Jones骨折の原因と治療法

Jones骨折とは

第5中足骨ちゅうそくこつ(小趾の骨)の根元部分の疲労骨折ひろうこっせつで、サッカーなど急激なストップや方向転換の多い競技によくみられます。
この骨折は1度の強い力によって起こる事は少なく、多くの場合は繰り返される足への負担が蓄積して発症します。
非常に治りにくく、スポーツの復帰までには時間がかかります。


(図;www.footposturecentre.comより引用)

 

症状

  • 第5中足骨基部の違和感や運動した時の痛み
  • 完全に骨折するまで無症状のこともある
  • 完全に骨折すると、激痛で歩行困難となり、局所の痛みやれも明らかになる。

 

原因

発生因子として考えられているのは、
スポーツ動作中に前足部が外側荷重となることによる第5中足骨への負担の集中です。
足首の関節の動きに制限があると、
ステップ動作などで足の裏全体で接地できずに足の外側だけで荷重してしまいます。
その他、股関節の筋肉が硬かったり、足首まわりの筋肉のバランスが悪かったりすると、
同じく第5中足骨に負担が集中してしまいます。


(図;関節機能解剖学に基づく 整形外科運動療法ナビゲーションより引用)

なぜ治りにくいの?

傷を治す為には「血液」が必要です。
骨でも修復するためには血液が必要です。
血液がたくさん流れる、血管の豊富な部位では傷は早く治ります。
しかし、Jones骨折は血管が少ない場所で骨が折れてしまうので、修復に時間がかかります。

 

どんな検査をするの?

Jones骨折の診断は病院でレントゲン検査を用いてなされ、
予後、重症度を決定する上でもレントゲン検査は必須です。
第5中足骨の根元に明らかな圧痛を認め、内返しストレステストで激痛がありJones骨折が疑われる場合は、
速やかに病院で検査を受ける必要があります。
また、レントゲンでは骨折線が明らかでなくても、MRIにより骨折が見つかることがあるので、
第5中足骨基部付近に痛みがある場合にはMRI検査を行って、Jones骨折の有無を確認することもあります。


(図;radiopaedia.orgより引用)

 

どんな治療があるの?

報告によってさまざまですが、Jones骨折の治療にかかる期間はおよそ6~12週間と言われています。
基本的には手術をしない方法を選択するのですが、
再発も多い為、最近ではスポーツ選手などは積極的に手術をして、早期に競技復帰をしています。

 

予防が大切

この疲労骨折のリスク因子としては、
外側へ荷重しやすい方や固いグラウンドでハードなトレーニングをする事
不適切なシューズの選択など
個体の因子(身体のつくりや足の使い方の癖)と環境の因子が挙げられます。
また、ビタミンやミネラルをはじめとした栄養状態の不良や月経不順なども骨を弱くする要因となります。
同級生やチームメイトと一緒にプレーできる時間は限られています。
疲労骨折を起こしてしまうと治療のためにプレーできない期間は非常に長く、大変な損失となります。
そのため悪い因子を見直し、発症を予防する事が大切となります。

 

靴合わせ・インソール療法

こちらのページに詳しく記載してあります。

詳しくは、オーダーメイドインソールの作製のページをご覧ください。