あなたの症状の特徴は?

▼症状が当てはまるものをクリックしてください。
腰が曲がってきている(変形性腰椎症)

腰を反らせると痛い(腰椎椎間関節症)

お尻がピンポイントで痛い(仙腸関節障害)

中腰姿勢で痛い(筋・筋膜性腰痛症)

急に痛くなった(急性腰痛症・ぎっくり腰)

思春期でスポーツをしている(思春期腰椎分離症)

安静にしていても痛い(注意すべき腰痛・レッドフラッグ)

骨盤がグラグラして力が入らない(骨盤輪不安定症)

背骨が動きが悪い(強直性脊椎炎)

腰痛以外にもシビレを伴う

 

 

高齢者の腰痛、腰が曲がる 変形性腰椎症の原因や症状、治療法

変形性腰椎症とは

腰の骨や筋肉、椎間板ついかんばんなどが加齢により変形し腰痛が起こる疾患です。椎間板がつぶれることから始まり、椎間関節や靭帯などにも変性をきたし、その結果、筋肉など腰の痛みやだるさなどの症状をもたらします。

変形性腰椎症とは

背骨が変形すると・・・

 

症状

  • 主症状は腰のにぶい痛み
  • 朝起床時などの動作開始時に強く、動いているうちに軽くなる
  • 長時間の同一姿勢で腰痛が強くなる
  • 痛みの部位はさまざまで、お尻や太ももの後ろまで痛みを感じることもある
  • 変形が強くなると、外見上も体が側方に曲がったり、後ろに曲がったりし、腰痛のため長時間の立位が困難になる

 

原因

加齢による老化現象が主な原因です。
とくにスポーツや肉体労働によって腰に負担がかかる人は、早い年代から変形が現れる傾向があります。
また、遺伝的に変性が進みやすい人もいます。

 

歩くと腰が痛くなる

変形が高度になると、腰椎変性後彎症ようついへんせいこうわんしょうという状態に陥ります。
いわゆる腰が丸くなった姿勢です。
症状は、歩くと腰が痛くなり、休んで腰を伸ばすと速やかに腰の痛みが軽減するのが特徴です。

変形性腰椎症の姿勢

骨盤が後傾し、背中が丸くなり、頭が前方に移動します

 

どんな検査をするの?

痛みの程度、背骨の動きの範囲、股関節や膝の動き、筋力などを調べます。
圧迫骨折あっぱくこっせつなどの外傷が疑われる場合、シビレやマヒがある場合は病院で検査を行う必要があります。

 

どんな治療があるの?

  1. 杖やシルバーカーの使用
  2. 電気治療・温熱治療
  3. ストレッチ・マッサージ
  4. 筋力トレーニング
  5. インソール療法

 

 

筋力トレーニング

背中の筋力が落ちるとさらに背中が丸くなってしまいます。
背中の筋肉を鍛えるためには、骨盤をまっすぐに立てることから始めます。
うつ伏せになって軽く腰を反らせる運動も効果的です。
全て痛みのない範囲で行ってください。

変形性腰椎症高齢者のエクササイズ

骨盤をまっすぐに起こすエクササイズ

 

 

靴合わせ・インソール療法

変形性腰椎症の方は外反母趾などの足の変形を合併していることが多くみられます。
脱ぎ履きのしやすさを優先してしまうため、足に合っていないブカブカな靴を履いていることもしばしばです。
足腰の筋力が弱くバランスを崩しやすいため、足に合った靴を選び、バランスの良い安全な歩き方を目指しましょう。
当院のインソールは歩き方を観察し、悪い動きを良い動きに改善し、全身のバランスを整えていきます。
一人一人の足の形に合わせて完全オーダーメイドで作製するため非常にフィット感が良く、さまざまな靴に対応できます。
さらに、一度作製したら終わりではなく、継続的に調整を加えることが可能なため、症状に変化が見られた場合、適宜調整を行っていきます。

人は何歳になっても2本の足で歩きたいもの。まずはご自身の足の長さ、太さ、幅、形、荷重状況などありとあらゆる方面から分析し靴合わせを行っていきます。腰痛の原因はひょっとすると合わない靴にあるのかも。

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身体を反らすと腰が痛い 腰椎椎間関節症の原因や症状、治療法

腰椎椎間関節症ようついついかんかんせつしょうとは

腰の骨は5つの腰椎ようついで構成されており、下の腰椎の上に腰椎が乗っています。
上下の腰椎の接している部分が椎間関節ついかんかんせつ椎間板ついかんばんです。
椎間関節は腰椎の後方の左と右にあり、前方にある椎間板の動きをコントロールしています。
骨と骨の間は関節包かんせつほうという袋に包まれて補強されています。
腰を曲げると椎間板を支点として椎間関節は広がるため、大きな力が加わると関節包が引き伸ばされて痛みの原因となります。
逆に腰を反らせたり、捻ったりすると関節包が挟み込まれて、炎症を起こし痛みを生じます。

