巻き爪治療の解説に入る前にご自身の巻き爪のタイプを知ることが大切です。

　巻き爪の治療は大きく分けて２つです。切る治療（外科的治療）と切らない治療（保存的治療）です。 

　では、各種治療法について解説していきます。

　従来行われてきた『切る治療』の他にも、『切らない治療』という選択肢もあります。最大の特徴は手術による侵襲がないため、痛みを伴わないことです。
　普段あまり外出しない方もいれば、将来ジェルネイルを楽しみたい方もいます。『切らない治療』という新たな選択肢が広がったともいえます。

　国内で普及している巻き爪矯正治療は次の4種類があります。

	ワイヤー治療	プレート治療	形状記憶合金
長所	・強い矯正力 ・約２ヶ月に一度の交換	・見た目がきれい ・装着後の違和感が少ない ・ネイルができる	・自身で装着可能 ・何度も繰り返し使用可能
短所	・ワイヤーによる違和感が残る ・見た目が悪い ・爪が割れてしまう恐れあり ・深爪には対応不可	・矯正力が弱い ・１ヶ月に一度の交換が必要 頻回に交換が必要なため費用がかかる	・見た目が悪い ・紛失の恐れあり ・母趾以外は不可

	長所	短所
ワイヤー治療	・強い矯正力 ・約２ヶ月に一度の交換	・ワイヤーによる違和感が残る ・見た目が悪い ・爪が割れてしまう恐れあり ・深爪には対応不可
プレート治療	・見た目がきれい ・装着後の違和感が少ない ・ネイルができる	・矯正力が弱い ・１ヶ月に一度の交換が必要 ・頻回に交換が必要なため費用がかかる
形状記憶合金	・自身で装着可能 ・何度も繰り返し使用可能	・見た目が悪い ・紛失の恐れあり ・母趾以外は不可

そんな方もご安心ください

巻き爪矯正とはどんなことをするんですか？

まず巻き爪の状態をよく観察し、医療用形状記憶樹脂でできた特殊な器具を取り付けます。
この器具により巻き爪がまっすぐに矯正されます。その後、器具が外れないようにジェルでコーティングし、目立たないようにマシンを使ってきれいに仕上げます。

実際の施術動画はこちらです。

矯正完了までどのくらいの期間がかかりますか？

軽度の巻き爪で爪の伸びが早い場合は2～3ヶ月程ですが、重度の巻き爪になるとそれ以上かかる場合があります。
平均して矯正は３〜４回ほどで完了することがほとんどです。

爪を短く切ってあるのですが、治療できますか？

はい、問題ありません。
当院の矯正法では、爪先がない状態でも施術可能です。
爪を短く切った状態での施術方法の詳細はこちらをご覧ください。

出血しているのですが治療できますか？

出血や肉芽組織がある場合は、皮膚科などの医療機関を受診し、皮膚の状態が改善した後にご来院ください。

肉芽組織の写真を見る（刺激が強い写真が表示されます）

※出血や化膿の伴う場合は、皮膚科や外科での治療が必要です。

巻き爪を治療しなかったらどうなるんですか？

最初は痛みがなくても、悪化してくると皮膚に刺さり炎症を起こし痛みが出てきます。
痛みがある指を浮かせてしまうことで、身体のバランスを崩しいろいろな個所に不調が生じます。
痛みを軽減させようとさらに深爪をすることで悪循環に陥ります。場合によっては化膿し、激痛を起こします。

巻き爪が悪化した写真を見る（刺激が強い写真が表示されます）

※出血や化膿の伴う場合は、皮膚科や外科での治療が必要です。

3ヶ月に一度で大丈夫ですか？

はい。ほとんどの症例で３ヶ月に一度の矯正になります。
爪やすりを差し上げますので、爪が伸びてきたら削っていただきます。

小児の場合、激しいスポーツをする方、極端に爪の薄い方、爪の伸びるのが早い方、爪の表面が波状に湾曲している方は２ヶ月に一度になる場合があります。

県外からも通院できますか？

2～3か月に一度の通院で済みますので、石川県以外でも通院可能です。
富山や福井からも大勢ご来院いただいております。
富山から40～50分ほど、福井から60分ほどです。

健康保険は適応されますか？

健康保険は適応されません。
自費での施術となります。

巻き爪矯正の費用についてはこちらに記載されています。