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歩くと足の裏が痛い(足底腱膜炎)

母趾球の痛み(種子骨障害)

足の内側の骨が出っぱり痛い(有痛性外脛骨障害)

足先のしびれ(モートン病)

歩くと指の付け根が痛い(中足骨頭部痛)

足の裏にしこりがある(足底線維腫)

第5中足骨(小趾の骨)の痛み(ジョーンズ骨折)

ランニングによる足の裏のしびれやうずき(ジョガーズ・フット)

成長期の子供が足の内側を痛がる(第1ケーラー病)

10~16歳の女子が第2~3趾の付け根を痛がる(フライバーグ病)

 

母趾球の痛み 種子骨障害の原因や症状、治療法

種子骨って?

親指に付け根にある小豆くらいの大きさの骨です。
種子骨は通常二つあり、走ったり跳んだりする時の蹴り足の衝撃を吸収してくれる役割があります。
その他、親指を動かす筋肉の腱がくっついていて、筋肉の作用の効率を高めています。
また、種子骨しゅしこつの下を趾神経ししんけいが通っています。

種子骨障害とは

種子骨とは

 

種子骨障害とは

種子骨にはさまざまなストレスがかかるため、炎症を起こし母趾球ぼしきゅうに痛み発生させるものです。
中には骨折したり足趾の間を通る神経の障害を起こしたりすることもあります。
陸上やバスケット、空手や剣道など、ランニング動作や踏み込み動作の多い競技によくみられます。

 

症状

  • 母趾球が痛い(走る、踏み込むなど)
  • 種子骨近辺を押さえたり、足の親指を反らすと痛い
  • 炎症がひどいと足をつけただけで痛くなる

 

原因

種子骨障害蹴り出し時の痛み

種子骨障害 蹴り出し時の痛み

地面を蹴り出すとき、足の裏の筋肉は収縮し種子骨を引っ張る力が生まれます。
この力の繰り返しにより、種子骨が炎症を起こします。
強く踏み込むときは、地面からの衝撃が直接種子骨に加わることで発生します。
また、生まれつき内側の種子骨が2つに分かれている場合もあります。これを分裂種子骨ぶんれつしゅしこつといいます。ここにストレスがかかり痛みを引き起こしている場合もあります。
土踏まず(アーチ)が高い人は、足の裏の筋肉が硬く種子骨障害になりやすいとされています。

どんな検査をするの?

種子骨障害母趾球を押さえると痛い

種子骨障害 母趾球を押さえると痛い

種子骨や母趾球を押さえて痛みがある場合、種子骨障害が疑われます。
外反母趾やハイアーチがあると種子骨で炎症を起こしやすいため、足部の変形がないか確認します。
また、足のどこに体重が乗っているかフットプリントをとって確認します。
サイズが合っていない靴も痛みの原因になるため靴のチェックも欠かせません。
痛みを繰り返す場合は、病院で検査をして分裂種子骨や疲労骨折の有無を調べることもあります。

どんな治療があるの?

痛みが強いうちは運動を中止し、超音波療法やアイシングにより炎症症状をおさえます。
ハイアーチなど足の裏の筋肉が硬いときには柔軟性を高めます。
足にかかるストレスを軽減する目的で特殊なパッドをシューズの中に入れたり、靴の中敷きの母趾球部分をくりぬくなどの方法も有効です。
ほとんどはこのような治療でよくなります。

種子骨障害インソールくりぬく

種子骨障害 インソールの種子骨部分に穴をあける

種子骨障害でインソールをくりぬく

種子骨障害 インソールの種子骨部分に穴をあける

 

