有痛性外脛骨の痛みを和らげる!タイプ別テーピング
金沢市のアルコット接骨院の疾患コラム
有痛性外脛骨の痛みにお悩みの方必見!足のタイプ別に最適なテーピング方法を詳しく紹介します。痛みを効果的に緩和し、日常生活をより快適に過ごすための具体的なテクニックをご覧ください。
有痛性外脛骨の痛みを和らげる!タイプ別テーピング
金沢市のアルコット接骨院の疾患コラム
有痛性外脛骨の痛みにお悩みの方必見!足のタイプ別に最適なテーピング方法を詳しく紹介します。痛みを効果的に緩和し、日常生活をより快適に過ごすための具体的なテクニックをご覧ください。
この記事を書いた人
アルコット接骨院院長
柔道整復師
フットケアトレーナーマスターライセンス、足爪補正士、テーピングマイスター、IASTMマニュアルセラピスト、FMS 、SFMA、FCS、BPL mentorship program修了、マイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーション、インピンジメント&インスタビリティ修了
外脛骨とは、足に本来なら存在しない余分な骨のことです。
外脛骨は足の側にある過剰骨のひとつで、日本人では5人に1人程度の割合でみられます。
普通は痛みを伴わないので症状がなければ何も問題ありません。
しかし激しいスポーツを行うようになると、外脛骨に痛みを生じることがあり、これを「有痛性外脛骨障害」といいます。
外脛骨とは、足に本来なら存在しない余分な骨のことです。
外脛骨は足の側にある過剰骨のひとつで、日本人では5人に1人程度の割合でみられます。
普通は痛みを伴わないので症状がなければ何も問題ありません。
しかし激しいスポーツを行うようになると、外脛骨に痛みを生じることがあり、これを「有痛性外脛骨障害」といいます。
▼有痛性外脛骨について徹底解説
外脛骨があること自体は通常、病気ではなくほとんどの人は痛みを感じません。
外脛骨が有痛性となるか無痛性のまま経過するかの分かれ目は「扁平足」と「回内足」です。
外脛骨があること自体は通常、病気ではなくほとんどの人は痛みを感じません。
外脛骨が有痛性となるか無痛性のまま経過するかの分かれ目は「扁平足」と「回内足」です。
扁平足とは、足のアーチ(土踏まず)が低くなっている状態のことです。足の裏が平らで、地面にぴったりと接している状態です。
回内足とは、足が内側に倒れ込む状態のことを指します。歩いたり立ったりするときに、足の内側に体重がかかりやすくなります。
扁平足とは、足のアーチ(土踏まず)が低くなっている状態のことです。足の裏が平らで、地面にぴったりと接している状態です。
回内足とは、足が内側に倒れ込む状態のことを指します。歩いたり立ったりするときに、足の内側に体重がかかりやすくなります。
外脛骨は、「後脛骨筋腱」が付着する部分に位置しています。
炎症を起こし痛みの原因となる部位は次の通りです。
・外脛骨と舟状骨の間:
・後脛骨筋腱付着部
これらの部位に負担がかからないようにすることで、痛みを軽減させることができます。
外脛骨は、「後脛骨筋腱」が付着する部分に位置しています。
炎症を起こし痛みの原因となる部位は次の通りです。
・外脛骨と舟状骨の間:
・後脛骨筋腱付着部
これらの部位に負担がかからないようにすることで、痛みを軽減させることができます。
つま先が外を向く姿勢は、足の内側に体重がかかりやすく、後脛骨筋腱に大きな負担がかかります。
踵が内側に倒れ(回内足)、内側縦アーチが低下(扁平足)すると、後脛骨筋が過剰に収縮し、外脛骨に引っ張りのストレスがかかります。これが原因で、外脛骨部に痛みが生じることがあります。
テーピングの目的はこのような足部のポジションを改善させることにあります。
つま先が外を向く姿勢は、足の内側に体重がかかりやすく、後脛骨筋腱に大きな負担がかかります。
踵が内側に倒れ(回内足)、内側縦アーチが低下(扁平足)すると、後脛骨筋が過剰に収縮し、外脛骨に引っ張りのストレスがかかります。これが原因で、外脛骨部に痛みが生じることがあります。
テーピングの目的はこのような足部のポジションを改善させることにあります。
▼有痛性外脛骨に似た疾患も合わせて解説
1本目(赤色のテープ)
外くるぶしの下にテープの始点を貼ります。
外くるぶしの下にテープの始点を貼ります。
