朝晩、ずいぶん涼しくなってランナーにとっては走りやすい季節になりましたね。来月は金沢でも百万石ロードレースと金沢マラソンとレースが続きます。特に本番を金沢マラソンを照準にしてトレーニングを積んでいる方も多いのではないでしょうか。当院の前や犀川沿いでもランナーの方を見かけることが増えました。

ランナー人口といえば、2012年をピークに1000万人を超えたことは有名です。その後2014年、2016年と少しずつ減ってきて900万人弱と言われています。ここでいうランナー人口とは、年に1回以上ランニングする方をいいます。ちなみに週に2回以上ランニングする方は、2012年からほとんど横ばいに推移して350万人ほどです。

東京マラソンなどでランニングブームに火がつき、他のスポーツと比べて手軽に始められるのがランニング人口が爆発的に増えた理由でしょう。手軽に始められる一方で、走れるだけの体力・筋力がまだ十分ではないのに無理して距離を走ったり、路面に対するシューズ選びの知識不足などでランニング障害で悩まされるケースも多いと思います。

ランニング障害で多いのは、

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

シンスプリント

足底腱膜炎

アキレス腱炎

などです。ベテランランナーさんの中には、一通り経験されている方も多いのではないでしょうか。

 

ランニング障害を予防・改善するためには

トレーニングと休養のバランス

無理・無駄のないランニングフォームの習得

適切なシューズ選び

が大切です。

ランニング障害は、一度治ったと思っても再発を繰り返しやすいのも特徴です。患部以外にも原因が隠されている証拠ですね。サブ4やサブ3ランナーでも片足立ちがまともにできない方も多くみられます。こんな状態で走れば故障して当然です。片足立ちができればOKというわけではないのですが、一つの目安にはなると思います。

バランスを崩したまま走れば故障につながりますので、インソールなどギアを使って調整するのも一つの治療法です。身体の使い方にクセがあり、その結果バランスを崩すようならそこを修正しなければいけません。当院ではfunctional movement screen (FMS)を取り入れて修正しています。終盤になって疲労が原因でバランスを崩すようであれば走り抜くだけの筋力・持久力をつけることを目的としたトレーニングが必要になるでしょう。

このように、身体の節々に負担をかけないようにバランスのよい走りが出来るように目的に合わせたエクササイズや治療法を選択することが大切になると思います。体型、性別、年齢、職業、既往歴、スポーツ歴、走る目的、タイム、路面環境など、単に「走る」といっても一人一人全く異なります。当院ではお一人お一人に合わせたケアを提供させていただきます。いつでもご相談下さい。