種子骨障害のテーピング法

アルコット
種子骨障害の多くは、母趾の過伸展がみられます。
種子骨障害のテーピング法

種子骨障害のテーピング法

アルコット
健側と比べると一目瞭然。
種子骨障害のテーピング法

種子骨障害のテーピング法

アルコット
種子骨を保護するパッドを作製します。
種子骨障害のテーピング法

種子骨障害のテーピング法

アルコット
母趾の過伸展を抑制するテーピングを巻きます。
種子骨障害のテーピング法

種子骨障害のテーピング法

靴のチェックポイント

かかとまわりがしっかりしていること

靴の正しい選び方とは

靴の正しい選び方とは

かかとの骨をまっすぐな状態に保つためには、かかとのまわりがしっかりした靴を選ばなければなりません。
かかとの骨が内側や外側に傾いていると、歩行中に足首が不安定になります。
靴のかかとが軟らかいと、この傾きを防ぐことができません。
靴のかかとがしっかりフィットして強さがあると、足首の不安定性を防ぐことができます。

ゆびが曲がる位置で靴も曲がること

靴を手で折り曲げてみると

靴のフレックスポイントとは

靴のフレックスポイントとは

真ん中で二つに曲がる靴
まったく曲がらない靴
ふにゃふにゃな靴
ねじれが生じる靴など
いろいろありますが、いずれも足によくありません。
ベストなのは、指が曲がる関節の位置で曲がる靴です。

 

足と靴が一体化していること

足と靴をフィットさせるためには靴紐やマジックテープなどの調整具がついていることが重要です。
調整具の目的は、足首で靴を固定し足を安定させることです。
調整具のないパンプスなどの靴は、フィット感が悪くなります。
試し履きの際に何度かつま先立ちをしてかかとが脱げないかを確かめてください。

 

足の内側の骨が出っぱり痛い 有痛性外脛骨障害の原因や症状、治療法

有痛性外脛骨障害とは

足には本来なら存在しない余分な骨があることがあります。
外脛骨がいけいこつは足部中央の内側にある過剰骨かじょうこつのひとつです。
痛みや腫れなどの症状がなければ問題ありません。
しかし、激しいスポーツを行うと、外脛骨に痛みを生じることがあり、これを有痛性外脛骨障害ゆうつうせいがいけいこつしょうがいといいます。
小学校高学年以降に多く見られる疾患です。

有痛性外脛骨障害

有痛性外脛骨障害とは

 

 

症状

  • 内くるぶしの前方が隆起してくる
  • そこを押さえると痛い
  • 運動を繰り返しているうちに痛みが強くなってくる
  • スポーツ活動が盛んな10~15歳に発症することが多い

原因

舟状骨しゅうじょうこつには後脛骨筋こうけいこつきんという筋肉がくっつきます。捻挫ねんざや繰り返される後脛骨筋の牽引力によって、外脛骨部分が舟状骨からはがれるようになって、その部分で炎症をおこすことで痛みが発生します。

有痛性外脛骨障害 筋の付着

有痛性外脛骨障害 後脛骨筋腱の付着

 

 

どのような人に多いの?

女子に多く発症し、扁平足へんぺいそくが発症に関与しているといわれています。

有痛性外脛骨障害 足部の回内

有痛性外脛骨障害 足部の回内

 

どんな検査をするの?

内くるぶしの前方に骨の膨隆が認められ、そこを押さえると痛い場合は有痛性外脛骨障害が疑われます。必要に応じて、病院でレントゲンを撮り舟状骨の変形を確認します。

 

どんな治療があるの?

症状を繰り返すことはありますが、15~17歳の骨の成長が止まることには自然に治癒することが多い疾患です。アーチの低下や足部の変形との関連があるため、アーチをサポートするテーピングや外脛骨部への刺激を軽減する目的でインソール(中敷)を使用します。

有痛性外脛骨障害 インソール

有痛性外脛骨障害 インソール

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テーピング

  • かかとの骨が内側に倒れないようにする
  • 土踏まずをサポートする
  • 舟状骨が落ち込まないようにする
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靴合わせ・インソール

扁平足などの足の変形があると、外脛骨の痛みの原因になります。そのためインソール(中敷)で足のアーチを支え安定させます。また、成長期は「どうせすぐ小さくなるから」とサイズの大きめの靴を履くことが多く、足の負担になります。足のサイズ計測をしっかりおこなって自分に合った靴を選びましょう。詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。

インソール回内補正

インソールによる回内足の補正

 

足先のしびれ モートン病の原因や症状、治療法

モートン病とは

モートン病とは

モートン病とは

足の裏にある神経が靱帯と骨でできたトンネル内で圧迫を受けて
痛みやしびれを起こす疾患です。
刺激に弱い神経なので、少しの力で圧迫されてしまいます。
中年以降の女性に好発し、中腰の作業をする人やハイヒールをよく履く人に多くみられます。

 

どのゆびに多いの?