椎間関節とは

椎間関節の位置

腰部の屈伸による椎間関節の動き

腰を曲げると椎間関節が開き、逆に腰を反らすと椎間関節は圧縮されます

 

 

症状

  • 腰からお尻にかけての痛み
  • 痛みは片側だけのことが多い
  • 腰の痛みの箇所を指一本で示すことができる
  • とくに腰を反らせることが制限される
  • 寝返りなど腰をひねる動作が痛い
  • 前かがみ姿勢から体を起こす時が痛い
  • 足の痛みは膝を越えない
  • 足のしびれや神経痛、筋力低下はまれ
  • 椎間関節部を押さえると痛い
椎間関節性の腰痛の関連痛

椎間関節による腰痛の出現場所

 

①傍脊柱部から腰部
②殿部
③大転子上部、大腿外側部
④大腿後面部
⑤鼡径部

L1/2100%0%0%0%0%
L2/3100%8.3%16.7%8.3%0%
L3/480%40%20%20%10%
L4/5100%26.9%15.4%7.7%7.7%
L5/S78.9%68.4%31.6%21.1%5.3%

 

原因

クッションの役割をしている椎間板がつぶれた状態になると、椎間関節にも影響が現れます。椎間板がつぶれることで椎間関節に負担が増し、関節の接触面が摩耗いていきます。

椎間板変性から椎間関節の変性へ

椎間板の厚みが減り、椎間関節の負担が増えていきます

 

椎間関節は痛みを感じやすい

椎間関節の関節包には、痛みを伝える神経や受容器が他の組織に比べて約10倍も存在します。
このことは椎間関節が他の組織よりも痛みの発生源となりやすいことを示しています。

 

椎間関節と多裂筋たれつきんの関係

椎間関節を支配する神経(脊髄神経内側枝せきずいしんけいないそくし)はすぐそばの多裂筋という筋肉も支配します。
つまり、椎間関節に生じた刺激は、多裂筋のけいれん(反射性攣縮はんしゃせいれんしゅく)を引き起こす要因となります。

多裂筋と椎間関節

椎間関節を支配する神経は、多裂筋という腰の筋肉も支配します

 

 

どんな検査をするの?

前述のような症状があり、腰椎椎間関節症が疑われる場合は、押さえて痛い部位を正確に検査します。
腰椎は5つあるので、どの高さで症状を引き起こしているのかを探っていきます。
また、背骨1つ1つの動きが悪く制限されてしまっている症例や、足の筋肉が硬く必要以上に腰に負担をかけてしまっている例も見られるため全身の動きをチェックします。

椎間関節の圧痛

椎間関節を押すと強い痛みがあります

 

どんな治療があるの?

  1. ぎっくり腰のような急性のものは安静が必要
  2. 多裂筋のリラクセーション
  3. ストレッチ・マッサージ
  4. 筋力トレーニング
  5. 電気治療
  6. 筋膜リリース
  7. キネシオテーピング

運動療法

健常な腰の骨はなだらかなカーブを描いています。
そのカーブが強くなると、いわゆる「反り腰」の状態になります。
腰が反っていると椎間関節には常に圧縮される力が加わってしまいます。
ではなぜ腰が反ってしまうのでしょうか?
1つはお腹とお尻の筋肉が弱ってしまうことです。
2つ目は腰の筋肉が過剰に緊張してしまうことと、股関節の前側を走る筋肉が縮こまってしまうことです。
弱ったお腹とお尻の筋肉を鍛えることと、緊張して硬くなった腰と股関節の筋肉をストレッチで伸ばすことが必要です。

椎間関節の圧縮ストレス

腰の反りが強いと椎間関節に圧縮力が強くかかります

腸腰筋による腰椎過前弯

腰椎の前側につく筋肉や骨盤の前面につく筋肉が硬くなり引っ張られると腰が反ってしまいます

 

お尻がピンポイントで痛い 仙腸関節障害の原因や症状、治療法

仙腸関節ってなに?

仙腸関節は、仙骨せんこつ腸骨ちょうこつの間の関節であり、左右に1つずつあります。
周囲は靭帯により強く連結されています。仙腸関節は3~5mm程度ですが、わずかに動きます。

仙腸関節恥骨結合とは

仙腸関節とは

 

 

仙腸関節障害とは

仙腸関節に過度な負荷がかかり、関節にズレを生じて痛みや運動制限が生じるものを仙腸関節障害といいます。
報告者によって差がありますが、腰痛患者さんのうち仙腸関節由来の腰痛の頻度は3.5~30%とされ、決して珍しくない疾患です。

仙腸関節障害とは

仙腸関節に大きなストレスがかかり、関節にズレを生じて痛みや運動制限が生じます

 

症状

  • お尻~太ももの外側の痛み
  • 痛みは片側のみのことが多い
  • ソファーに深く腰掛けた時に痛い
  • 悪い方を下にして横になると痛い
  • あぐらをかくと痛い、正座は大丈夫
  • 足の痛みはあるが、その部分を押さえても痛くない
  • 痛い部分が骨盤の後ろのでっぱり部分で、痛い部分を一本の指で指し示すことができる
  • コルセットで骨盤を固定すると痛みが楽になる
仙腸関節障害痛みの部位

仙腸関節による痛みやしびれの出る部位

 

原因

仙腸関節は背骨の根元を支える関節です。そのため背骨のバランスをとったり衝撃を吸収したりしていると考えられます。
中腰での無理な作業や不意な動作、または繰り返し負荷で関節にわずかなズレが生じ、痛みが発生します。
仙腸関節周辺は多くの神経が分布しているため、さまざまな症状をひき起こします。

 

どんな人に起こるの?

