膝のぐらつきや痛み 後十字靱帯損傷の治療法【金沢市のアルコット接骨院/疾患コラムvol.022】

金沢市のアルコット接骨院です。
今回は膝のスポーツ外傷のうち後十字靱帯損傷について解説します。
ラグビーなどでタックルを受けた際や膝の前面を強打することにより起こります。
受傷後も自覚症状に乏しくすぐに気づかないこともあります。

後十字靱帯こうじゅうじじんたいってなに?

膝の関節の中にあって太ももの骨とすねの骨を結ぶ靱帯です。
すねの骨が太ももの骨に対して後方にずれるのを防ぐストッパーの役割をしています。後十字靭帯とは

後十字靱帯損傷こうじゅうじじんたいそんしょうとは

後十字靱帯に強い力が加わると、靱帯が損傷してしまいます。
損傷の形態には、完全断裂、部分断裂、弛緩しかん等があります。

後十字靭帯損傷

 

 

症状

  • 膝の痛みや腫れは軽度であり、自覚症状も少ない場合がある
  • 膝の不安定性
  • 膝の皿の周りの痛み
  • 膝が抜ける、着地の際に力が入らない

 

原因

「膝が約90°に曲がっている状態で、すねの骨に前方からの衝撃がかかる」ことにより損傷します。

 

どんな検査をするの?

後十字靱帯損傷の症状は非常に目立ちにくく気づきにくいことが多くあります。
しかし、じわじわと慢性の膝関節痛や不安定感につながったり、腫れが出たり引いたりすることもあります。
この疾患に特徴的な所見がありこれらの所見が見られる場合は、整形外科受診を勧めます。
レントゲン写真、関節穿刺(関節内出血の有無をみる)、MRIを行い診断がつきます。サギング徴候、グラビティテスト、後方引き出しテスト、リバースジャークテスト、後外側回旋不安定テスト

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静・アイシング
  2. 運動療法・リハビリテーション
  3. テーピング・サポーター
  4. 超音波療法
  5. インソール療法
  6. 完全断裂は手術

 

リハビリでスポーツ復帰が可能!

軽症の場合は、手術せずに治療することができます。
なるべく早期から可動域と筋力低下を防ぐ運動療法を開始し、後方にぐらつきが強い場合は、支柱付きサポーターなどの着用も考えます。
膝の可動域と大腿四頭筋だいたいしとうきんの筋力が回復すればスポーツ復帰が可能といわれています。

 

 

(筆者;麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA)