後十字靱帯損傷の原因と治療法

後十字靱帯こうじゅうじじんたいってなに?

膝の関節の中にあって太ももの骨とすねの骨を結ぶ靱帯です。
すねの骨が太ももの骨に対して後方にずれるのを防ぐストッパーの役割をしています。


(図;totlipi.hol.es/posterior-cruciate-ligament-anatomyより引用)

後十字靱帯損傷こうじゅうじじんたいそんしょうとは

後十字靱帯に強い力が加わると、靱帯が損傷してしまいます。
損傷の形態には、完全断裂、部分断裂、弛緩しかん等があります。


(図;www.kneespecialists.co.ukより引用)

 

症状

  • 受傷直後でも完全断裂以外では膝の痛みや腫れは少なく、本人の自覚症状も少ない場合がある
  • 膝がぐらぐらする、不安定感
  • 立ち上がり時、階段を下りるときの膝痛
  • 膝の皿の周りの痛み
  • 急性期を過ぎて2~3週くらいすると膝の痛みや腫れもおさまるが、
    ダッシュした時にカクンと抜けたり、ジャンプの着地の際に力が入らないなどの症状

 

原因

膝下を強打することで受傷します。
競技中に他の人と交錯したり、ラグビーのタックルによる直接の外力で断裂する他、
日常的に転倒して膝下を硬いコンクリートなどでぶつけて受傷するケースも珍しくありません。
「膝が約90°に曲がっている状態で、すねの骨に前方からの衝撃がかかる」ことにより損傷します。


(図;www.sportsclinicvienna.atより引用)

 

どんな検査をするの?

写後十字靱帯損傷の症状は非常に目立ちにくく気づきにくいことが多くあります。
しかし、じわじわと慢性の膝関節痛や不安定感につながったり、腫れが出たり引いたりすることもあります。
この疾患に特徴的な所見がありこれらの所見が見られる場合は、整形外科受診を勧めます。
レントゲン写真、関節穿刺(関節内出血の有無をみる)、MRIを行い診断がつきます。


(図;関節機能解剖学に基づく 整形外科運動療法ナビゲーションより引用)

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静・アイシング
  2. 運動療法・リハビリテーション
  3. テーピング・サポーター
  4. 超音波療法
  5. インソール療法
  6. 完全断裂は手術

 

リハビリでスポーツ復帰が可能!

軽症の場合は、手術せずに治療することができます。
なるべく早期から可動域と筋力低下を防ぐ運動療法を開始し、
後方にぐらつきが強い場合は、支柱付きサポーターなどの着用も考えます。
膝の可動域と大腿四頭筋だいたいしとうきんの筋力が回復すればスポーツ復帰が可能といわれています。

大変参考になるページがありましたので、こちらをリンクさせていただきます。