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手根管症候群とは
正中神経が手首にある手根管というトンネル内で圧迫され、手を酷使するなど手首の動きが加わってしびれなどの症状を引き起こします。

手根管症候群の特徴的なシビレ
- 指のしびれ(特に夜間、早朝に強い)。手を振ると軽減します(Flick sign)
- 親指から薬指の中指側半分がしびれる
- 4本すべてがしびれない場合もある
- 小指はしびれない
- 手のひらだけしびれ、手の甲はしびれない

手根管症候群の特徴的な手の変形
- パーフェクトOサイン:親指と人差し指できれいな円を作れなくなります。
- 猿手変形:症状が進むと、親指の付け根の筋肉(母指球筋)がやせてきます。ボタンをかける、つまむなどの指先の細かい動作が困難になります。

手根管症候群の原因
- 中高年の女性に発生するものの多くは、原因がはっきりわからない
- 手を酷使する労働者に発生する滑膜炎(指を曲げる腱の炎症)によるもの
手根管症候群の検査
マヒの所見(ボタンをかけにくい、箸を持ちにくいなど)、チネル徴候、ファーレンテスト、逆ファーレンテスト、perfect O signなどが陽性になると手根管症候群が疑われます。

手根管症候群はどんな人に多いの?
妊娠出産期と閉経後の女性に多く、男女比は1:9とされています。
手根管症候群の治療法
- 安静とサポーター固定
- 体外衝撃波(圧力波)治療
- 超音波療法による血流改善
- 神経滑走エクササイズ
- 筋膜リリース
- 病院で投薬治療、ステロイド注射、手術
※早期に治療を開始するほど、症状は改善しやすいといわれています。
手根管症候群に対する体外衝撃波(圧力波)治療
拡散型体外衝撃波(圧力波)療法とは、圧力波(強い振動)を患部へ当てることで、肥厚し硬くなった屈筋支帯を分解し、正中神経の滑走性を改善させることができます。
また正中神経の血流も改善させることができるため、痺れの軽減にも役立ちます。1週間ごとに4〜6回ほど照射を繰り返し、神経の細胞を活性化させ、神経の再生・治癒を促進させます。

手根管症候群の神経滑走エクササイズ


手根管症候群のストレッチ
