膝の下の骨のでっぱりや痛み 成長期のスポーツ少年に多いオスグッド病の原因と治療法【金沢市のアルコット接骨院/疾患コラムvol.033】

金沢市のアルコット接骨院です。
今回は成長期にジャンプやダッシュを繰り返すことの多いスポーツで発症する「オスグッド病」について解説します。
特長は膝の下の骨が出っ張ってくることで、同部位が痛みます。
いわゆる成長痛ですが、発症するメカニズムや治療法をしっかり理解していれば痛みをうまくおさえることができます。

オスグッド病とは

ひざの皿の下の骨が徐々に突出してきて、痛みが出ます。
正式名称はオスグッド・シュラッター病(Osgood-Schlatter disease)といいます。
発育期のスポーツ少年(大半が10〜16歳の男子)に起こりやすい疾患です。
オスグット病とは

 

症状

  • ひざの皿の下の骨がでっぱってくる
  • 出っ張った部分を押さえると痛い
  • 腫れたり、熱をもったりする
  • 休むと痛みはなくなるが、スポーツをすると再び痛くなる
  • ダッシュやジャンプをすると痛い

 

原因

成長期の骨は急激に成長しますが、筋肉や腱などはその急激な成長に追いつきません。
そのため、骨に対して筋肉の長さが足らず、一時的に硬い身体になってしまう時期でもあります。
その結果生じる大腿四頭筋の柔軟性低下をきっかけに、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による引っぱり力がひざの皿の下の骨に加わります。
成長期のひざの皿の下には骨が成長するために必要な骨端核が存在していますが、
大腿四頭筋による強い牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害されます。

 

どんなスポーツに多いの?

陸上競技、サッカー、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなどに多くみられ、
動作ではジャンプ、ダッシュ、キック、フルスクワットなどで好発します。

 

どんな検査をするの?

スポーツで増悪するひざの皿の下の骨の痛み、圧痛、骨のでっぱりがあるとオスグッド病を疑います。
場合によっては、病院でレントゲン検査を行い膝の骨の突出、不整、分離、小骨片などが認められることで診断されます。

オスグット病圧痛

どんな治療があるの?

  1.  患部の安静・アイシング
  2.  鎮痛処置:湿布や超音波治療など
  3.  オスグッドバンド
  4.  テーピング
  5.  インソール療法

 

太ももの前のストレッチ

オスグット病ストレッチスタート姿勢

スタート姿勢

反対側の膝(図では右足)をしっかりと抱え込み動かないようにします。

ストレッチする側の足(図では左足)の膝は完全に曲げます。

ストレッチ姿勢

ストレッチする側の足を後ろに引っ張ります。

体幹と足が一直線になることが目標です。

横から見た姿勢

足が上に上がらないように注意してください。

 

 

太ももの前だけじゃなく後ろも硬い

ジャックナイフストレッチ

  1. 足を肩幅に広げてしゃがみ込み、膝と胸をつけた体勢になります。
  2. 足首をつかみ、膝と胸が離れないように注意しながら足を伸ばします。
  3. これ以上足が伸びないポイントで10秒間保持します。
  4. 上記①~③の動作を3セットから5セットおこないます。

ジャックナイフストレッチとは

 

テーピング

アルコット接骨院で行うオスグッドに対するテーピング
大腿四頭筋の走行に沿ってキネシオテープを貼付します。
テープを引っ張らずに貼るのがコツです。

(筆者;麻多 聡史 アルコット接骨院院長、柔道整復師、オーソティックスソサエティ認定フットケアトレーナーマスターライセンス、ペディグラス社認定足爪補正士、3M社認定テーピングマイスター、Smart tools認定IASTMマニュアルセラピスト、FMS ,SFMA)