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強直性脊椎炎

強直性脊椎炎きょうちょくせいせきついえんとは

とくに背骨および骨盤を中心に全身のけん靱帯じんたいに原因不明の炎症が起こり、長い年月の中で背骨が固まり、曲げ伸ばしが難しくなってしまう病気です。ほとんどが10~20代で発症し、女性に比べて男性が3~5倍多く発症します。

強直性脊椎炎


(図;https://myhealth.alberta.caより引用)

症状

  • くび、背中、腰、お尻の痛みやこわばりで発症する。経過とともに次第に動かなくなる。
  • 初期には病状の波が激しい(激痛が数日続きその後は痛みがほとんどなくなることある)
  • 腰痛、仙腸関節痛せんちょうかんせつつう、お尻の痛み
  • 時に股・膝・足関節などの痛みや腫れ
  • 安静にしているより体を動かした方が症状が軽くなる
  • 夜間や朝方の痛み
  • 病状の進行に伴い、背骨の動きが悪くなって体が前傾気味となる
  • 体を反らす、上を見上る、うがいをするといった動作に支障が出てくる

 

原因

原因はまだはっきりわかっていません。なんらかの形で遺伝の関与があるのは確かなようです。たとえば細菌感染などがこれに加わり免疫異常めんえきいじょうが生じた結果、発症すると考えられています。

 

仙腸関節ってなに?

仙腸関節は、仙骨せんこつ腸骨ちょうこつの間の関節であり、お尻の両わきに左右に1つずつあります。周囲は靭帯により強固に連結されています。仙腸関節は3~5mm程度のわずかな動きを有しています。強直性脊椎炎では、初期にこの関節に炎症がみられ、痛みがあることが多いとされています。

強直性脊椎炎仙腸関節炎


(図;www.pinterest.comより引用)

進行するとどうなるの?

1~2割の人は重症化し、発症してから10~20年経過すると背骨が動かなくなり、日常生活や就労に不自由を感じるようになります。多くの人は、多少の支障はあっても通常の生活を送ることができます。

 

どんな検査をするの?

若い人で、全身のこわばりや朝の疲労感、繰り返す腰痛や原因不明の手足の関節炎のある場合には強直性脊椎炎が疑われます。病院で血液検査やレントゲン検査を行って診断されます。

 

どんな治療があるの?

  1. 運動療法
  2. 痛みを和らげるための温熱療法や電気治療
  3. ストレッチ・マッサージ
  4. 筋力トレーニング
  5. 炎症をおさえるための薬による治療

 

特徴的な姿勢

強直性脊椎炎では、背骨の動きが少なくなったり変形することで前かがみ姿勢になっていきます。こういった姿勢にならないように、ストレッチや体操が大切です。

強直性脊椎炎姿勢


(図;ladylok.ruより引用)

運動療法

強直性脊椎炎運動療法1



強直性脊椎炎運動療法2


(図;www.medicalicence.comより引用)

 

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