カッピング療法
滞った血流を一気に流す、
カッピング効果

カッピング療法
滞った血流を一気に流す、
カッピング効果
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カッピングとは

吸玉とも呼ばれるカッピング療法は、昔から使われてきた民間療法がもとになっています。薬がなかった時代、毒蛇にかまれたり、傷口が化膿したときに、毒や膿を吸い出して痛みを和らげたり、熱を下げたりしていました。日本では412年頃、中国では紀元前100年頃、インドでは紀元前600年頃、西欧でも紀元前から行われていたといわれています。
この「吸い出す」という方法が医学的に発展し、現代でも血流を良くして体の不調を改善する施術として活用されています。
次のような症状に効果があります
- 慢性的な腰の痛み
- 重度の肩こり
- 治らない関節痛
- 下半身のむくみ
- 繰り返すこむら返り
- スポーツ後の張りがとれない
- マッサージでは改善しないコリ


吸い出す力で血流改善

患部に専用のカップを置き、ポンプで空気を抜いて吸いつけます。
最初は弱い力で約5分ほど行い、様子を見ながら徐々に強さや時間を調整していきます。
ガラス製、プラスチック製、シリコン製など、カップの種類を使い分けることで、さまざまな症状に対応できます。
日本製器具で安全・確かな効果
使用機器
Cupping-β
当院で使用しているカッピング用のカップは、すべて安心・安全の日本製です。
スライドカッピングに使うガラスカップは、職人が一つひとつ手作りで仕上げています。さらに、患部に均一に吸引できる真空ポンプ「カッピングβ」を使用し、状況に合わせて細かく調整しています。
カップやポンプなど、器具の素材にまでこだわることで、吸引時の圧力や肌への摩擦による痛みを抑え、心地よい施術を提供しています。

カッピングのメカニズム

1.血流改善・老廃物除去
皮膚に専用のカップを吸いつけて行うカッピング療法では、体内にたまった二酸化炭素(炭酸ガス)を外に排出し、新鮮な酸素を取り込みやすくします。さらに、赤血球などの血液成分が皮膚表面ににじみ出ることで、血管や細胞、周囲の組織が広がり、活性化します。
カップを外すと、膨らんだ血管に血液が一気に流れ込み、血流がスムーズになります。これにより血流促進だけでなく、周辺組織の回復力も高まります。

2.鎮痛作用
ぎっくり腰、寝違え、こむら返り、スポーツ後の筋肉痛など、筋肉が原因の痛みに対して、カッピングはすぐに効果を発揮します。
カッピングによって古い血液が皮膚の表面に引き上げられ、血流が促されることで回復につながると考えられています。
次のような変化が期待できます
- 血行が良くなる
- 血液の流れがスムーズになり、体の中がきれいになる
- 皮膚の状態が整い、健康的になる
- 関節が動かしやすくなる
- 自律神経が整い、体の調子が良くなる
- 内臓の働きが活発になる
※骨の変形などが原因の場合は、痛みを和らげる効果はありますが、再発しやすいため、通常よりも治療回数が多くなることがあります。


治療後の反応

カッピング療法のあとに皮膚につく赤紫色の痕は、「溢血斑」といいます。これは、体の一部を使いすぎたり、姿勢の崩れや関節の変形で筋肉に負担がかかっていたり、内臓の不調、自律神経やホルモンバランスの乱れなどが原因で、血流が滞って古い血液(古血)たまっている状態を表しています。
痕が濃く出た部分は、血行が悪く不調がある可能性がありますが、必ずしもすべての人に痕が出るわけではありませんのでご安心ください。
痕の色でわかる体が変わるサイン
血流が悪い部分や痛みがある箇所は、カッピング後に黒っぽい色や紫色の痕が出ることが多いです。
しかし、施術を重ねるうちに、痕の色がだんだん薄くなり、ピンク色に変わっていきます。これは血流が良くなり、血液がスムーズに流れているサインです。
こうなる頃には、肩こりや腰の重だるさ、突っ張る感じなど、多くの不調が軽くなっていることが実感できるはずです。


費用について







