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半月板とは
こちらのページに詳しく記載してあります。
詳しくは、半月板損傷のページをご覧ください。
半月板インピンジメントとは
膝を曲げたり伸ばしたりするときに、太ももの骨とすねの骨の間で半月板がはさみ込まれて痛みが出ることをいいます。
半月板インピンジメントの症状
- 膝を伸ばしたときには膝の前方で、膝を曲げたときには膝の後方で、いわゆる「奥歯に物が挟まったような」痛みを生じます
- 膝が伸びきらない
- 正座ができない
半月板インピンジメントの原因
半月板は膝の曲げ伸ばしに伴って、前後に動きます。
しかし、半月板は軟骨のような組織なので動かそうと思って動かすことができるわけではありません。
では、どのように動くかというと、膝の周りの筋肉や靱帯に引っ張られたり押し出されたりして二次的に動くわけです。
この半月板の前後移動が障害されると、膝の曲げ伸ばしのときに半月板がはさみ込まれてしまいます。
膝を伸ばして前が痛い理由
膝を伸ばしたときに半月板が前方に移動する仕組みには3つのメカニズムが関与しています。
これらのメカニズムのいずれかが破綻しても膝を伸ばしたときの痛みの原因になります。
1つめのメカニズム
①膝の皿が上に持ち上がる
②靭帯が半月板を引っ張る
③半月板が前方に移動
2つめのメカニズム
膝をのばしていくと、膝の皿の下の脂肪体が形を変え半月板が前に動けるスペースを作る。
3つめのメカニズム
膝の裏を支える靭帯が緊張し、半月板を前に押し出す。
膝を伸ばして後ろが痛い理由
膝を曲げたときに半月板が後方に移動する仕組みには3つのメカニズムが関与しています。
これらのメカニズムのいずれかが破綻しても膝を伸ばしたときの痛みの原因になります。
1つめのメカニズム
内側の半月板に付着する筋肉(半膜様筋)が後ろに引っ張る
2つめのメカニズム
外側の半月板に付着する筋肉(膝窩筋)が後ろに引っ張る
3つめのメカニズム
膝の裏を支える靭帯が緩み半月板が後ろに移動するスペースを作る
半月板インピンジメントの治療法
- 運動療法・リハビリテーション
- 徒手療法
- 超音波療法
- テーピング
超音波療法
膝関節の中に超音波を直接照射することにより関節の中の循環を良くし、血流の改善させることにより痛みの緩和が期待できます。