ボウラーズ・サムとは
ボウリングで親指に痛みやしびれが出る障害を、ボウラーズサムと呼びます。
ボウラーズ・サムの症状
- 親指の内側の痛み
- 親指と人差し指の間の痛み
- 親指の先がうずく感覚
- 親指のしびれ感
ボウラーズ・サムの原因
親指でボールをつかむと、長母指屈筋という筋肉が過剰に収縮します。
その結果、ボールを投げた時にサムホールの縁と長母指屈筋腱の間で強い摩擦力と圧迫が発生します。
摩擦力は長母指屈筋腱を肥厚させ、近くにある神経(母指の固有掌側指神経)を刺激し、痛みやしびれが親指に出ます。
スピンを多用したり、不適切な(小さな)サイズのホールで繰り返しプレイすることで、症状をさらに悪化させます。
ボウラーズ・サムの検査
ボウリングをしていて、親指に症状があればボウラーズ・サムが疑われます。
場合によっては、レントゲンやMRI検査が行われます。
ボウラーズ・サムの治療法
- 患部の安静
- ボウリングを避ける
- 不適切なホールの調整
- 親指を保護するプロテクターを使用
- グリップの変更
- 超音波療法
- テーピング
- 神経症状の強いものは手術
ボウラーズ・サムに対するテーピング
①親指を起こした状態でテープの両端をくっつけます。
②一度、親指を倒して、すべて貼り付けます。
③2枚重ねます。
④両端が剥がれないようにアンカーテープ(水色)を巻いて完成。