足関節後方インピンジメント症候群(三角骨障害)とは?原因・症状・治療法まで徹底解説金沢市のアルコット接骨院の疾患コラム
足関節後方インピンジメント症候群は、足首の後方に痛みを引き起こす症状です。主な原因や症状、診断方法、効果的な治療法について詳しく解説します。バレエやサッカーなどでの発症が多く、専門的な知識を知りたい方必見です。
足関節後方インピンジメント症候群(三角骨障害)とは?原因・症状・治療法まで徹底解説
金沢市のアルコット接骨院の疾患コラム
足関節後方インピンジメント症候群は、足首の後方に痛みを引き起こす症状です。主な原因や症状、診断方法、効果的な治療法について詳しく解説します。バレエやサッカーなどでの発症が多く、専門的な知識を知りたい方必見です。
この記事を書いた人
アルコット接骨院院長
柔道整復師
フットケアトレーナーマスターライセンス、足爪補正士、テーピングマイスター、IASTMマニュアルセラピスト、FMS 、SFMA、FCS、BPL mentorship program修了、マイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーション、インピンジメント&インスタビリティ修了
足関節後方インピンジメント症候群は、足首を下に曲げたときに(底屈)、足首の後ろ側で骨や軟部組織がぶつかって痛みが生じる状態です。
バレエダンサーによく見られますが、足首を下に曲げる動作が多いスポーツ(サッカーや水泳など)でも発生することがあります。
また足首の捻挫をきっかけに発症することもあります。
足関節後方インピンジメント症候群は、足首を下に曲げたときに(底屈)、足首の後ろ側で骨や軟部組織がぶつかって痛みが生じる状態です。
バレエダンサーによく見られますが、足首を下に曲げる動作が多いスポーツ(サッカーや水泳など)でも発生することがあります。
また足首の捻挫をきっかけに発症することもあります。
底屈:つま先を床の方に向ける動きです。例えば、つま先立ちをするときに行う動きです。足関節後方インピンジメント症候群が起こるのはこの動きです。
背屈:足首を自分の方に起こす動きです。つま先を持ち上げるような動きになります。
底屈:つま先を床の方に向ける動きです。例えば、つま先立ちをするときに行う動きです。足関節後方インピンジメント症候群が起こるのはこの動きです。
背屈:足首を自分の方に起こす動きです。つま先を持ち上げるような動きになります。
後方インピンジメント
靭帯や滑膜が原因で痛みが出る場合もあります。また、親指を動かす筋肉の腱(長母趾屈筋腱)の腱鞘炎が原因となることもあります。
三角骨障害
足首の後ろにある小さな骨で、距骨という足首の骨の後ろにあります。通常、距骨と癒合するはずが、三角骨として残るものをいいます。約10%前後の人に存在します。
また、距骨が骨折した後に治癒せずに偽関節として残る場合もあります。
スティーダ結節
距骨の後突起が通常よりも大きくなったものです。この部分が衝突することで痛みが出ることがあります。
後方インピンジメント
靭帯や滑膜が原因で痛みが出る場合もあります。また、親指を動かす筋肉の腱(長母趾屈筋腱)の腱鞘炎が原因となることもあります。
三角骨障害
足首の後ろにある小さな骨で、距骨という足首の骨の後ろにあります。通常、距骨と癒合するはずが、三角骨として残るものをいいます。約10%前後の人に存在します。
また、距骨が骨折した後に治癒せずに偽関節として残る場合もあります。
スティーダ結節
距骨の後突起が通常よりも大きくなったものです。この部分が衝突することで痛みが出ることがあります。
スポーツ中につま先を強く下におろしたときに、足首の後方で骨同士がぶつかったり軟部組織がはさみ込まれたりするために痛みが生じると考えられています。
軟部組織による原因
足首の後方にある靭帯や滑膜がオーバーユース(使いすぎ)により増生し骨と骨の隙間に挟まり込まれて発症します。
また距骨の内側結節と外側結節の間を通る長母趾屈筋の腱鞘炎として発生することもあります。
スポーツ中につま先を強く下におろしたときに、足首の後方で骨同士がぶつかったり軟部組織がはさみ込まれたりするために痛みが生じると考えられています。
軟部組織による原因
足首の後方にある靭帯や滑膜がオーバーユース(使いすぎ)により増生し骨と骨の隙間に挟まり込まれて発症します。
また距骨の内側結節と外側結節の間を通る長母趾屈筋の腱鞘炎として発生することもあります。
骨による原因
足首の後方に本来ならば無いはずの骨がある場合(三角骨障害)、距骨の後突起が大きくなった場合(スティーダ結節)、足首の骨の骨折や疲労骨折の場合が考えられます。
骨による原因
足首の後方に本来ならば無いはずの骨がある場合(三角骨障害)、距骨の後突起が大きくなった場合(スティーダ結節)、足首の骨の骨折や疲労骨折の場合が考えられます。
超音波検査は手軽で負担が少ないため、最近よく使われる方法です。少し深い場所にあるので見えにくいこともありますが、三角骨や長母趾屈筋を確認することができます。母趾を動かしている時の筋肉の動きを観察するのにも役立ちます。
