骨端症とは

子供が踵を痛がる場合、骨端症(こったんしょう)が疑われます。

子どもの骨の端は、やわらかい軟骨で、骨が成長する工場となります。

この部分の血液循環が悪くなり、組織が損傷を起こす症状を骨端症といいます。

足に見られる代表的なものは、第1ケーラー病、フライバーグ病、シーバー病があります。

シーバー病

シーバー病とは

シーバー病とは、成長途中のかかとの骨に負荷がかかることで炎症が生じる障害です。

シーバー病
シーバー病とは

シーバー病の症状

症状としては運動の後や、朝起きた時などのかかとの痛みが特徴的です。

痛みが強くなるとかかとを地面につけずにつま先で歩くことも見られます。

シーバー病の原因

発育期の子供のかかとの骨は大人の骨とは違い軟骨(柔らかい骨)で出来ています。

走ったりジャンプしたりするとふくらはぎや足の裏の筋肉は収縮し、かかとの柔らかい骨を引っ張ります。

この繰り返される引っ張り力によりかかとの骨の周りを覆う膜(骨膜)に刺激が加わり、炎症が起こり痛みが発生します。

シーバー病はどんな人に多いの?

シーバー病は子供特有で、9〜14歳頃の男の子に多く発症します。

シーバー病の治療

歩くだけで痛みがある場合は、炎症が強い時期ですから無理はせず運動を休止します。

運動時のみ痛みがある場合は、運動の頻度を減らし、強度を下げます。

運動後に炎症を引き起こす場合はアイシングなどで炎症を抑えます。

炎症が治まってきたらスポーツに復帰に向けてふくらはぎやすねの筋肉、アキレス腱のストレッチを徹底します。

また、柔らかいパットでかかとを保護するのも有効です。偏平足(ローアーチ)の場合では、土踏まずを支えるためのインソールを使用し、かかとへのストレスを減らすといいでしょう。

第1ケーラー病

第1ケーラー病とは

足の舟状骨に繰り返し外力が加わり、血行が遮断されてしまい生じます。足の骨端症のひとつです。

ケーラー病【金沢市のアルコット接骨院の疾患解説(足の裏の痛み)】

第1ケーラー病の症状

  • 足の内側、舟状骨部分が痛い
  • 歩き方がおかしい
  • あまり歩きたがらない
  • しばしば腫れが見られるが、熱感はない場合がほとんど

第1ケーラー病の原因

はっきりとした原因は明らにされていません。
舟状骨の成長は他の骨と比べるとゆっくりです。
活発に動く子供の動きが、骨への血流を障害することで発症すると考えられています。

第1ケーラー病はどんな人に多いの?

幼児・小児期にみられ、とくに4〜7歳に多い病気です。女児に比べ男児に4〜6倍の割合で好発します。

第1ケーラー病の治療

強い痛みなどはある程度の期間で治まります。
完全に治るまでには期間を要しますが、後遺症などはなく予後は良好であることがほとんどです。
痛みなどがあまりない場合は舟状骨への負荷を軽くする目的でインソール(中敷)を使用します。

フライバーグ病

フライバーグ病とは

中足骨頭ちゅうそくこっとうに発生する骨端症です。中足骨のなかでも、歩くときに圧力が大きくかかる第2中足骨に多くみられます。第3中足骨に発生することもあります。発症後早くから治療をしなければ関節の変形を生じ、痛みが残存しやすいので要注意です。初期治療の徹底が大切です。

フライバーグ病【金沢市のアルコット接骨院の疾患解説(足の裏の痛み)】

フライバーグ病の症状

  • 患部の関節が赤くはれる
  • 患部の関節を押すと痛い
  • 歩行時の蹴り出しの時の痛み
  • スポーツ、長時間の歩行、ハイヒールの着用で痛みが強くなる
  • 患部の関節の動きが悪くなる

フライバーグ病の原因

捻挫や打撲などのスポーツ外傷、長時間の歩行、ハイヒールなどの使用により関節に過剰に負担がかかり発症するといわれています。

フライバーグ病はどんな人に多いの?

10~16歳前後に発症しやすく、女性が75%を占めます。

フライバーグ病の治療

変形なく治癒させることが治療の目的です。そのためには、血行が再開し骨頭が修復されるまで中足骨頭への荷重を避けることが重要です。痛みが強い場合には、松葉杖歩行やギプス固定を行います。その後も中足骨頭に体重がかからないように工夫したインソール(中敷)を、数年にわたって使用します。

イズリン病

イズリン病とは

第5中足骨粗面部の骨端症のことです。骨端症の中では、比較的まれな疾患とされています。

ジョーンズ骨折(疲労骨折)や下駄履き骨折(外傷性の骨折)との鑑別が重要です。

イズリン病の症状

  • ダッシュやジャンプ、ターン動作時に第5中足骨粗周辺の運動痛
  • 同部に圧痛・腫脹など
  • 無理をして運動を続けると、同部に変形を残すことがあります。

イズリン病の原因

過度な牽引ストレス、ダッシュやストップやジャンプが反復的に行われるスポーツで多く発症することから、短腓骨筋の牽引ストレスが一因であると考えられています。他にも趾屈筋や小趾外転筋による影響も考えられます。

イズリン病はどんな人に多いの?

12歳前後の男子に多く発症します。

イズリン病の治療

ほとんどは安静やストレッチ、テーピングなどの保存療法で軽快します。大人の骨になることで症状はなくなります。同部の超音波療法、LIPUS治療などを行います。