上腕二頭筋損傷の急性期に対するテーピング

上腕二頭筋というのは、力こぶを作るときの筋肉で、2本の筋で構成されています。
一つは長頭といって、損傷するのはたいていはこちらの筋肉です。
もう一つは担当といい、あまり損傷することはありません。

この上腕二頭筋の長頭を損傷すると、二の腕部分に青あざができ、重い物を持つと痛かったりします。ひどいものでは長頭の腱が断裂してしまうこともあります。この場合、力こぶの位置が下にさがってしまい、脱力感などを感じます。

今回紹介するのは、キネシオテープを使ったリンパコレクションテーピング。
患部の近傍に溜まっている浸出液をリンパ管に向かって流す目的で貼付します。
浸出液というのが腫れやむくみの原因になるので、これを流すことによって腫れやむくみを取り除く効果があります。

損傷部位の皮膚の下は、その上に滞る組織液、リンパ液、血液が溜まることによって内圧が高まった状態です。キネシオテープを貼ることで圧力を弱めた領域を作ります。近くのリンパ管に浸出液を向かわせるように流路を作り、腫れやむくみを取り除きます。

受傷後24~72時間の急性期では、炎症を抑制するために2本のリンパコレクションテーピングを貼ります。

約15~20cmのテープをカットします。

5cmの基部を作り、短冊状にカットします。
上腕二頭筋損傷テーピング
肘から肩に向けて上腕まで貼付します。
基部を貼り付ける場所は内側上顆、外側上顆の2点です。

上腕二頭筋損傷テーピング

ここから斜め上方に30~45°の角度で貼ります。2本のテープは交叉します。
テープは全く引っ張らずに貼るか、または10%ほどの強さで張力をかけて貼ります。
上腕二頭筋損傷テーピング

実際に貼付したのはこちら。

上腕二頭筋損傷テーピング

急性期にこのような対応をしておくかどうかでその後の予後は驚くほど変わります。
ぜひ一度試してみてください。