超音波検査は手軽で負担が少ないため、最近よく使われる方法です。少し深い場所にあるので見えにくいこともありますが、三角骨や長母趾屈筋を確認することができます。母趾を動かしている時の筋肉の動きを観察するのにも役立ちます。
拡散型体外衝撃波療法は、足首の後ろに痛みを引き起こしているインピンジメント症候群に対して効果的な治療方法です。痛みのある部分にある異常な神経終末や血管を減少させます。
また、周りの筋肉や靭帯の柔軟性を高めることで、足首の動きがスムーズになり症状の改善が見込めます。
拡散型体外衝撃波療法は、足首の後ろに痛みを引き起こしているインピンジメント症候群に対して効果的な治療方法です。痛みのある部分にある異常な神経終末や血管を減少させます。
また、周りの筋肉や靭帯の柔軟性を高めることで、足首の動きがスムーズになり症状の改善が見込めます。
LIPUS(低出力超音波パルス)は、1秒間に150万回の振動刺激を深部の組織に照射する治療法です。超音波の振動によって細胞レベルでの血流が促進され、炎症が和らぎます。また、傷ついた組織の修復を早め、骨や軟部組織が元の状態に戻るのを助けます。
三角骨周りの血流を改善し、栄養分がよりスムーズに届くことで、組織の自然な修復力を高める効果が期待できます。
LIPUS(低出力超音波パルス)は、1秒間に150万回の振動刺激を深部の組織に照射する治療法です。超音波の振動によって細胞レベルでの血流が促進され、炎症が和らぎます。また、傷ついた組織の修復を早め、骨や軟部組織が元の状態に戻るのを助けます。
三角骨周りの血流を改善し、栄養分がよりスムーズに届くことで、組織の自然な修復力を高める効果が期待できます。
アンダーラップ&アンカーテープ
皮膚を保護するためにアンダーラップを巻きます。アンダーラップがずれないようにアンカーテープを巻きます。この際、足首を90°にします。使用するテープは足の大きさに応じて、37~50mmを用います。
アンダーラップ&アンカーテープ
皮膚を保護するためにアンダーラップを巻きます。アンダーラップがずれないようにアンカーテープを巻きます。この際、足首を90°にします。使用するテープは足の大きさに応じて、37~50mmを用います。
スターアップの準備
次に底屈を制限するスターアップを巻きます。下腿部のアンカーテープから踵を通って反対側に戻るようにU字の長さをとり、ベッドなどの上に置きます。テープの1/2だけが重なるように2本目を並べて貼ります。
同様に反対側に1/2だけ重なるように3本目を並べます。同じ工程をもう1度繰り返し合計6枚を重ねたものを作ります。
スターアップの準備
次に底屈を制限するスターアップを巻きます。下腿部のアンカーテープから踵を通って反対側に戻るようにU字の長さをとり、ベッドなどの上に置きます。テープの1/2だけが重なるように2本目を並べて貼ります。
同様に反対側に1/2だけ重なるように3本目を並べます。同じ工程をもう1度繰り返し合計6枚を重ねたものを作ります。
スターアップ
先ほど準備したテープをくるぶしよりやや前方に貼ります。
スターアップ
先ほど準備したテープをくるぶしよりやや前方に貼ります。
テープに切れ目を入れる
くるぶしの前方に貼るとテープの前方が浮くためハサミで4箇所ほど切れ目を入れます。
テープに切れ目を入れる
くるぶしの前方に貼るとテープの前方が浮くためハサミで4箇所ほど切れ目を入れます。
すねの前面に密着させる
すねの前面にテープをしっかり密着させます。
すねの前面に密着させる
すねの前面にテープをしっかり密着させます。
アンカーテープ
スターアップを固定するためのアンカーテープを2本巻きます。
アンカーテープ
スターアップを固定するためのアンカーテープを2本巻きます。
ホースシュー
くるぶしの後ろの隙間を埋めるためのホースシューを3本巻きます。隙間をなくすことで足首の制限がしっかりとかかります。
ホースシュー
くるぶしの後ろの隙間を埋めるためのホースシューを3本巻きます。隙間をなくすことで足首の制限がしっかりとかかります。
ハーフヒールロック①
踵の骨を安定させるヒールロックを2本巻きます。
ハーフヒールロック①
踵の骨を安定させるヒールロックを巻きます。
ハーフヒールロック②
反対側から左右対称にもう1本巻きます。
ハーフヒールロック②
反対側から左右対称にもう1本巻きます。
フィギュアエイト
フィギュアエイトを巻くことでテープの浮きを押さえ、より安定感を強めます。
フィギュアエイト
フィギュアエイトを巻くことでテープの浮きを押さえ、より安定感を強めます。
仕上げのアンカーテープ
ヒールロックの端が剥がれないようにアンカーで止めます。
仕上げのアンカーテープ
ヒールロックの端が剥がれないようにアンカーで止めます。
ソフト伸縮でカバー
アンカーテープが浮く場合はソフト伸縮テープを使用してカバーして完成です。
ソフト伸縮でカバー
アンカーテープが浮く場合はソフト伸縮テープを使用してカバーして完成です。