【だるさ・頭痛・めまい】 自律神経失調症の原因と治療法 【イライラ・不安】

交感神経と副交感神経の関係

自律神経というのは、交感神経こうかんしんけい副交感神経ふくこうかんしんけいの2つから成り立っています。
交感神経は、危険な状況におちいると副腎髄質ふくじんずいしつよりアドレナリンなど神経伝達物質しんけいでんたつぶっしつが分泌され、
脈拍や呼吸数の増加、体温の上昇などの反応が起きてきます。
これに対してリラックスした状態の時には副交感神経が活発になり
脈拍や呼吸数の低下、身体の弛緩などの反応が起きてきます。
健康な時は、相反するこの2つの神経のバランスが保たれているために、
身体は問題なく休息と活動のそれぞれに適した状態にいることできるといわれています。


(図;https://www.selfdoctor.net/q_and_a/2000_10/jiritusinkei/01.htmlより引用)


自律神経失調症
とは

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こるさまざまな症状を自律神経失調症とよびます。


身体的な症状

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、
下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感など


(図;kanifkdlljdl.hatenadiary.jpより引用)

精神的な症状

イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、
ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなど

原因

交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで症状が起こってきます。
これにはストレスや生活習慣、体質、性格、年齢などが影響していると考えられています。
不規則な生活を続けていると、これがストレスになって自律神経のバランスが乱れるということもあります。
また、人間関係や仕事の困難さからストレスを感じ、自律神経失調症に陥ってしまうことも多くみられます。

 

自律神経失調症には4つのタイプがある

本態性自律神経失調症ほんたいせいじりつしんけいしっちょうしょう

子供の頃からの、もともと持っている自律神経の調節機能が乱れやすい体質が原因です。
体質を改善するために、食事、睡眠、運動、休息などの生活習慣を見直していくとよいとされています。

 

神経症型自律神経失調症しんけいしょうがたじりつしんけいしっちょうしょう

心理的な影響が強いタイプです。少しの精神的ストレスでも体調をくずしてしまいます。
感受性が過敏なため、感情の移り変わりが症状として現れます。

 

心身症型自律神経失調症しんしんしょうがたじりつしんけいしっちょうしょう

日常生活のストレスが原因です。心と体の両面に症状があらわれます。
自律神経失調症の中で、もっとも多いタイプです。
几帳面で努力家のまじめな性格の人がなりやすいとされています。

 

よくうつ型自律神経失調症がたじりつしんけいしっちょうしょう

心身症型自律神経失調症がさらに進行するとこのタイプになります。
やる気が起きない、気分がどんより沈んでいる、といった「うつ症状」が見られます。
肉体的にも、頭痛、微熱、だるさ、食欲がない、不眠などの症状があらわれます。
几帳面な性格や、完全主義のタイプが陥りやすいです。

 

どんな検査をするの?

自律神経失調症が疑われる場合は、神経科や心療内科の受診をおすすめします。
自律神経失調症は適切な治療を行うことで完治できる病気です。
病院では、まず血液検査や尿検査、レントゲン撮影などを行い、内臓などに他の病気がないかを調べます。
他の病気がないとわかったら、身体的検査、心理面の検査にすすんでいきます。

どんな治療があるの?

  1. 自律訓練法などによるセルフコントロール
  2. 薬物療法
  3. カウンセリングなどの心理療法
  4. 指圧やマッサージ、整体、鍼灸、ストレッチなどの理学療法
  5. 音楽療法やアロマテラピーなど五感に働きかける治療法
  6. 自己管理によるライフスタイルの見直し

 

ストレスと付き合う10カ条

  1. 完璧主義を捨てる。
  2. 現実を直視する。
  3. 自分なりのストレス尺度を持つ。
  4. 心から打ち込める趣味を持つ。
  5. つらくなったら悲鳴を上げる。
  6. 悩みを打ち明けられる心の友を持つ。
  7. 軽い運動でいい汗をかく。
  8. 先入観を持って人と接しない。
  9. 解決を先に延ばさない。
  10. 「ノー」という勇気を持つ。

関連記事