男女比は約1:2で、30歳代と70歳代に多くみられますが、若年者から高齢者までの男女に起こり得る、決して珍しくない痛みです。
仙腸関節障害は出産を契機とする女性に特有の痛みというわけではありません。

 

どんな検査をするの?

仙腸関節はわずかな動きしかありませんので、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査では、仙腸関節障害の診断は困難です。
痛みが仙腸関節部にピンポイントで存在すること、仙腸関節を押さえると普段感じている痛みが再現できること、各種徒手検査で痛みが誘発されることなどにより仙腸関節障害が疑われます。

 

どんな治療があるの?

  1. ぎっくり腰のような急性のものは安静が必要
  2. 仙腸関節ベルト固定
  3. 仙腸関節安定化トレーニング
  4. 徒手療法
  5. 超音波療法
  6. 筋膜治療
  7. テーピング

 

まずはベルト固定

骨盤輪不安定症に対する骨盤ベルトの位置

徒手療法や運動療法で関節の適合性を改善させたら、その状態をキープするために仙腸関節ベルトが有効です。

まずは仙腸関節にかかるようにベルト固定を試します。
ベルトは前から締める、後ろから締める場合を試し、痛みが軽くなる方を選択します。
仙腸関節ベルトは、仙腸関節の微小な不適合の発生を抑える効果があり、仕事復帰時などの再発予防にも使えます。

 

最先端の筋膜リリース

仙腸関節にはセンサーの役割をする神経線維が豊富に存在するためIASTM療法が大変有効です。

仙腸関節まわりは靭帯が強固に連結しており、知覚神経が豊富で痛みに敏感な部位といえます。
仙腸関節の周辺の神経の働きを正常化する治療として、IASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)を使用します。

 

こんな姿勢は要注意!

仙腸関節に良くない姿勢

仙腸関節に不適合が起こりやすい姿勢

 

 

 

中腰など悪い姿勢を続けると腰のだるさや重さ 筋・筋膜性腰痛症の原因や症状、治療法

筋・筋膜性腰痛症きん・きんまくせいようつうしょうとは

腰痛の原因になりやすい筋肉

筋・筋膜性腰痛症を起こしやすい筋肉

腰の負担がかかる姿勢を長時間とったり腰を過度に使う動作で、腰の筋肉が傷ついたり緊張して腰痛を起こします。

 

症状

  • 安静時に痛みがない
  • 腰を動かすと痛みが強くなる
  • 体幹の前屈に制限がある
  • 中腰姿勢を継続することが困難
  • 腰が丸くなった姿勢の人が多い
  • 痛い部分に筋硬結きんこうけつを触れる

 

原因

次のような動作が原因になります

  •  中腰の姿勢、前かがみの姿勢
  •  長時間同じ姿勢をとる(立ちっぱなし、座りっぱなし)
  •  腰を前後に曲げる・ひねる動作を繰り返す
  •  肥満
  •  激しいスポーツ
  •  重いものを持つ重労働

 

胸腰筋膜きょうようきんまくと腰痛の関係

腰背腱膜とは

腰背腱膜とは

胸腰筋膜は姿勢の保持に関与する強靭な筋膜です。背中の筋肉はこの胸腰筋膜に包まれています。
背中の筋肉が異常に緊張して筋肉内の圧が高くなってしまっても、表面がこの強靭な筋膜に覆われているため圧を外に逃がすことができません。
筋肉内の圧が高くなると血管を押しつぶしてしまい阻血そけつ状態をまねき腰のだるさや痛みにつながります。
高齢者で腰が曲げて歩く人によくみられる症状です。

 

 

どんな検査をするの?

姿勢やくり返し動作が原因のときは「悪い動き」をみつける必要があります。
痛い筋肉のなかに筋硬結(コリ)があります。さらにコリの中にトリガーポイントと呼ばれる痛みの引き金となる点があります。
お尻や太ももにまで痛みが及ぶ場合にはトリガーポイントをチェックします。
もっとも重要なのは、他の重篤な疾患が隠れていないかをと判断することです。
とくに「安静にしていても痛いかどうか」は大切な所見です。

脊柱起立筋群のトリガーポイント

脊柱起立筋群のトリガーポイントと関連痛出現部位

脊柱起立筋群のトリガーポイント

腰方形筋のトリガーポイント

腰方形筋のトリガーポイントと関連痛出現部位

腰方形筋のトリガーポイント

多裂筋のトリガーポイント

多裂筋のトリガーポイントと関連痛出現部位

多裂筋のトリガーポイント

 

どんな治療があるの?