モートン病のしびれの部位

モートン病のしびれの部位

第3~4趾間に多くみられますが、第2~3、4~5趾間のこともあります。

 

症状

  • 足に体重をかけた時の足の指に放散する痛みやほてり
  • しばしば安静にしていても痛みがある
  • 足の指の知覚が障害されることもある

 

原因

モートン病の原因ははっきりとわかっていません。
モートン病を引き起こす原因として考えられるのは、足のサイズに合っていない靴を履くことで、足が締め付けられ神経が圧迫されることです。
幅の狭い靴やハイヒールなどを履くことで引き起こされます。
また外反母趾や扁平足、開帳足などの足が変形している方も足のアーチのバランスが崩れるため発生しやすい傾向にあります。

 

どんな検査をするの?

中足骨間ちゅうそくこつかんのチネル徴候ちょうこう圧痛あっつう、foot squeezeテスト、足の裏の知覚検査ちかくけんさ、フットプリントなどを行います。

モートン病の検査

モートン病の検査

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静、ハイヒールの調整
  2. 鎮痛処置:湿布や超音波治療など
  3. 足の裏の筋肉のトレーニング
  4. インソール、靴合わせ

 

足には3つのアーチがある

ヒトの足にはドーム状の3つの「アーチ」があります。「内側縦ないそくたてアーチ」「外側縦がいそくたてアーチ」「横アーチ」です。

なぜこのようなアーチが存在するかというと

  1. 地面の凹凸や傾斜に足を適合させる
  2. 衝撃を吸収する
  3. 地面を蹴る力を高める
  4. 足の裏の筋肉、けん、神経、血管を圧迫から守る

などの役割をしています。

足の3つのアーチ

足の3つのアーチ

 

土踏まずとモートン病の関係

かかとの骨が内側に倒れてしまうと、足のアーチが崩れてきていわゆる扁平足へんぺいそくの状態になってしまいます。
それと同時に横アーチも崩れてしまい、足の指の間が開いてしまいます。これを開帳足かいちょうそくといいます。
足の裏の神経は、足の骨の間のトンネルを通り指先まで至ります。
横アーチが低下した状態ではトンネルの中が狭くなり神経が圧迫されてしまいます。
さらに、この状態で指を反らすと神経が引っぱられ強い痛みが生じます。

足のアーチの崩れ

足のアーチの崩れ

モートン病のメカニズム神経の圧迫

モートン病のメカニズム 神経の圧迫

横アーチの低下

横アーチの低下

 

人工的にアーチを作る

詳しくは、中足骨頭部痛のページをご覧ください。

 

筋肉でアーチを作る

詳しくは、中足骨頭部痛のページをご覧ください。

 

靴で足が広がらないようにする

詳しくは、中足骨頭部痛のページをご覧ください。

 

 

歩くと指の付け根が痛い 中足骨頭部痛の原因や症状、治療法

中足骨頭ってなに?

足の甲には足のゆびへとつながる5本の骨があります。
これが中足骨とよばれる骨です。
中足骨ちゅうそくこつの先端はマッチ棒のように丸くなっていて、中足骨骨頭ちゅうそくこっとうといいます。

中足骨頭部痛とは

中足骨頭部痛とは

 

 

中足骨頭部痛とは

歩いているときに、中足骨頭に痛みが生じる疾患を中足骨頭部痛ちゅうそくこっとうぶつうといいます。
特に2本目、3本目の中足骨頭に痛みが出ます。

中足骨頭部痛とは

中足骨頭部痛とは

 

