足関節後方インピンジメント症候群の原因と治療法

足関節後方インピンジメント症候群とは

足首の骨(距骨きょこつ)は、後方に突出した突起があります。この部分はスポーツやクラシックバレエなどでつま先を伸ばす動作を繰り返すたびに圧迫刺激を受けます。これにより足首の後ろに炎症が生じ、足首の後方に痛みを生じます。


(図;http://www.jossm.or.jp/series/flie/021.pdfより引用)

症状

  • サッカーでインステップキックやシュートをしたとき、クラシックバレエでポワント姿勢をとったときなどつま先を強く下にさげると痛い
  • アキレス腱のやや外側を押さえると痛い
  • スポーツをしていると徐々に痛くなる

原因

スポーツ中につま先を強く下におろしたときに、足首の後方で骨同士がぶつかったり軟部組織なんぶそしきがはさみ込まれたりするために痛みが生じると考えられています。
足首の後方に本来ならば無いはずの骨がある場合(三角骨障害さんかくこつしょうがい)、足首の骨の骨折や疲労骨折ひろうこっせつの場合もあります。

 

三角骨障害とは

距骨の後ろ側には外側結節がいそくけっせつ内側結節ないそくけっせつの2つのでっぱりがあります。外側結節の方がでっぱりが大きく、痛めるのはこの外側結節がほとんどです。
この結節は小学生ぐらいの時期では、成長軟骨せいちょうなんこつのやわらかい部分で、やがて距骨本体とくっつき1つの骨になります。
しかし何らかの原因で1つの骨にならないないまま、余剰な骨として残ることがあります(頻度は14~25%)。この状態を三角骨といい、三角骨周囲に痛みを生じたものを三角骨障害といいます。



(図;http://painmuse.org/?p=1330より引用)

 

どんな検査をするの?

スポーツ中につま先を強く下におろしたときに、足首の後方で骨同士がぶつかったり軟部組織がはさみ込まれたりするために痛みが生じると考えられています。
足首の後方に本来ならば無いはずの骨がある場合(三角骨障害)、足首の骨の骨折や疲労骨折の場合もあります。

 

どんな治療があるの?

繰り返し動作による炎症によるものでは、つま先立ちなどの運動を中断し、超音波治療などで炎症をおさえます。
炎症症状が強い場合はテーピングや包帯などで足首が過度に下にさがらないようにします。骨折の場合はギプスで固定します。それでも、症状を繰り返す場合は関節鏡下で骨を取り出します。

テーピング


(図;ne-stra.jpより改変して引用)

 

超音波療法

急性期の炎症を抑えるには超音波による循環の改善が効果的です。微細な超音波による振動により炎症を早期に軽減させ、むくみの改善などに効果があります。詳しくは、超音波治療・ハイボルテージ治療・微弱電流治療(EU910)をご覧ください。
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