足の裏を通って内くるぶしのやや前方に向かいます。
足の裏を通って内くるぶしのやや前方に向かいます。
舟状骨(外脛骨)を上に持ち上げるようにテープを引っ張って貼ります。
舟状骨(外脛骨)を上に持ち上げるようにテープを引っ張って貼ります。
そのあと、スネの骨にスパイラル状に巻きつけます。これで1本目は完成です。
そのあと、スネの骨にスパイラル状に巻きつけます。これで1本目は完成です。
内側から見たところ。やや引っ張りながら貼ります。
内側から見たところ。やや引っ張りながら貼ります。
2本目(青色のテープ)
少しずらして1/2~1/3ほど重ねて貼り強度を高めます。
少しずらして1/2~1/3ほど重ねて貼り強度を高めます。
内側から見たところ。
内側から見たところ。
3本目(オレンジ色のテープ)
次は踵の骨が内側に倒れるのを防ぎます。(回内防止)
ハーフヒールロックを巻きます。
スネの骨からアキレス腱の内側の少し上を通るように斜めに巻きます。
次は踵の骨が内側に倒れるのを防ぎます。(回内防止)
ハーフヒールロックを巻きます。
スネの骨からアキレス腱の内側の少し上を通るように斜めに巻きます。
かかとの外側を通り足の裏に回ります。ここは少し引っ張ります。
かかとの外側を通り足の裏に回ります。ここは少し引っ張ります。
横から見たところ。
横から見たところ。
4本目(緑のテープ)
かかとが内側に倒れにくくすると、反対に足首のネンザを起こしやすくなってしまうため、反対方向にもハーフヒールロックを巻きます。
3本目と同じ要領でスネの骨からアキレス腱の外側の少し上を通るように斜めに貼ります。
かかとが内側に倒れにくくすると、反対に足首のネンザを起こしやすくなってしまうため、反対方向にもハーフヒールロックを巻きます。
3本目と同じ要領でスネの骨からアキレス腱の外側の少し上を通るように斜めに貼ります。
アキレス腱を横断し踵の内側を通り、足の裏に回ります。
アキレス腱を横断し踵の内側を通り、足の裏に回ります。
足の裏を通って、足の甲の上で止めます。
足の裏を通って、足の甲の上で止めます。
3本目(オレンジ)と4本目(緑)が対になるように巻きます。
踵の倒れ込みが強い場合、内側のヒールロックを強くするためにオレンジ:緑=2本:1本にしても構いません。
3本目(オレンジ)と4本目(緑)が対になるように巻きます。
踵の倒れ込みが強い場合、内側のヒールロックを強くするためにオレンジ:緑=2本:1本にしても構いません。
テーピング開始肢位
足首を90°に保ちます。足の裏にテープを貼るため、汚れを拭き取ります。
テーピング開始肢位
足首を90°に保ちます。足の裏にテープを貼るため、汚れを拭き取ります。
足底テーピング①
足の裏に伸縮テープの75mmを貼ります。
踵から中足骨頭部に向けて、最初はテープの小指側のみ貼ります。残りの土踏まず側は横方向に引っ張るように貼ります。
足底テーピング①
足の裏に伸縮テープの75mmを貼ります。
踵から中足骨頭部に向けて、最初はテープの小指側のみ貼ります。残りの土踏まず側は横方向に引っ張るように貼ります。
足底テーピング②
次は土踏まずの下に50mmの伸縮テープを貼ります。同じく土踏まずの下は横方向に引っ張って貼ります。
足底テーピング②
次は土踏まずの下に50mmの伸縮テープを貼ります。同じく土踏まずの下は横方向に引っ張って貼ります。
アーチサポート
ホワイトテープ25mmを使って土踏まずを持ち上げます。足の裏から足の甲に向かって引っ張りながら貼ります。Xになるようにテープを交差させます。この工程を3〜4回繰り返します。
アーチサポート
ホワイトテープ25mmを使って土踏まずを持ち上げます。足の裏から足の甲に向かって引っ張りながら貼ります。Xになるようにテープを交差させます。この工程を3〜4回繰り返します。
ラッピング①
ソフト伸縮テープを用いてラッピングします。この時もアーチを持ち上げるように土踏まずの下はテンションをかけて巻いていきます。
ラッピング①
ソフト伸縮テープを用いてラッピングします。この時もアーチを持ち上げるように土踏まずの下はテンションをかけて巻いていきます。
ラッピング②
そのままヒールロックで踵の傾きを調整して出来上がりです。
ラッピング②
そのままヒールロックで踵の傾きを調整して出来上がりです。