膝の裏の腫れの原因 ベーカー嚢腫の治療法を解説【金沢市のアルコット接骨院/疾患コラムvol.017】

金沢市小立野のアルコット接骨院です。
長距離ランナーや高齢女性に多く見られる膝の裏の腫れ「ベーカー嚢腫」について解説します。
あまり痛くはないものの膝の屈伸の際に膝の裏の圧迫感などを訴えます。

ベーカー嚢腫のうしゅとは

膝の周りには滑液包かつえきほうといわれる袋が10数個あるといわれています。滑液包とは、けん靱帯じんたいに摩擦がかかるのを軽減するための潤滑油が入った袋のことです。滑液包で炎症が起こると、袋の中に水が溜まり腫瘤しゅりゅうを形成します。特に膝の裏で起こった滑液包の炎症ことをベーカー嚢腫と呼びます。50歳代の女性に好発します。

ベーカー嚢腫2

症状

通常は痛みはあまりなく、膝の裏の腫れているため膝を曲げると圧迫されたり違和感を感じる程度の症状です。
しかし腫れが大きくなると、痛みが強くなったり、滑液包が破裂し静脈炎じょうみゃくえんを起こすこともあります。

原因

膝の裏側にある内側腓腹筋滑液包ないそくひふくきんかつえきほう半腱様半膜様筋滑液包はんけんようはんまくようきんかつえきほうという滑液包に炎症が起こり発症します。
関節リウマチ、変形性関節症へんけいせいかんせつしょう、膝の使いすぎなどからも起こりますが、原因がはっきりせず炎症を起こすこともあります。

どんな治療があるの?

強い痛みなどがなければ治療の必要はありません。
膝関節の曲げ伸ばしに制限があったり強い痛みがある場合には、病院で注射器を使って中の液体を抜いてもらいます。
変形性膝関節症の炎症による場合はそちらの治療も行わなければなりません。

靴合わせ・インソール療法

足のゆびが地面についていない状態のことを、「浮き趾うきゆび」といいます。
浮き趾の影響で、歩くときに足先が外方向へ流れるわるい歩き方をしてしまい、体重が後ろに片寄るようになってきます。
体重が後ろに片寄ると膝が反ってしまったり、変形性膝関節症の原因になったりします。
靴とインソールで悪い動きを修正すると痛みの軽減も早く、再発予防にも効果的です。

詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。

(筆者;麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA)