大腿骨頭の内側のみの壊死の場合では、治療が必要になることはあまりありません。
中央から外側へと壊死が進むと、時間とともに壊死した部分が潰れてきて、痛みなどの症状が出てきます。
骨のつぶれ具合が軽度で停止すると、症状が軽快することがあります。
症状が持続する場合は、手術が必要になることもあります。

(図;www.fukuoka-mirai.jpより引用)

 

どんな検査をするの?

問診や触診、関節の動きの範囲、歩き方、足の長さの違いなどを調べ、病院でレントゲン検査やMRI検査を行い診断されます。

(図;blog.livedoor.jp/soshi_sportsより引用)

 

どんな治療があるの?

骨が壊死している範囲と、患者さんの背景、年齢、活動量、仕事内容、他の疾患などによって、治療法が決まってきます。
壊死の範囲が小さい場合は、症状がない場合も多いので、経過観察になります。骨が潰れてくると痛みがでてきます。
潰れが少なく、比較的若い方や関節の動きが保たれている方の場合は、自身の骨をなるべく残す「骨切り術」が行われます。
壊死している範囲が非常に広い場合は、「人工股関節置換術」や「人工骨頭置換術」という人工物と取り換える手術が必要になります。

(図;www.blogdetrauma.comより引用)

 

 

手術後の注意点

手術後は人工関節が脱臼する場合があるため、次のような姿勢には気をつけてください。
脱臼の発生率は人工股関節の置換術を受けた人の 2~3%ほどといわれています。
ほとんどが術後 3 ヶ月以内に起こります。傷口が股関節の前側にあるか後ろ側にあるかで、脱臼する恐れがある肢位が変わります。

(図;www.kansetsu-itai.comより引用)