先週から3日間に渡り、金沢の某バドミントンチームにて出張足の計測会をさせていただきました。
当院は、治療が半分、予防が半分です。
病院や接骨院は、障害を起こしてから行くところです。障害を抱えてから治すのは本当に時間もお金も根気もいる作業です。歳をとれば尚更です。
巷では、○○法や○○式整体などの治療テクニックは星の数ほどあります。手術の方法や薬、注射などの治療法もたくさんあります。東洋医学も同じです。私も、整形外科勤務したての時代に本当にたくさんの研修やセミナーに参加して、テクニックの数を増やしました。安月給のほとんどを勉強に費やしていたと思います。それでも治せるものもあれば、治せないものもありました。当然、まだまだ未熟なので技術・知識の研鑽はこれからも積んでいきますが、もっと大事なことに気づきました。
それは、「予防」です。
今後起こりうる障害のリスクを早期に発見して、障害を未然に防ぐことです。この予防行為にもっとも効果が顕著に現れるのは、「足」だと確信しています。
当院では、このような考えから、いろいろなチームや部活に出張して足の計測会を行っています。
行うのは、
- 足のサイズ計測
- フットプリント
- シューズのチェック
- 身体バランスのチェック
- ご相談
です。
伝えきれないことは後日レポートにまとめてお渡ししています。すべて無料です。
これまで、たくさんのチームや部活で計測させていただきましたが、足にトラブルを抱えている子供たちや学生さんが本当に多いんです。ほとんどの子に内反小趾や浮きゆびがあります。すべてのゆびが浮いている子も少なくありません。土踏まずが形成されず、扁平足になっている子も5人に1人くらいいます。小中学生で既に外反母趾になっている子もいます。また、間違った爪の切り方のせいで陥入爪になり炎症を起こしている子も珍しくありません。これらの足のトラブルの対処方法を親御さん含め周りの大人は知らないんです。今回のバドミントンチームの皆さんは、本当に熱心に話を聞いていただき、お子さんの足のことを真剣に考えていただけました。感激しました。
前述した足のトラブルは、関節リウマチなどの自己免疫疾患や遺伝性のものを除けばほとんどが生活習慣病です。足に合わない靴を履き続ける悪い習慣により起こります。この悪い習慣を正せば予防できるものばかりです。これらの足のトラブルは、パフォーマンスを十分に発揮できないばかりでなく、スポーツ障害や腰痛ひざ痛など全身のさまざまな不調を引き起こします。一度壊れてしまったものはそう簡単には治りません。そうなる前に、未然に防いで下さい。不幸にも症状が出てしまっている場合は、足元から見直してみて下さい。
痛みを我慢しながらプレイしていませんか?
なぜか怪我が多いと悩んでいませんか?
軸が安定しない、バランスが悪いなどの悩みはありませんか?
当院では、各種スポーツクラブチームや部活動、地域行事等に足の出張測定会を行っております。けがを未然に防ぎたい、足の痛みに困っている、どのようなシューズを履いていいかわからないなどのチームの方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談ください。