シンディング・ラーセン・ヨハンセン病の原因と治療法

シンディング・ラーセン・ヨハンソン病とは

成長期には、ひざの皿(膝蓋骨しつがいこつ)には成長に必要な軟骨なんこつ骨端軟骨こったんなんこつ)があります。
この部分がけんに引っ張られて、炎症や石灰化せっかいかをおこしたり上下に離開したものをいいます。

症状

  • 膝蓋骨の下方を押さえると痛い
  • 膝蓋骨の下方周囲のはれ
  • 運動時の痛み(走る、ジャンプ、ボールを蹴る、しゃがむなど)
  • 階段昇降時の痛み
  • 膝立ちをすると圧迫され痛い

 

原因

成長期の男子は、膝蓋骨が成長過程にあり、腱よりも強度が弱いために起こります。
強度の弱い箇所に繰り返しストレスが加わり、炎症をおこしたり離開がおこったりします。
また、成長期には太ももの骨が急激に伸びるため、太ももの前を走る筋肉(大腿四頭筋だいたいしとうきん)の長さが追いつかず、
骨の長さよりも筋肉が短くなり一時的ですが身体が硬い時期があります。
大腿四頭筋の硬さもこの疾患の原因となります。

 

どんなスポーツに多いの?

陸上競技、サッカー、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなどに多くみられ
動作ではジャンプ、ダッシュ、キック、フルスクワットなどで好発します。

どんな検査をするの?

スポーツをしている成長期の男子が、前述の症状を訴えた場合、シンディング・ラーセン・ヨハンソン病が疑われます。
場合によっては、病院でレントゲンやMRI検査を行います。


(図;http://radsource.us/subacute-and-chronic-avulsion-injuries/より引用)

 

どんな治療があるの?

  1. 患部の安静・アイシング
  2. 鎮痛処置:湿布や超音波治療など
  3. テーピング
  4. オスグッドバンド
  5. インソール療法

 

オスグッド病とはどう違うの?

オスグッド病とは、発症年齢や発症しやすいスポーツなど、非常によく似ています。
この2つの疾患が合併していることもあります。

異なる点としては、痛みの場所が違います。
シンディング・ラーセン・ヨハンソン病は膝蓋骨が痛いのに対して、オスグッド病はすねの骨が痛みます。

発症年齢もわずかに異なります。
シンディング・ラーセン・ヨハンソン病は11歳ごろ、オスグッド病は12~13歳ころによくみられます。

 

テーピング


大腿四頭筋の走行に沿ってキネシオテープを貼付します。
テープを引っ張らずに貼るのがコツです。

 

太ももの前のストレッチ

こちらのページに詳しく記載してあります。

詳しくは、オスグッド病のページをご覧ください。

太ももの前だけじゃなく後ろも硬い

こちらのページに詳しく記載してあります。

詳しくは、オスグッド病のページをご覧ください。