今回は、立った状態での股関節の可動制と安定性を高めるエクササイズの紹介です。
トレーニングの目的
このトレーニングの目的は、股関節を屈曲(曲げる動作)・内転(内側に入れる動作)・内旋(内側に捻る動作)を立った状態で同時に引き出すエクササイズです。
開始姿勢
両足を揃えて立ち、顎の高さで両手を組みます。手を組むのはなぜかというと、両手を強く組むことで身体の末梢に力が入り無意識にコアに安定させることができるためです。(コアエンゲージ)
トレーニング動作
▲上図のように片側の足を反対側の足の後方に出します。
骨盤は正面に向けておきます。
体重は、前脚にしっかりと体重をのせます。
▲前脚に体重を乗せたまま、股関節、膝関節、足関節を同時に曲げます。
一番下まで降りたところで深呼吸を2回します。上体は前傾させますが、背中が丸まってはいけません。コアをしっかりと効かせた状態を維持します。
注意する点は、後ろ脚を大きく後方に出すことです。
また前脚のスネの骨は床に対して垂直を維持します。
前脚股関節の内転・内旋をしっかりと意識して行ってください。回数は、10回を1セットとし、左右行います。結構きつい種目ですが、呼吸を止めないように気をつけてください。
痛みがある場合は、すぐに中止して下さい。