  1. ぎっくり腰のような急性のものは安静が必要
  2. ストレッチ・マッサージ
  3. トリガーポイント・リリース
  4. 徒手療法
  5. 超音波療法
  6. 筋膜リリース
  7. キネシオテーピング

 

キネシオテーピング

キネシオテープという特殊な素材でできたテープを用いてテーピングを貼ることで、皮膚を持ち上げ筋肉との間に隙間を作りリンパの滞りを改善し、筋肉の正しい収縮をサポートします。

筋筋膜性腰痛症テーピング

筋筋膜性腰痛症テーピング(腰を丸めて姿勢で貼付)

筋筋膜性腰痛症テーピング02

筋筋膜性腰痛症テーピング(腰をまっすぐにすると皮膚に皺がよります)

 

毎日のお手入れ

筋・筋膜性腰痛は、激しいスポーツや繰り返される負荷によって筋肉や筋膜が過剰に緊張して元の状態に戻れなくなってしまっています。
このような状態にはテニスボールによるセルフマッサージがおすすめです。
毎日、適度な刺激を加えることによって元の状態に戻るきっかけを与えることが大切です。

腰部のセルフマッサージ

テニスボールなどを使った腰部のセルフマッサージ

ランブルローラービースティボール

トリガーポイントを見つけたら、ランブルローラービースティボールがおすすめ

おすすめセルフリリースツール。

 

最先端の筋膜リリース

胸腰筋膜には、多くの筋肉が付着し、腰痛の原因になります。筋肉間の滑りを改善するツールとして、IASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)が開発されました。
特殊な金属でできた器具で患部を刺激することで、筋肉間での癒着を剥離し、患部を適切な状態へと導きます。

腰背腱膜に付着を持ち筋肉間をリリースするのに画期的なIASTM

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詳しくは、最先端の筋膜治療 IASTMのページをご覧ください。

 

 

超音波療法

硬くなった筋肉の緊張を和らげ柔軟性を高めるのに効果的なのが超音波療法です。1秒間に300万回という高速振動により、深部をマッサージし筋肉の血流を改善させます。また、急性期の炎症の治癒にも効果があります。

 

 

突然の激痛で動けなくなる 急性腰痛症(ぎっくり腰)の原因や症状、治療法

急性腰痛症きゅうせいようつうしょう(ぎっくり腰)とは

急に腰に痛みが出現する疾患の総称で、関節のねんざや筋肉の損傷、筋膜の炎症などが起こった時の症状をいいます。

 

症状

  • 急激な痛みで体を動かすことが困難
  • 前かがみの姿勢が楽
  • 立っている方が楽
  • 体勢をかえることがつらい
  • 日常生活が困難な痛みは、数日間~数週間で改善する
  • 軽い腰痛が残存することもある

 

どんな動作で起きやすいの?

  • 重い物を持ち上げた時
  • 前かがみになった時
  • くしゃみ
  • 振り返ったり、イスから立ち上がった時
  • 起床時、布団から起き上がった時
  • 野球やゴルフのスイングをした時

 

原因

ぎっくり腰は、急に腰の痛みを起こすいくつかの疾患をひっくるめて呼んでいるものであるため、原因はいくつか考えられます。

椎間板ついかんばんの損傷

変性(老化)した椎間板の線維輪せんいりんに亀裂が入り、周囲の靱帯じんたいや神経を刺激し炎症を起こし激痛になります。
しかし、この時点ではお尻や太ももには痛みはなく、腰の痛みで終わります。
そして、再びぎっくり腰と思っていると、今度はお尻から太ももの裏や外側に痛みを伴い、次第に腰の痛みは気にならなくなります。
これが本格的な椎間板ヘルニアの症状の始まりになります。

ぎっくり腰椎間板線維輪の亀裂

椎間板の線維輪に亀裂が・・・

関節のネンザ

椎間関節の捻挫

椎間関節の捻挫

椎間関節を捻り、炎症が生じます

仙腸関節の捻挫

仙腸関節の捻挫

仙腸関節に炎症を起こすこともあります

腰には関節(骨と骨のつなぎ目)がいくつかあります。椎間関節ついかんかんせつ仙腸関節せんちょうかんせつです。
それぞれの関節には、関節包かんせつほう(関節を包む袋)や靱帯じんたいなどがあり、関節を補強しています。
急な動きや体をねじった時に、関節がネンザすると炎症が関節包や靱帯に波及し、痛みを起こします。
また、関節の中に周辺組織がはさみ込まれて身動きが取れなくなるケースもあります。

 

 

筋肉・筋膜の損傷

急に腰の筋肉に強い収縮力が働いた時に、自身の筋力に耐えれずに、筋肉や筋膜が損傷し、痛みを起こします。
普段から筋肉が硬く疲労していたり、寒い時期などは、筋肉が準備を整えられていない場合に起こりやすいので注意が必要です。

筋筋膜性腰痛症

筋膜の損傷

 

圧迫骨折

腰椎圧迫骨折

腰椎の圧迫骨折

ぎっくり腰は幅広い年齢層にみられますが、高齢女性は注意が必要です。
閉経後、女性ホルモンの減少とともに骨粗しょう症が進行します。
尻もちをついた、重い物を持ち上げた時などに何かの拍子に背骨を骨折してしまうことがあります。これが圧迫骨折です。
高齢の女性の方で、急に腰が痛くなり夜も寝れないような痛みが2~3日続くような場合は、圧迫骨折の可能性がありますので整形外科の受診をおすすめします。

 

 

どんな検査をするの?

