首の痛みにはさまざまなタイプがあります。それぞれ原因も違えば、治療法も異なります。

症状の特徴からタイプ別にさまざまな首の疾患について詳しく解説します。現在の症状から、ご自身の痛みのタイプを選んでください。

首が痛い4つの疾患

▼症状が当てはまるものをクリックしてください。

追突されて首をいためた(外傷性頚部症候群・むち打ち症)

朝起きたら首を動かすと痛い(寝違え)

年齢とともに首を動かすと痛い(変形性頚椎症)

腕や手のしびれを伴った首の痛み(頚椎椎間板ヘルニア)

追突されて首をいためた 外傷性頚部症候群(むち打ち症)の原因や症状、治療法

外傷性頚部症候群がいしょうせいけいぶしょうこうぐんとは

交通事故などの外力によって発生する頭・首・肩甲骨まわりの組織の障害や、頭痛、耳鳴り、めまい、目の疲労、手のしびれなどの不定愁訴を総称したものです。骨折や脱臼だっきゅうを伴うもの、脊髄せきずいに損傷があるものはふくまれません。

むち打ちの症状

  • 頭痛
  • 首の痛み
  • 首を動かしにくい、動かすと痛い
  • 後頭部、首から背中の痛みやこり
  • 腕から手にかけての痛みやしびれ
  • 脱力感
  • めまい、眼のかすみ、耳鳴り、耳閉感、動悸、声のかすれ、吐き気、顔面のほてり、全身のだるさ、集中困難など

むち打ちの原因

衝突のときに衝撃から首をまもろうと反射的に首に力が入り首の筋肉が緊張状態になります。
衝撃があまりに大きい場合は、筋肉の一部が断裂したり靭帯が損傷したりします。

むち打ちとは

むち打ちとは

むち打ちの検査

交通事故後の診察は病院で医師が行わなければなりません。
レントゲンやMRIで骨折や脱臼、神経の損傷がないかなどを確認します。
レントゲンなどで異常が見つからなくても痛みやだるさなど症状を抱えている方は少なくありません。
病院で満足できる治療を受けられず困っている方も大勢いらっしゃいます。
当院では、病院での治療と並行して接骨院での交通事故治療をおすすめしています。

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むち打ちの治療法

  1. 患部の安静(頚椎カラー等)
  2. 超音波・ハイボルテージ療法
  3. キネシオテーピング
  4. トリガーポイントリリース
  5. 筋膜リリース
  6. 急性期が過ぎたらストレッチやマッサージ
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詳しい交通事故治療の内容や、面倒な書類の手続きに関してはコチラのページをご覧ください。

むち打ちで損傷しやすい筋肉

胸鎖乳突筋きょうさにゅうとつきん肩甲挙筋けんこうきょきん斜角筋しゃかくきん頭半棘筋とうはんきょくきんという筋肉は損傷されやすく、頭痛、首の痛み、肩甲骨の動きの悪さを引き起こします。痛覚過敏になりやすい部分でもあります(K点)。

胸鎖乳突筋K点とは

K点とは

なぜむち打ちで頭痛が起こるの?

むち打ちで起こる頭痛に、「大後頭神経痛だいこうとうしんけいつう」があります。
大後頭神経という神経は、第2頚椎けいついの後ろで筋肉(頭半棘筋)を貫通しています。
その後、この神経は後頭部から頭のてっぺんまで伸びています。
事故の衝撃により、神経が傷ついたり、筋肉が硬くなり神経を締めつけてしまいます。
このようなメカニズムで後頭部から頭のてっぺんにかけての痛みが発生します。

大後頭神経による頭痛とは

大後頭神経による頭痛とは

むち打ちに対する筋膜リリース

外傷性頚部症候群(むち打ち症)では、事故の衝撃により後頭部の筋肉や筋膜に目に見えないような微小な出血がみられます。このことが原因となり筋肉の中に硬結が形成され、頭痛やめまいなどの症状を引き起こします。

このような筋肉の中に形成された硬結の治療には、当院ではIASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)を使用しております。
IASTMとは、特殊な器具を用いた全く新しい治療ツールです。

むち打ち後の筋硬結の改善にIASTMは効果をもたらします。

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詳しくは、最先端の筋膜治療 IASTMのページをご覧ください。

むち打ちに対するキネシオテーピング

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詳しくは、寝違え(キネシオテーピング)のページをご覧ください。

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朝起きたら首が動かせないくらい痛い 寝違えの原因や症状、治療法

寝違えとは

朝おきた時に、痛みで首が動かせないことがあります。いわゆる「寝違え」です。
本来の名称は「急性疼痛性頸部拘縮きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく」といいます。首のまわりの筋肉や靭帯に急性炎症が起こることにより痛みが生じます。

寝違えの症状

  • 朝おきたときの首のまわりの痛み
  • 首が動かしにくい、動かすと痛い
  • 頭痛や背中の痛み
  • 押すと痛い部分やしこりをともなうこともある

寝違えの原因

疲労や睡眠不足あるいは泥酔状態で眠ってしまうと、寝返りをうつことがなくなり、悪い姿勢で寝つづけてしまうことがあります。
その結果、首の関節や筋肉に負担がかかり生じると考えられています。
寝る環境、寝ているときの体の冷え、日ごろの疲労、首の骨の老化、精神的な緊張、扁桃などの鼻やのどの病気なども関与しています。

不良姿勢で熟睡してしまうと・・・

寝違えの検査

症状が首や肩甲骨まわりの痛みだけで、しびれや感覚の異常がなければ特別な検査は必要ありません。

寝違えの治療法

  1. 患部の安静
  2. 超音波療法
  3. キネシオテーピング
  4. トリガーポイントリリース
  5. 筋膜治療
  6. 急性期が過ぎたらストレッチやマッサージ
  7. 繰り返す場合は枕や寝具のチェック

寝違えはどれくらいで治るの?

一般的に痛みは筋肉の緊張が解けるにしたがい、短期間で消えていきます。
痛みが治まってきたら、少しずつ首を動かすようにしてください。
症状が強い場合は、病院で局所注射や神経ブロックなどを行うこともあります。

寝違えに対するキネシオテーピング

首のテーピング(急性期)

首のテーピング(急性期)

肩から首にかけてのテーピングむち打ち寝違え

肩から首にかけてのテーピング むち打ちや寝違えに

キネシオテープという特殊な素材でできたテープを用いてテーピングを貼ることで、皮膚を持ち上げ筋肉との間に隙間を作りリンパの滞りを改善し、筋肉の正しい収縮をサポートします。


トリガーポイントってなに?

痛い筋肉のなかに筋硬結きんこうけつ(コリ)があります。さらにコリの中にトリガーポイントと呼ばれる痛みの引き金となる点があります。

むち打ち、寝違えの際の首周りのトリガーポイント

むち打ち、寝違えの際の首周りのトリガーポイント

寝違えに対する筋膜リリース

寝違えとは就寝中に不良姿勢を長時間とってしまったことで、筋肉が過剰に緊張したり、筋膜が硬くなってしまって起こります。

筋肉の過緊張や筋膜が硬くなってしまった場合にはIASTMが有効です。

筋肉の過緊張や筋膜が硬くなってしまった場合にはIASTMが有効です。

筋肉を正常な状態に戻すために、当院ではリハビリテーションの先進国であるアメリカより、IASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)を取り寄せ治療しています。

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Writter
麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA