
関節がやわらかい人は外反母趾になりやすい?
外反母趾の原因の一つに、関節のやわらかさがあります。
関節がやわらかいこと自体は、必ずしも悪いことではありません。体が柔らかい、可動域が広いという良い面もあります。
しかし、足の関節が必要以上に動きやすい場合、親指の付け根や足の中足部が不安定になりやすくなります。その結果、歩くときに親指の付け根の骨が内側へ開きやすくなり、親指が人差し指側へ曲がる力が加わりやすくなります。
これが外反母趾の発症や進行に関係することがあります。
関節のゆるさと外反母趾の関係
外反母趾では、親指だけが曲がっているように見えます。
しかし実際には、親指の付け根の骨や足の中足部が不安定になり、足の横幅が広がっていることがあります。
関節の弛緩性がある人では、足の骨格を支える力が弱くなりやすく、次のようなことが起こりやすくなります。
- 足の横幅が広がりやすい
- 親指の付け根の骨が内側へ開きやすい
- 扁平足や開張足になりやすい
- 歩くときに足が内側へ倒れやすい
- 親指でしっかり踏みにくい
- 靴の中で足が前に滑りやすい
このような状態が続くと、親指の付け根に負担がかかり、外反母趾の痛みや変形につながることがあります。
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全身性関節弛緩とは
外反母趾の原因の一つに、全身性関節弛緩があります。
全身性関節弛緩とは、手や肘、膝、足など、全身の関節が一般的な範囲よりもやわらかく、動きやすい状態のことです。
関節がゆるく動きやすい人では、足の骨格を支える力が不安定になりやすく、外反母趾の発症や進行に関係することがあります。

general joint laxity testとは
general joint laxity testとは、全身の関節がどのくらいやわらかいかを確認する検査です。
外反母趾の評価では、足だけを見るのではなく、体全体の関節のゆるさを確認することも大切です。
関節の弛緩性が強い人では、足の関節も不安定になりやすく、外反母趾、扁平足、開張足などが起こりやすい場合があります。
そのため、当院では必要に応じてgeneral joint laxity testを行い、関節のやわらかさが外反母趾に関係していないかを確認します。

関節がやわらかい人の外反母趾で注意すること
関節がやわらかい人の外反母趾では、単に親指をまっすぐに引っ張るだけでは不十分なことがあります。
足の骨格が不安定なままだと、親指を正しい位置に戻しても、歩くときにまた崩れやすくなるためです。
そのため、次のような対策が重要になります。
- 靴の中で足が前に滑らないようにする
- 靴紐やベルトで甲をしっかり固定する
- インソールで足のアーチを支える
- 足指を使いやすくする
- 親指を支える筋肉を働かせる
- 扁平足や開張足を確認する
関節がやわらかい人では、強く矯正するよりも、足が崩れにくい環境を作ることが大切です。

関節のやわらかさも含めて評価します
外反母趾は、靴だけが原因で起こるわけではありません。
足の形、関節のやわらかさ、遺伝、年齢、筋力低下、歩き方、靴の影響などが重なって起こります。
関節の弛緩性がある方では、足の骨格が不安定になりやすいため、外反母趾の原因や進行に関係していることがあります。
当院では、親指の曲がり方だけでなく、足のアーチ、靴の履き方、インソールの適合、歩行時の前滑り、関節のやわらかさまで確認し、手術以外でできる対処法を考えていきます。

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この記事を書いた人
アルコット接骨院院長
柔道整復師
フットケアトレーナーマスターライセンス、足爪補正士、テーピングマイスター、IASTMマニュアルセラピスト、FMS 、SFMA、FCS、BPL mentorship program修了、PRIマイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーション、インピンジメント&インスタビリティ修了、脚の長さコーディネーター

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