症状が腰の痛みだけに限られる場合は、2~3日安静にしていれば徐々に痛みが軽減していくケースがほとんどです。

  • 常に痛い
  • 姿勢によって痛みが変化しない
  • 安静にしていても痛い
  • 発熱や冷や汗が出る
  • 足のしびれがあったり足に力が入らない
  • 排尿・排便異常

などの症状がある場合は早急に専門医の診察を受けてください

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静、コルセットなど
  2. 超音波療法
  3. テーピング
  4. 再発予防のためのリハビリ

 

テーピング

急性腰痛症(ぎっくり腰)のテーピング法

急性腰痛症(ぎっくり腰)のテーピング法

 

いつまで安静にすればいいの?

安静にすべき期間は長くとも3日程度です。長期間にわたり安静にすることはむしろ害があるとされています。
実際には、2日~3日の急性期を過ぎたら徐々に動き始めることが正しい方法です。
そのほうが回復しやすいことも分かっています。

 

 

成長期の腰痛 思春期腰椎分離症の原因や症状、治療法

思春期腰椎分離症ししゅんきようついぶんりしょうとは

腰椎の椎弓ついきゅうと呼ばれる部分に起こる疲労骨折ひろうこっせつです。
ケガのように1回の力で起こるのではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰をそらしたりひねったりすることで起こります。
第5腰椎(上から5番目の腰の骨)に多くみられます。
13~14歳の男子に多くみられます。
一般の人の5%程度に分離症がみられますが、スポーツ選手の30~40%が分離症を発症しています。

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは(片側分離と両側分離)

 

 

症状

  • 棘突起を押さえると痛い、叩くと痛い
  • 腰を反らせたときの痛み
  • 骨折部の近くを神経が通るため炎症が波及し、椎間板ヘルニアに似た症状を示すこともある(ラセーグ徴候)

 

原因

腰部の過労による疲労骨折であり、発育期のオーバートレーニングによる場合がほとんどです。

 

骨折を起こすメカニズム

成長期は骨の急激な成長に対して筋肉の長さが追い付かず、骨の長さに比べて筋肉が短い時期に当たります。
加えて、骨の急激な成長は骨の強度を低下させます。
したがって成長期は筋の柔軟性と骨の強度が低下した時期であり、疲労骨折が起こりやすい時期とされています。
股関節まわりの筋肉の柔軟性が低下した状態でスポーツを続けると、股関節の動きの足らない部分を腰で補おうとするため、腰が反る力や捻れる力が過剰に加わってしまいます。

腰椎分離症になりやすい姿勢

腰椎分離症になりやすいスポーツ動作。反る、捻るが危険!

 

どんなスポーツに多いの?

野球、バレーボール、バスケットボール、サッカー、柔道、ラグビー、ウエイトリフティングなど、頻回に体幹の前後屈、回旋を行うスポーツに多く見られます。

 

悪化するとどうなるの?

思春期腰椎分離症は早期発見・早期治療できた場合は骨がくっつくことが可能です。
成人の腰椎分離症は思春期分離症を発見・治療できず放置し、骨がくっつかなかった結果生じたものです。
疲労骨折は徐々に亀裂が進行していき、完全骨折に至ると痛みは軽減するので勘違いしてしまい放置される例が多くみられます。
両側が完全に骨折して、骨がくっつかなかった場合は椎体が前方にズレてしまう腰椎すべり症へと進行する恐れがあります。

腰椎分離症からすべり症へ進行

腰椎分離症からすべり症へ

 

 

どんな検査をするの?

思春期の男児でスポーツをしていて腰痛が続く場合は、腰椎分離症が疑われます。
棘突起に圧痛(押さえると痛い)や叩打痛(叩くと痛い)があり、腰を反らせたときに痛みがある場合は、早急に病院でレントゲン検査をする必要があります。
初期の分離症はレントゲンやCTではわからないため、MRI検査が有用です。

 

どんな治療があるの?

思春期分離症の治療の目的は骨折を治癒させることです。
そのため早期に発見でき、骨癒合の可能性があるものは運動の中止およびコルセットによる固定を数か月行います。その間数か月おきにMRI検査をして骨癒合の状態を確認します。
思春期における数カ月にわたる運動の中止やコルセット固定は大変苦痛です。
そのためサポートする保護者や指導者との連携が重要となります。

ストレッチ

股関節の周囲の筋肉の柔軟性低下は骨折部への負担につながるため、股関節周囲のストレッチは非常に大切です。

 

 

運動療法

分離症の治療には長期間の固定を要します。
その間、運動療法により体幹筋力低下の予防と患部の血流促進や成長ホルモンの分泌促進により骨癒合を促します。

腰椎分離症ボールスクワット

腰椎分離症に対する運動療法(ボールスクワット)

ボールスクワット

ボールに上体を預け、腰をリラックスさせたままゆっくりスクワットをします。
太ももが床と平行になるまで腰を落とします。最もしゃがんだところで1秒静止します。
途中で腰を伸ばさないように注意します。
痛みのない範囲で20回×3セット、セット間の休憩は30秒とします。

腰椎分離症に対するチューブエクササイズ

腰椎分離症に対する運動療法(チューブエクササイズ)

チューブエクササイズ
座った状態で腰の後ろにクッションをはさみ腰が反らないようにします。
腕でチューブを引っ張りますが鍛えているのは体幹です。
左図は背中側から抵抗を加え、万歳姿勢から3秒かけてゆっくり腕を降し、降ろしたところで2秒静止します。その後、3秒かけて元の万歳姿勢に戻ります。
左右の肩甲骨を遠ざける意識で腹筋に力を入れて行います。

右図はお腹側から抵抗を加え、手を降ろした姿勢から3秒かけてゆっくりと万歳します。
万歳姿勢で2秒静止し、その後3秒かけてゆっくりと手を降ろします。
左右の肩甲骨を近づけるように背筋に力を入れて行います。

 

安静にしていても症状がある 注意すべき腰痛(レッドフラッグ)の原因や症状、治療法

レッドフラッグとは

ほとんどの急性腰痛症(ぎっくり腰)は自然に軽快します。
しかし、早急に病院を受診しなくてはならない目安として腰痛診療のレッドフラッグというものに以下の項目があります。

  • 年齢 20歳以下または55歳以上
  • 最近大きな怪我をした
  • 安静にしていても強くなる痛み
  • 胸部痛
  • 癌,白血病など悪性腫瘍の既応
  • ステロイドを長期間使用した(喘息・膠原病等)
  • 薬物乱用,免疫抑制剤,HIV
  • 全身体調不良
  • 原因不明の体重減少
  • 神経症状(排尿,排便困難,坐骨神経痛,下肢しびれ等)
  • 背骨が曲がっている
  • 発熱

日本整形外科学会、日本腰痛学会監修:腰痛診療ガイドライン2012 南江堂、2012年

 

 

注意すべき腰痛

  1. 感染・炎症によるもの
  2. 外傷によるもの
  3. 腫瘍によるもの
  4. 内臓疾患によるもの
  5. 血管疾患によるもの
  6. 婦人科系疾患によるもの

これらの疾患の疑いがある場合は、早急に専門医の診察を受けることをおすすめします。

 

化膿性脊椎炎かのうせいせきついえん椎間板炎ついかんばんえん

細菌が血行を介して背骨を化膿させる病気です。
40~50代の中年の方に多いとされていますが、糖尿病とうにょうびょう悪性腫瘍あくせいしゅよう肝機能障害かんきのうしょうがいなどの免疫機能めんえききのうが低下し、感染しやすい状態の高齢者の発症も増加しています。
腰の骨に発症することが多いとされています。
急性の場合には、腰から背中にかけての激痛、高熱を伴いますが、慢性の場合には痛みは比較的軽く、発熱はしたとしても微熱程度です。病気のある部位の脊椎を叩いたり、押したりすると痛みを生じます。

化膿性脊椎炎とは

化膿性脊椎炎とは

 

転移性脊椎腫瘍てんいせいせきついしゅよう

がん細胞が背骨に転移し骨を破壊します。
破壊され弱くなった背骨が負荷を支えられなくなると骨折します。
背中の痛みや腰痛を生じ、脊髄せきずいを圧迫している場合は麻痺が生じます。

転移性脊椎腫瘍

転移性脊椎腫瘍とは

 

圧迫骨折あっぱくこっせつ

閉経後へいけいご、女性ホルモンの減少とともに骨粗しょう症が進行します。
尻もちをついた、重い物を持ち上げた時などちょっとしたきっかけで背骨を骨折してしまうことがあります。
第11~12胸椎きょうついと第1腰椎ようついの胸椎から腰椎への移行部いこうぶに多発します。
寝返りをうつ時や、起き上がる時、体を動かしたときなどに痛みが出ることが特徴です。
中にはほとんど痛みが出ずに徐々に骨が潰れてしまう方もいます。

腰椎圧迫骨折画像

圧迫骨折とは

 

 

急性大動脈解離きゅうせいだいどうみゃくかいり

大動脈だいどうみゃくという血管の壁に亀裂が入り、壁が分離されてしまう病気を大動脈解離だいどうみゃくかいりといいます。
突然の発症が多く、急性大動脈解離と呼ばれます。
高血圧の人に起こりやすいといわれています。
血管の壁には神経があるため、血管が裂ける時に胸や背中の激痛が出現します。
まれに痛みが軽いこともあります。

急性大動脈解離画像

急性大動脈解離とは

 

