
【活動報告】トレーナー帯同
青森国スポ・バドミントン競技

2026年10月11日〜14日に青森県黒石市で開催された「青の煌めきあおもり国スポ(第80回国民スポーツ大会)」のバドミントン競技に、当院の柔道整復師・トレーナーの福原が石川県代表チームのサポートスタッフとして帯同しました。
10月10日〜12日の3日間、試合前後のコンディショニングや外傷への対応を中心に、選手ができる限り良い状態で競技に臨めるようサポートしました。
今回は、現地での活動内容や石川県代表の試合結果、競技現場で感じたこと、今後の取り組みについてご報告します。

青森国スポ・バドミントン競技の概要
- 大会名: 青の煌めきあおもり国スポ(第80回国民スポーツ大会)
- 競技: バドミントン
- 開催期間: 2026年10月11日(日)〜14日(水)
- 会場: スポカルイン黒石(青森県黒石市)
- 帯同期間: 2026年10月10日(土)〜12日(月)
- 担当: 石川県代表選手のコンディショニング・外傷対応
3日間のトレーナー活動
1日目|大会に向けた準備
10月10日から石川県代表チームへの帯同を開始しました。
翌日から始まる大会に向け、選手が安心して競技に臨めるように備える期間です。
大会中は限られた時間で多くの選手に対応する必要があります。そのため、試合が始まる前に選手それぞれの身体の状態や、痛み・違和感の有無を把握しておくことが重要になります。

2日目|大会初日・試合前後のサポート
バドミントン競技が開幕し、石川県代表は少年男子と成年女子の試合に臨みました。少年男子は三重県との1回戦に2−0で勝利。続く2回戦では熊本県に0−2で敗れました。成年女子は愛知県との1回戦を2−0で勝利し、翌日の2回戦へ進みました。
トレーナーとしては、試合前後の選手のケアやコンディショニング、痛みや違和感への対応を行いました。また、競技終了後はホテルでもコンディショニングを担当しました。
試合が続く大会では、試合前の準備だけでなく、競技後の身体の状態を確認し、翌日に向けて必要なケアを行うことも大切な役割です。

3日目|大会2日目 試合後の対応
大会2日目は、少年女子と成年女子の試合が行われました。少年女子は開催県である青森県と対戦し、1−2で惜しくも敗戦。成年女子も岐阜県との2回戦に0−2で敗れ、石川県代表の今大会の試合が終了しました。
この日も試合前後のコンディショニングや外傷への対応にあたり、選手の身体の状態に応じたサポートを行いました。
今回の帯同では、痛みや違和感を抱えながら試合に臨む選手が多いことを改めて実感しました。限られた時間の中で、どのような対応を優先するべきか。競技現場ならではの難しさを感じるとともに、日頃からの身体の管理がいかに重要であるかを考える機会となりました。

石川県代表の試合結果
| 種目 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 少年男子 1回戦 | 三重県 | 2−0 勝利 |
| 少年男子 2回戦 | 熊本県 | 0−2 敗戦 |
| 成年女子 1回戦 | 愛知県 | 2−0 勝利 |
| 少年女子 1回戦 | 青森県 | 1−2 敗戦 |
| 成年女子 2回戦 | 岐阜県 | 0−2 敗戦 |
今回のトレーナー活動で行ったこと
今回の帯同では、主に次のようなサポートを担当しました。
- 試合前のコンディショニング: 身体の状態を確認し、痛みや違和感のある部位を中心に必要なケアを実施
- 試合中・試合後の外傷対応: 競技中や試合前後に生じた痛みや外傷への対応
- 宿泊先でのコンディショニング: ホテルに戻った選手への身体のケアと、翌日の競技に向けたサポート

また、今回は伊藤超短波株式会社様より治療機器をお貸しいただき、競技現場での外傷対応に活用させていただきました。機器の貸し出しにご協力いただき、誠にありがとうございました。

