手根管症候群

手根管症候群しゅこんかんしょうこうぐんとは

正中神経せいちゅうしんけいが手首にある手根管というトンネル内で圧迫され、手を酷使するなど手首の動きが加わってしびれなどの症状を引き起こします。


(図;www.funscrape.comより引用)

 

 

特徴的なシビレ

  • 指のしびれ(特に夜間、早朝に強い)。手を振ると軽減します(Flick sign)
  • 親指から薬指の中指側半分がしびれる
  • 4本すべてがしびれない場合もある
  • 小指はしびれない
  • 手のひらだけしびれ、手の甲はしびれない

特徴的な手の変形

  • パーフェクトOサイン:親指と人差し指できれいな円を作れなくなります。
  • 猿手変形:症状が進むと、親指の付け根の筋肉(母指球筋ぼしきゅうきん)がやせてきます。ボタンをかける、つまむなどの指先の細かい動作が困難になります。


(図;www.okinawa.med.or.jpより引用)

 

 

原因

  • 中高年の女性に発生するものの多くは、原因がはっきりわからない
  • 手を酷使する労働者に発生する滑膜炎かつまくえん(指を曲げる腱の炎症)によるもの

どんな検査をするの?

マヒの所見(ボタンをかけにくい、箸を持ちにくいなど)、チネル徴候、ファーレンテスト、逆ファーレンテスト、perfect O signなどが陽性になると手根管症候群が疑われます。


(図;www.city.yokohama.lg.jpより引用)

どんな人に多いの?

妊娠出産期と閉経へいけい後の女性に多く、男女比は1:9とされています。

 

どのような治療があるの?

  1. 安静とサポーター固定
  2. 超音波療法による血流改善
  3. 神経滑走エクササイズ
  4. 筋膜リリース
  5. 病院で投薬治療、ステロイド注射、手術

※早期に治療を開始するほど、症状は改善しやすいといわれています。

 

正中神経滑走エクササイズ


 

正中神経ストレッチ