関節リウマチの原因と治療法

関節リウマチとは

全身の関節滑膜かつまくの慢性炎症によって関節の破壊・変形に至る疾患です。30~50歳代の女性に好発します。

 

 

症状


(図;全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患より引用)

 

原因

原因は不明です。遺伝的要因に環境的要因やウィルス感染が関与して発症すると考えられています。
自己免疫現象じこめんえきげんしょう(自分自身を外的とみなし攻撃してしまう)がみられます。


(図;www.riumati.netより引用)

 

どんな検査をするの?

関節リウマチの診断は、下記のような診察・検査に基づいて、リウマチ専門医によって行われます。

①症状のある関節数を調べる
②血清学的検査異常(リウマチ因子、抗CCP抗体)の有無
③炎症反応の有無(CRP、血沈)
④症状のある期間(6週間以上かどうか)

 

関節リウマチの寛解とは?

寛解とは、関節リウマチの症状が無くなった状態のことです。
近年の治療法・治療薬の進歩により、関節リウマチの治療目標は「痛みの緩和」から、「寛解の状態へ導く」というように変化してきました。

臨床的寛解:関節の痛みや腫れがなくなり検査異常もない
構造的寛解:関節破壊の進行がない
機能的寛解:身体機能の障害が進行しない

 

どんな治療があるの?

関節リウマチの治療法としては、

  • 薬物療法
  • 手術療法
  • リハビリテーション

などが挙げられますが、基本は薬物療法となります。

 

リハビリを兼ねた運動も

筋肉がおちてしまうと結果的に関節を痛めてしまうこともあります。
安静にしていて症状が治まったときや「今日は調子がいいな」という日は、リハビリを兼ねて少し身体を動かすことをおすすめします。


(図;breakingmuscle.comより引用)

 

大切なのは早期発見・早期治療

関節リウマチという病気は、長らく不治の病として「痛みを和らげる治療」しかできませんでした。
しかしながら、近年の治療の進歩により、早期に発見し、早期から適切な治療を行えば、関節破壊の進行を防ぐことが可能となりました。
現在、関節リウマチの原因は完全には解明できていませんが、有効な治療法が確立されたおかげで、10人のうち7人くらいは症状を完全に抑えられ、発症前と変わらない不自由のない生活を送ることが可能となっています。
また、関節破壊は、発症後1~2年で急速に進行することがわかっております。
そのためは、関節リウマチを早期に発見し早期から適切な治療(発症3ヶ月以内が好ましい)を行うことがなによりも大切です。
少しでも関節リウマチを疑う症状がある場合は、リウマチ専門医の診察を受けましょう。