仙腸関節障害の原因と治療法

仙腸関節ってなに?

仙腸関節は、仙骨せんこつ腸骨ちょうこつの間の関節であり、左右に1つずつあります。
周囲は靭帯により強く連結されています。仙腸関節は3~5mm程度ですが、わずかに動きます。


(図;stretchpole-blog.comより引用)

 

仙腸関節障害とは

仙腸関節に過度な負荷がかり、関節にズレを生じて痛みや運動制限が生じるものを仙腸関節障害といいます。
報告者によって差がありますが、腰痛患者さんのうち仙腸関節由来の腰痛の頻度は3.5~30%とされ、決して珍しくない疾患です。


(図;www.koshilab.com/column04/より引用)

 

症状

  • お尻~太ももの外側の痛み
  • 痛みは片側のみのことが多い
  • ソファーに深く腰掛けた時に痛い
  • 悪い方を下にして横になると痛い
  • あぐらをかくと痛い、正座は大丈夫
  • 足の痛みはあるが、その部分を押さえても痛くない
  • 痛い部分が骨盤の後ろのでっぱり部分で、痛い部分を一本の指で指し示すことができる
  • コルセットで骨盤を固定すると痛みが楽になる

 

原因

仙腸関節は背骨の根元を支える関節です。そのため背骨のバランスをとったり衝撃を吸収したりしていると考えられます。
中腰での作業や不用意な動作、あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ、痛みが発生します。
仙腸関節周辺は多くの神経が分布しているため、さまざまな症状をひき起こします。

 

どんな人に起こるの?

男女比は約1:2で、30歳代と70歳代に多くみられますが、若年者から高齢者までの男女に起こり得る、決して珍しくない痛みです。
仙腸関節障害は出産を契機とする女性に特有の痛みというわけではありません。


(図;www.sentyo-kansetsu.comより引用)

 

どんな検査をするの?

仙腸関節はわずかな動きしかありませんので、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査では、仙腸関節障害の診断は困難です。
痛みが仙腸関節部にピンポイントで存在すること、仙腸関節を押さえると普段感じている痛みが再現できること、各種徒手検査で痛みが誘発されることなどにより仙腸関節障害が疑われます。

 

どんな治療があるの?

  1. ぎっくり腰のような急性のものは安静が必要
  2. 仙腸関節ベルト固定
  3. 仙腸関節安定化トレーニング
  4. 徒手療法
  5. 超音波療法
  6. 筋膜治療
  7. テーピング

 

まずはベルト固定

まずは仙腸関節にかかるようにベルト固定を試します。
ベルトは前から締める、後ろから締める場合を試し、痛みが軽くなる方を選択します。
仙腸関節ベルトは、仙腸関節の微小な不適合の発生を抑える効果があり、仕事復帰時などの再発予防にも使えます。


(図;www.optp.comより引用)

最先端の筋膜リリース

仙腸関節まわりは靭帯が強固に連結しており、知覚神経が豊富で痛みに敏感な部位といえます。
仙腸関節の周辺の神経の働きを正常化する治療として、IASTM Tools(Instrument-Assisted Soft-Tissue Mobilization)を使用します。

 

超音波療法

1秒間に100万回(1MHz)または300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージで、患部に直接刺激を与えます。患部の柔軟性を改善、血流の改善による痛みの緩和、筋肉の緊張をなくし筋肉のけいれんの改善、微細振動により炎症の治癒を早める、むくみの軽減などに効果があります。
詳しくは、超音波治療・ハイボルテージ治療・微弱電流治療(EU910)をご覧ください。
アルコット接骨院超音波ハイボルテージeu910

 

こんな姿勢は要注意!


(図;hazama-seitai.comより引用)