腓骨筋腱脱臼の原因と治療法

腓骨筋腱脱臼とは

外くるぶしのすぐ外側を走る筋肉を腓骨筋ひこつきんといい、
それが骨にくっつく前に硬くすじばった部分を腓骨筋腱ひこつきんけんといいます。
腓骨筋腱は外くるぶしの後ろを走り急激に方向を変え、足のゆびの骨に付着しています。
急激に方向を変える場所であるため、腱は非常に不安定です。
そのため普段は腓骨筋支帯により上から抑えられていますが、
急激に足首に力が加わると、この腓骨筋支帯ひこつきんしたいが切れてしまいます。
そうすると腱が前の方に乗り上げてしまうものを腓骨筋腱脱臼ひこつきんけんだっきゅうといいます。


(図;www.houstonmethodist.orgより引用)

 

症状

  • 外くるぶし周辺の痛みと腫れ
  • 初回時は腱を押さえている支帯が破れるため、強い痛みと内出血が伴うケースもある
  • つま先を上げる動作で疼痛、不安定感などの症状
  • 反復性になると、手で押すだけでも腱がズレてしまう

 

原因

原因は、何らかの力が働き、
腓骨筋腱を支える役割をしている腓骨筋支帯が断裂してしまうことで、
腓骨筋腱が本来ある場所からズレてしまうことです。
腱がズレやすい動作としては急な方向転換や急劇なストップ動作、踏ん張る動作が危険です。

 

どんな検査をするの?

本症は足関節捻挫とよく似た格好で受傷し、
また症状もよく似ているために見逃されるケースが多くあります。
腫れと押さえて痛い部位が外くるぶしの後方にあることが捻挫との違いです。
腓骨筋を強く収縮させると、脱臼したり、脱臼しそうな不安感を訴えるなどの症状があると腓骨筋腱脱臼が疑われます。


(図;www.texasfootdoctor.org/peroneal-tendon-dysfunctionより引用)

 

どんな治療があるの?

腓骨筋腱脱臼に対する治療は手術を行うケースが多いとされています。
しかし受傷後早期にギプスを使用し、治癒した事例も存在します。