競技現場で改めて感じたコンディショニングの重要性
痛みを抱えている選手の多さ
今回の帯同で特に印象に残ったのは、多くの選手が身体に何らかの痛みや違和感を抱えながらプレーしていたことです。
選手自身も日頃からセルフケアに取り組んでいますが、練習量や身体への負担を考えると、十分なケアが追いついていない場合もあると感じました。痛みが強くなってから対処するのではなく、普段から身体の変化に気づき、適切なコンディショニングを継続することが重要です。
限られた時間で対応する難しさ
大会中は、一人の選手にかけられる時間が限られています。そのため、今回の活動では痛みの軽減や目の前の症状への対応を優先する場面が多く、痛みのある部位とその周辺へのアプローチが中心となりました。
しかし、痛みの原因は必ずしも痛みを感じる場所だけにあるとは限りません。関節の可動性や筋機能、身体の使い方、競技動作など、さまざまな要素が関係している可能性があります。十分な時間を確保できる環境であれば、痛みのある部位だけでなく、関連する部位の機能や動きも評価し、問題点をより詳しく確認する必要があります。
今回の経験を通して、競技現場での迅速な対応と、日常的な評価・コンディショニングの両方が重要であることを改めて実感しました。
今後の課題
大会前の身体評価とスクリーニング
今後は大会期間中の対応だけでなく、大会前から選手の身体の状態を把握する体制を整えていきたいと考えています。
具体的には、事前に痛みや違和感の有無、過去の外傷歴、現在のコンディションなどを確認し、可能であれば身体機能のスクリーニングを実施することです。
あらかじめ選手一人ひとりの状態を把握できれば、大会中の限られた時間でも、それぞれに必要な対応を判断しやすくなります。

日常的なセルフケアと傷害予防
競技現場でのケアには時間的な制約があります。そのため、普段から選手自身が身体の状態を把握し、必要なセルフケアを継続できることが大切です。
競技特性や練習量、身体の状態に応じたセルフケアの方法を伝え、選手が自分の身体と向き合えるように支援していきたいと考えています。

ジュニア期から成年期までの継続的なサポート
今回の大会では、石川県のジュニア選手を指導するコーチと話をする機会もありました。
その中で、選手を長期的に支えるためには、成年期になってからケアを始めるのではなく、ジュニア期からコンディショニングや傷害予防の重要性を伝えていく必要があると感じました。
身体が成長するジュニア期から、自分の身体の変化や痛みに目を向ける習慣を身につけることは、長く競技を続けるうえで重要です。
今後は指導者との連携を深めながら、ジュニア期から成年期まで切れ目なくサポートできる環境づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

まとめ|競技現場での経験を日々の施術へ
今回の青森国スポへの帯同は、選手を支えるトレーナーの役割について改めて考える貴重な経験となりました。
選手が最高のパフォーマンスを発揮するためには、試合中の外傷対応だけでなく、日頃からのコンディショニングや傷害予防が欠かせません。また、痛みのある部位だけを見るのではなく、身体全体の機能や競技動作、日々の練習環境まで含めて考えることの重要性も再認識しました。
今回の経験を日々の施術や運動指導にも活かし、選手一人ひとりに合ったサポートを提供していきたいと思います。今後も、外傷への対応、競技復帰、傷害予防、パフォーマンス向上まで、幅広い視点からアスリートを支える施術者・トレーナーを目指してまいります。
最後になりますが、このような機会を頂いた大会関係者の皆様、石川県代表チームの選手・指導者の皆様、そして治療機器をご提供いただいた伊藤超短波株式会社様に心より感謝申し上げます。

この記事を書いた人
小学生からバドミントンを続け、現役時代には度重なるケガを経験。「ケガでスポーツを諦める選手を一人でも減らしたい」という想いからトレーナーの道へ。現在は接骨院で臨床に携わりながら、県内の強豪バドミントンチームや鵬学園高校女子バスケットボール部をサポート。国民スポーツ大会への帯同経験も持つ。自身の競技経験を活かし、傷害予防から競技復帰、パフォーマンス向上まで幅広く選手を支えている。柔道整復師、NSCA認定トレーナー、SFMA、FMS。