
半月板損傷のテーピング
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半月板損傷のテーピング
テーピングの手順
半月板損傷のテーピング
目的
- 膝関節ねじれストレスを制限する
- 膝関節の深屈曲を予防する
- 膝関節不安感の軽減
姿勢と準備
- 膝を軽く曲げた状態(約20〜30°屈曲位)で立つ。
- 大腿と下腿の筋肉を軽く緊張させておく(脱力はしない)。
- 皮膚は乾燥させ、汗や油分を拭き取る。


アンカー
Anchor
このアンカーが、テープ全体の固定基盤となります。
- 大腿のほぼ中央部と、下腿の最も太い部分に巻く。
- 筋肉を緊張させた状態で巻き、締めすぎないように注意。
Xサポート・縦サポート
Support Tape
膝関節が外反(膝が内側に倒れる動き)するのを防ぎます。
- 下腿前外側部(脛骨前外側・遠位側)からテープを貼り始める。
- 膝の内側(内側側副靱帯上)を通過させながら、大腿内側部(近位側)へ向けて、しっかりと引っ張りながら貼付する。


スパイラルテープ
Spiral Tape
1本目
- 下腿部の内側から貼り始める。
- 膝の後ろを通り、大腿の外側へらせん状に引き上げる。
- 下腿を軽度外旋位 → 最後に中間位へ戻して固定。

2本目
- 下腿部の外側から貼り始める。
- 膝の後ろ(膝窩部)を通り、大腿の内側へらせん状に引き上げる。
- 軽く下腿を内旋させた状態で貼付。
- テープは膝裏でしっかり交差し、膝蓋骨にはかからないようにする。
スプリットテープ
Split Tape
膝の内外旋をよりしっかり制御し、動作中の不安定感を減らす目的です。
- 膝の後ろ(膝窩部)にテープを当て、左右に約15cmずつ引き出す。
- 片側の端に縦の切れ目を入れ、上下2本に割く。
- それぞれを上方・下方のアンカーに向かって貼る。
- 反対側も同様に行い、膝蓋骨の外側・内側の少し外側を通すように調整。


アンカーテープ
Anchor
- 最後にもう一度、大腿部・下腿部にアンカーを巻いて、これまで貼ったテープをカバーし、はがれを防止します。
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この記事を書いた人
アルコット接骨院院長
柔道整復師
フットケアトレーナーマスターライセンス、足爪補正士、テーピングマイスター、IASTMマニュアルセラピスト、FMS 、SFMA、FCS、BPL mentorship program修了、マイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーション、インピンジメント&インスタビリティ修了