 

腹部大動脈瘤破裂ふくぶだいどうみゃくりゅうはれつ

腹部の大動脈がこぶ状に膨らんだものです。
発症年齢は50~70歳がピークで、男性に多く発症します。
おなかに拍動性腫瘤はくどうせいしゅりゅうを触れることが典型的な症状です。
腹部大動脈瘤が破裂した場合は、出血が腰の部分に広がるため激烈な腹痛や腰痛が出てきます。

腹部大動脈瘤破裂画像

腹部大動脈瘤破裂とは

 

 

尿路結石にょうろけっせき

腎臓じんぞうで老廃物がうまく排出できず、腎臓内で石を作ってしまうことがあります。

  • 腎臓内でできた石は腎結石じんけっせき
  • 尿管へ移動したものが尿管結石にょうかんけっせき
  • さらに膀胱へ移動したものを膀胱結石ぼうこうけっせき
  • 尿道へ移動したものは尿道結石にょうどうけっせき

と言います。
これらすべてを合わせて尿路結石といいます。腎臓には痛みを感じる神経がないため、石が腎臓にある間は、痛みはほとんどなく鈍い痛み程度でおさまります。それが尿管結石になると激しい痛みを伴います。安静にしていても痛みが治まることはありません。男性の発症率が高く、女性の2~3倍です。年齢別では、30~50歳代に多く見られます。

急性膵炎きゅうせいすいえん

急性膵炎の症状は、みぞおち付近が急激に痛み始め、やがて背中や腰の方にも痛みが広がっていきます。
膝を曲げたうつ伏せの姿勢で、症状がやや軽快するのが特徴です。痛み以外では発熱や嘔吐おうと、食欲不振などが発生します。

 

腎盂腎炎じんうじんえん

腎盂腎炎ははじめに寒気やふるえがあり、38℃を超える高熱を発します。胸のむかつきや嘔吐、全身の倦怠感けんたいかんが出てきて、腰や背中、わき腹に痛みを感じます。尿の回数が増え、残尿感や排尿時の痛みなど膀胱炎ぼうこうえんの症状も出てきます。

 

胆嚢炎たんのうえん

みぞおちから右脇腹の痛みが特徴です。
痛みは右肩や右背部、胸から腰に出現することもあります。
嘔吐や吐き気、高熱、寒気などの症状が出ることもあります。

 

子宮内膜症しきゅうないまくしょう

本来とは違った部位に子宮内膜が形成される疾患です。痛みとしては、月経痛、下腹部痛、腰痛などがあります。

 

骨盤がグラグラする 骨盤輪不安定症の原因や症状、治療法

骨盤輪こつばんりんってなに?

仙腸関節とは

骨盤輪とは

仙骨せんこつと左右の寛骨かんこつが2つの仙腸関節せんちょうかんせつ恥骨結合ちこつけつごうとで連結されて構成されるリングのことです。

 

 

骨盤輪不安定症こつばんりんふあんていしょうとは

何らかの原因で骨盤輪が緩み、様々な症状が出る状態です。
仙腸関節障害せんちょうかんせつしょうがい恥骨結合離開ちこつけつごうりかいが同時に起こっているものと考えられます。
外傷の他、出産前後の女性によくみられます。

骨盤のずれ

骨盤輪不安定症とは

 

症状

  • お尻の横が痛い
  • 尾骨が痛い
  • 足の付け根が痛い
  • 恥骨が痛い
  • 腰が痛い
  • 尿漏れ感がある
  • 下半身がいつもだるい

 

原因

産後の骨盤のゆがみ

産後の骨盤のゆがみ

骨盤は赤ちゃんが産道を通りやすいように恥骨結合、仙腸関節がゆるみます。これは出産の際に分泌されるホルモンの影響です。
この関節のゆるみがひどくなると腰やお尻の痛みが生じます。
恥骨結合がゆるむと骨盤全体がグラグラし、骨盤の後ろで坐骨神経ざこつしんけいを圧迫して痛むのではないかと推察されます。また、骨盤の骨折などのケガでも起こることがあります。

 

 

どんな検査をするの?

骨盤輪不安定症はレントゲンなどの検査ではわかりません。
この疾患の症状は、立っているときにうまく荷重が支えられずに起こります。
そのため荷重を骨盤で支えられるかどうかを検査します。

骨盤輪不安定症検査

骨盤輪不安定症の検査

ベッドからかかとを20cm持ち上げて保持し、左右の違いを比較します。
骨盤を固定するようにアシストすると症状が軽減するかどうかを確認します。

骨盤輪不安定症検査

骨盤輪不安定症の検査

片足立ちをして荷重がうまく骨盤で支えられているかどうかを検査します。

 

 

どんな治療があるの?

  1. 骨盤ベルト固定
  2. ストレッチ・筋膜リリース
  3. 筋力トレーニング
  4. 外傷によるもの、症状が著しいものは手術

 

骨盤ベルト

骨盤輪不安定症では、骨盤の骨と骨のつなぎ目がゆるんでしまうため、骨盤をベルトでしめて固定すると大変効果的です。
妊婦さん向けの骨盤ベルトは市場にはたくさん出回っていますが、特におすすめなのはPhysiomat社製の骨盤支持ベルトです。
装着時の快適性を重視しつつ、固定性もしっかりあります。装着することで、骨盤を安定させ、立っている時の姿勢を楽にしてくれます。

骨盤輪不安定症に対する骨盤ベルトの位置

骨盤輪不安定症に対する骨盤ベルトの位置

 

背骨が動きが悪い 強直性脊椎炎の原因や症状、治療法

強直性脊椎炎きょうちょくせいせきついえんとは

とくに背骨および骨盤を中心に全身のけん靱帯じんたいに原因不明の炎症が起こり、長い年月の中で背骨が固まり、曲げ伸ばしが難しくなってしまう病気です。
ほとんど症例が10~20代で発症し、男性が女性の3~5倍多く発症します。

強直性脊椎炎脊椎の変性

強直性脊椎炎における脊椎の変性

 

 

症状

  • くび、背中、腰、お尻の痛みやこわばりで発症する。経過とともに次第に動かなくなる。
  • 初期には病状の波が激しい(激痛が数日続きその後は痛みがほとんどなくなることある)
  • 腰痛、仙腸関節痛せんちょうかんせつつう、お尻の痛み
  • 時に股・膝・足関節などの痛みや腫れ
  • 安静にしているより体を動かした方が症状が軽くなる
  • 夜間や朝方の痛み
  • 病状の進行に伴い、背骨の動きが悪くなって体が前傾気味となる
  • 体を反らす、上を見上る、うがいをするといった動作に支障が出てくる

 

原因

原因はまだはっきりわかっていません。なんらかの形で遺伝の関与があるのは確かなようです。
たとえば細菌感染などがこれに加わり免疫異常めんえきいじょうが生じた結果、発症すると考えられています。

 

仙腸関節ってなに?

強直性脊椎炎仙腸関節炎

強直性脊椎炎における仙腸関節炎

仙腸関節は、仙骨せんこつ腸骨ちょうこつの間の関節で、お尻の両わきに左右に1つずつあります。
周囲は靭帯により硬く連結されてるため、仙腸関節は3~5mmほどのわずかな動きしかありません。
強直性脊椎炎では、初期にこの関節に炎症がみられ、痛みがあることが多いとされています。

 

進行するとどうなるの?

1~2割の人は重症化し、発症してから10~20年経過すると背骨が動かなくなり、日常生活や就労に不自由を感じるようになります。多くの人は、多少の支障はあっても通常の生活を送ることができます。

 

どんな検査をするの?

若年者が、全身のこわばりや朝の疲労感、繰り返す腰痛や原因不明の手足の関節炎のある場合には強直性脊椎炎が疑われます。病院で血液検査やレントゲン検査を行って診断されます。

 

どんな治療があるの?

  1. 運動療法
  2. 痛みを和らげるための温熱療法や電気治療
  3. ストレッチ・マッサージ
  4. 筋力トレーニング
  5. 炎症をおさえるための薬による治療

 

特徴的な姿勢

強直性脊椎炎では、背骨の動きが少なくなったり変形することで前かがみ姿勢になっていきます。
こういった姿勢にならないように、ストレッチや体操が大切です。

強直性脊椎炎姿勢の変化

強直性脊椎炎の特徴的な姿勢

 

 

運動療法

強直性脊椎炎

強直性脊椎炎の運動療法①


①背中のストレッチ
スタートポジション:四つ這い姿勢
頭を下げながら、背中を丸めます(15~30秒保持)
ゆっくりスタートポジションに戻ります
胃を床の方向に落とすように、背中を反らせます(15~30秒保持)
ゆっくりスタートポジションに戻ります
これを2~4回繰り返します

強直性脊椎炎胸のストレッチ

強直性脊椎炎の運動療法②

②胸のストレッチ
スタートポジション:足を肩幅に開いて座ります
手のひらを上に向けて息を吸いながら胸を開きます(15~30秒保持)
息を吐きながら、腕を元に戻します
これを2~4回繰り返します

強直性脊椎炎首のストレッチ

強直性脊椎炎の運動療法③④

③肩のストレッチ
スタートポジション:まっすぐ立つか、座ります
頭の上に両腕を上げ、息を吸いながら息を吸いながら天井に向かって両腕を伸ばします(15~30秒保持)
ゆっくり手を降ろします
これを2~4回繰り返します

④首のストレッチ
スタートポジション:まっすぐ立つか、座ります
顎を引いたまま、顔を右に向けます(15~30秒保持)
同じく左に向けます(15~30秒保持)
首を左右に倒します
これを2~4回繰り返します

強直性脊椎炎の運動療法

強直性脊椎炎の運動療法⑤

⑤バックエクステンション
スタートポジション:うつ伏せになります
肘で床を押して背中にアーチを作るように体を反らせます(15~30秒保持)
ゆっくりとスタートポジションに戻ります
これを2~4回繰り返します

 

Writter
麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA