足底腱膜炎のインソール療法
踵の痛みを“歩き方”から改善へ

足底腱膜炎のインソール療法について

足底腱膜炎は、単に“足裏を使いすぎた”だけではありません。
実は、

  • 足のアーチの崩れ
  • 歩き方のクセ
  • 足首の硬さ
  • 体重のかかり方の偏り

などが関係していることが多くあります。

「痛みを減らす」だけでなく、一人ひとりに合わせた“歩きやすい・動きやすい”インソールをご提案します。

インソール療法2

 朝の1歩目で踵や足裏が強く痛む

 長時間の立ち仕事や歩行で踵が痛くなる

 ランニングやスポーツ後に足裏が痛む

 足底腱膜炎を繰り返している

 扁平足・ハイアーチが気になる

 靴を変えても改善しない

足底腱膜炎に対するインソール療法とは?

インソール療法(足底挿板療法)は、足底腱膜へ集中する負担を分散し、歩行や立位時のストレスをコントロールする治療法です。

足底腱膜炎では、

  • アーチ低下(扁平足)
  • 過回内(オーバープロネーション)
  • ハイアーチ
  • 足部のねじれ
  • 後足部の不安定性

などによって足底腱膜へ過剰な牽引ストレスが加わります。

インソールはこれらの足部アライメント異常を修正し、足底腱膜への負担を軽減します。

足部アライメントが足底腱膜炎の原因になる

インソール療法の目的

インソールでは、

  • 足底腱膜への牽引ストレス軽減
  • 内側縦アーチ・横アーチのサポート
  • 足部アライメント補正
  • 過回内の抑制
  • 踵への衝撃吸収
  • 歩行時の足底圧分散
  • 足部安定性向上
  • 筋機能を働きやすくする

ことを目的とします。

足底腱膜炎に対するインソールの目的

足底腱膜炎では「負担の分散」が重要

足底腱膜炎では、踵骨付着部へ負担が集中しやすくなります。

そのためインソールでは、

  • ヒールパッド
  • アーチサポート
  • 踵の除圧
  • 足底圧分散

などを行い、局所に集中するストレスを分散します。

足底腱膜炎に対するインソール

特に踵骨棘を伴う場合は、

  • 踵部をくり抜く
  • クッション材を使用する

ことで圧迫ストレスを軽減します。

踵骨棘に対するインソール (1)

扁平足・過回内タイプへのインソール

扁平足や過回内タイプでは、

  • 踵骨が内側へ倒れる
  • 内側縦アーチが低下する
  • 足底腱膜が引き伸ばされる

ため、アーチを支えることが重要です。

過回内・扁平足タイプの足底腱膜炎

主に

  • 距骨下関節の安定化
  • 舟状骨支持
  • 後脛骨筋機能補助

を行います。

過回内・扁平足タイプの足底腱膜炎に対するインソール

ハイアーチタイプへのインソール

ハイアーチでは、

  • 足部剛性が高い
  • 衝撃吸収が苦手
  • 足底腱膜へねじれストレスが加わる

特徴があります。

ハイアーチが足底腱膜炎になる理由

主に

  • ヒールウェッジ
  • 外側縦アーチ支持
  • クッション性向上

などで衝撃分散を行います。

ハイアーチタイプの足底腱膜炎に対するインソール

靴との組み合わせが大切

扁平足・過回内タイプ

  • ねじれにくい靴
  • 踵が安定する靴
  • ソールがしっかりした靴

が適しています。

過回内・扁平足タイプの足底腱膜炎に適した靴

ハイアーチタイプ

  • 柔らかい靴
  • クッション性が高い靴
  • 適度にしなる靴

が適しています。

ハイアーチタイプの足底腱膜炎に適した靴

インソールの利点

インソールは、日常生活や歩行中でも無意識に、長時間足部機能をサポートし続けられることが大きな利点です。

また、万が一合わない場合でも取り外せば元の状態に戻せるため、身体への負担を調整しながら使用できます。手術のように一度行ってしまうと元へ戻せない治療ではないため、まず取り入れやすい治療法です。

インソールの利点

足底腱膜炎にはインソールがおすすめです

ンソールは
ミリ単位の調整が重要

足裏は非常に感覚が鋭い部分です。

そのため当院では、インソールはただ入れるだけではなく、

  • パッドの高さ
  • 硬さ
  • 大きさ
  • 配置位置

を1〜2mm単位で細かく調整します。

インソールの調整

まざまな動作を確認しながら
インソールを作製します

わずかな違いでも、
「歩きやすい」
「安定する」
「逆に違和感が出る」
など感覚が大きく変わります。

当院では、単に足型を採って合わせるのではなく、

  • 立位
  • 片脚立位
  • 歩行
  • 重心移動

など実際の動作を確認しながら調整を行います。

“その場だけ”ではなく、
「歩きやすさ」や「動きやすさ」まで考えたインソール調整を大切にしています。

足底腱膜炎インソール
麻多 聡史
院長

この記事を書いた人

アルコット接骨院院長
柔道整復師
フットケアトレーナーマスターライセンス、足爪補正士、テーピングマイスター、IASTMマニュアルセラピスト、FMS 、SFMA、FCS、BPL mentorship program修了、PRIマイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーション、インピンジメント&インスタビリティ修了、脚の長さコーディネーター