症状

  • 体重をかけると、足のつけ根(中足骨頭部)に痛みが生じる
  • 同じ場所にタコ・ウオノメ・マメができることが多い
  • ときに、しびれやチリチリした異常な感覚がすることもある

原因

原因として挙げられるのは、浮きゆびです。
浮きゆびとは、歩いているときに足の指が地面についておらず足のゆびがうまく使えていない状態のことです。
開張足かいちょうそくといって、本来ならば体重があまりかからない部分に体重がかかり、痛みの原因になることもあります。
外反母趾がいはんぼしのように足の変形がある人にも多くみられます。
合わない靴を履いて、ゆびを曲げて歩くことも原因になります。
また、ヒールの高い靴を履くと中足骨頭に過剰に体重が乗ってしまい痛みの原因になります。

歩行での理想的な重心移動とは

歩行での理想的な重心移動とは

 

開張足ってなに?

ヒトの足にはドーム状の3つの「アーチ」があります。
3つのアーチのうち、横アーチが崩れてしまった状態を「開張足」といいます。

開張足とは

開張足とは

 

どんな検査をするの?

問診や触診、関節の動きの範囲、歩き方、足の変形、タコやマメの有無、フットプリント、足のサイズなどを調べます。

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静
  2. 超音波療法
  3. ストレッチ
  4. 筋力トレーニング
  5. テーピング
  6. 靴合わせ・インソール療法

 

人工的にアーチを作る

それぞれの足の形状に合わせてインソールを作ることにより、
横アーチを的確に支えることができます。
荷重を分散するだけでなく、バランスの良い歩行に変化します。

詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。

 

筋肉でアーチを作る

本来であれば横アーチは筋肉によって下から支えられています。
これらの筋肉を足のゆびでタオルをつまみ上げトレーニングすることで横アーチは回復していきます。

横アーチを作るエクササイズ

横アーチを作るエクササイズ

 

靴で足が広がらないようにする

靴ひもによる横アーチを作る方法

靴ひもによる横アーチを作る方法

おすすめはひも靴です。
外反母趾などの足の変形がある方の大半が必要以上に幅の広い靴を履いています。
このようなゆとりのある靴を履くとさらに横アーチが崩れて足がどんどん横に開いてしまいます。
そうすると、外反母趾など足の変形を逆に進行させてしまう結果となります。
痛みがある場合には外反母趾部分は余裕があっても、
甲の部分では足をきゅっと引き締めることができるベルトやひもがついている靴がおすすめです。

 

足の裏にしこり 足底線維腫の原因や症状、治療法

足底腱膜って?

足底腱膜そくていけんまくはかかとから足の指まで続くけんの膜です。
非常に強靭な組織であり、足の土踏まず(縦アーチ)を支持する役割があり、足にかかる衝撃を吸収する重要な働きをします。

足底腱膜とは

足底腱膜とは

足底線維腫症とは

足底線維腫症そくていせんいしゅしょうは、足底腱膜の良性の腫瘍しゅりゅう(しこり)です。
良性のものなので、ガン化する心配はありません。

足の裏にしこり

足底線維腫とは

 

症状

  • 初期のものは小さくあまり気にならない程度です。
  • 症状が進行すると、体重をかけるとしこりが圧迫され、歩行に支障をきたすこともあります。

 

原因

足裏から足底腱膜への繰り返しの刺激や感染などが原因として考えられます。
糖尿病や抗てんかん薬の服用、アルコール中毒が要因となっているという説もありますが、
はっきりした原因は解明されていません。

 

足底線維腫の見つけ方

足首の足のゆびを反らせるとしこりがが容易に見つけられます。

 

どんな治療があるの?

初期の段階でしこりも小さく、痛みを伴わない場合は経過観察で、治療を必要としません。
しこりが大きく痛みを伴う場合、または歩行に支障をきたす場合は手術により切除しますが、再発も多くみられます。

 

テーピング

足底腱膜の保護テーピング

足底腱膜の保護テーピング

(図;誰でもできるスポーツテーピングより引用)

 

第5中足骨(小趾の骨)の痛み Jones骨折の原因や症状、治療法

Jones骨折とは

第5中足骨ちゅうそくこつ(小趾の骨)の根元部分の疲労骨折ひろうこっせつで、サッカーなど急激なストップや方向転換の多い競技によくみられます。
この骨折は1度の強い力によって起こる事は少なく、多くの場合は繰り返される足への負担が蓄積して発症します。
非常に治りにくく、スポーツの復帰までには時間がかかります。

ジョーンズ骨折とは

ジョーンズ骨折とは

 

 

症状

  • 第5中足骨基部の違和感や運動した時の痛み
  • 完全に骨折するまで無症状のこともある
  • 完全に骨折すると、激痛で歩行困難となり、局所の痛みやれも明らかになる。

 

原因

発生因子として考えられているのは、スポーツ動作中に前足部が外側荷重となることによる第5中足骨への負担の集中です。
足首の関節の動きに制限があると、ステップ動作などで足の裏全体で接地できずに足の外側だけで荷重してしまいます。
その他、股関節の筋肉が硬かったり、足首まわりの筋肉のバランスが悪かったりすると、同じく第5中足骨に負担が集中してしまいます。

ジョーンズ骨折の原因

ジョーンズ骨折の原因となる動作

なぜ治りにくいの?

骨の傷んだ部分を修復するためには血液が必要です。
血管の豊富な部位では血液が多く流れるため、傷は早く治ります。
Jones骨折の発生場所には血管が少ない場所であるため修復に時間がかかります。

ジョーンズ骨折の治りにくい原因

ジョーンズ骨折の治りにくい原因

どんな検査をするの?

Jones骨折の診断は病院でレントゲン検査を用いてなされ、予後、重症度を決定する上でもレントゲン検査は必須です。
第5中足骨の根元に明らかな圧痛を認め、内返しストレステストで激痛がありJones骨折が疑われる場合は、
速やかに病院で検査を受ける必要があります。
また、レントゲンでは骨折線が明らかでなくても、MRIにより骨折が見つかることがあるので、
第5中足骨基部付近に痛みがある場合にはMRI検査を行って、Jones骨折の有無を確認することもあります。

 

 

どんな治療があるの?

Jones骨折が治るまでの期間は約6~12週間と言われています。
再発をすることが多いため、最近では手術をして早期に競技復帰を目指すことが多くなっています。

 

予防が大切

Jones骨折の発生要因としては、次のものが挙げられます。

  • 足の外側で荷重しやすい
  • 硬い路面でのトレーニング
  • 不適切なシューズ
  • 栄養不良(ビタミン・ミネラル不足)や月経不順

身体の使い方と環境の要因がかけ合わさって発生するものと思われます。

 

靴合わせ・インソール療法

こちらのページに詳しく記載してあります。

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詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。

 

 

ランニングによる足の裏のしびれやうずき ジョガーズ・フットの原因や症状、治療法

ジョガーズ・フットとは

足には脛骨神経けいこつしんけいという神経があります。
この神経は、足の内くるぶしの近くで内側足底神経ないそくそくていしんけい外側足底神経がいそくそくていしんけい踵骨枝しょうこつしの3つに分かれます。
このうち内側足底神経が母趾外転筋ぼしがいてんきんという筋肉の下を通るときに、圧迫を受けることにより神経が障害されることをジョガーズ・フット(遠位足根管症候群えんいそっこんかんしょうこうぐん)といいます。

ジョガーズフット

足底の神経支配

 

症状

  • 足の親ゆび・人差しゆび・土踏まず部分のしびれ・うずき・灼熱感しゃくねつかん
  • ランニングにより症状が強くなる
ジョガーズフットしびれの部位

ジョガーズフット しびれの部位

原因

原因は骨と筋肉の間で内側足底神経が圧迫を受けることです。圧迫を受ける理由として次のことが挙げられます。

  • 偏平足
  • 長距離を走ることにより筋肉が硬くなる
  • 繰り返す足首の捻挫
  • 足首が内側に倒れる捻挫ねんざ
  • サイズの合わないシューズの着用
  • 合わないインソール
  • 糖尿病・甲状腺疾患こうじょうせんしっかん

 

どんな検査をするの?

ランニングにより増悪する足のうらのしびれ、母趾外転筋部を押さえて痛い、母趾外転筋部を叩くと足の親ゆびと人差しゆびに痛みが放散する(チネル徴候)、dorsiflexion-eversionテスト陽性などの症状がみられればジョガーズ・フットが疑われます。母趾外転筋により神経が圧迫されている可能性があるため、その理由を探っていきます。

ジョガーズフットdorsiflexion test

ジョガーズフット dorsiflexion test

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静
  2. 超音波療法・温熱療法
  3. 筋力トレーニング
  4. テーピング
  5. 靴合わせ・インソール療法
  6. 筋膜リリース

 

足のアーチを支えるテーピング

こちらのページをご覧ください。

 

靴合わせ・インソール療法

ジョガーズ・フットの原因として合わない靴、合わないインソールでのランニングが挙げられます。
足のサイズをしっかりと計測し、一人一人に合ったインソールを選びましょう。
靴とインソールで悪い動きを修正すると痛みの軽減も早く、再発予防にも効果的です。

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詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。

 

成長期の子供が足の内側を痛がる 第1ケーラー病

骨端症とは

子どもの骨の端は、やわらかい軟骨で、骨が成長する工場となります。この部分の血液循環が悪くなり、組織が損傷を起こす症状を骨端症こったんしょうといいます。足に見られる代表的なものは、第1ケーラー病、フライバーグ病、シーバー病があります。

 

第1ケーラー病とは

足の舟状骨に繰り返し外力が加わり、血行が遮断されてしまい生じます。足の骨端症のひとつです。


ケーラー病

第1ケーラー病の症状

  • 足の内側、舟状骨部分が痛い
  • 歩き方がおかしい
  • あまり歩きたがらない
  • しばしば腫れが見られるが、熱感はない場合がほとんど

第1ケーラー病の原因

はっきりとした原因は明らにされていません。
舟状骨の成長は他の骨と比べるとゆっくりです。
活発に動く子供の動きが、骨への血流を障害することで発症すると考えられています。

第1ケーラー病はどんな人に多いの?

幼児・小児期にみられ、とくに4〜7歳に多い病気です。女児に比べ男児に4〜6倍の割合で好発します。

第1ケーラー病の治療

強い痛みなどはある程度の期間で治まります。
完全に治るまでには期間を要しますが、後遺症などはなく予後は良好であることがほとんどです。
痛みなどがあまりない場合は舟状骨への負荷を軽くする目的でインソール(中敷)を使用します。

 

10~16歳の女子が第2~3趾の付け根を痛がる フライバーグ病

フライバーグ病とは

中足骨頭ちゅうそくこっとうに発生する骨端症です。中足骨のなかでも、歩くときに圧力が大きくかかる第2中足骨に多くみられます。第3中足骨に発生することもあります。発症後早くから治療をしなければ関節の変形を生じ、痛みが残存しやすいので要注意です。初期治療の徹底が大切です。


フライバーグ病

 

フライバーグ病の症状

  • 患部の関節が赤くはれる
  • 患部の関節を押すと痛い
  • 歩行時の蹴り出しの時の痛み
  • スポーツ、長時間の歩行、ハイヒールの着用で痛みが強くなる
  • 患部の関節の動きが悪くなる

 

フライバーグ病の原因

捻挫や打撲などのスポーツ外傷、長時間の歩行、ハイヒールなどの使用により関節に過剰に負担がかかり発症するといわれています。

 

フライバーグ病どんな人に多いの?

10~16歳前後に発症しやすく、女性が75%を占めます。

 

フライバーグ病の治療

変形なく治癒させることが治療の目的です。そのためには、血行が再開し骨頭が修復されるまで中足骨頭への荷重を避けることが重要です。痛みが強い場合には、松葉杖歩行やギプス固定を行います。その後も中足骨頭に体重がかからないように工夫したインソール(中敷)を、数年にわたって使用します。

 

Writter
麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA