<東京マラソン>安易な服用は危険 レース時の痛み止め

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6230590

ヤフーニュースに掲載されています。大変参考になる記事ですので是非お読み下さい。

 

本日の内容はやや難解な内容になっていますので、適当に読み飛ばして下さいね。

私は長年整形外科に勤務していましたが、整形外科のDr.は安易に痛み止めを処方するケースが多いような気がします。

痛み止めの大部分は、NSAIDS(エヌセイズ)です。NSAIDSというのはは、非ステロイド性抗炎症薬のことで、ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)やジクロフェナクナトリウム(商品名ボルタレン)、アスピリン(バファリン)やインドメタシン、イブプロフェンなどです。

NSAIDSは、プロスタグランジン(痛みの原因物質)の生成に関わるシクロオキシゲナーゼ(COX/コックス)の作用を抑えることで痛みを治めます。しかし、このCOXの作用を抑えると副作用も発生してしまいます。COXはCOX1とCOX2があるのですが、COX1は胃粘膜保護や血液を固まりやすくする大切な作用も持っています。NSAIDSがこの作用まで抑制してしまうことで、胃や腸などの消化器系の副作用や、腎機能障害なども引き起こす可能性も出てきます。



(出展:http://toutsu.jp/cure/yakubutsu.html)

マラソン中に足に血流がいく反動で腎臓への血流が減ってしまいます。そのタイミングでNSAIDSが作用すると腎機能障害に陥るケースもあります。当然、胃腸にも同じことがいえます。

そもそも薬を処方するDr.はマラソンを走りながらの使用は想定していません。痛みを抑えて無理矢理スポーツをすることを目的に処方しているわけではないのです。

「体の1カ所にストレスをかける走り方を避けて。体幹と脚全体をうまく使う工夫をしてください。」記事の中でこう述べられています。

肩こりや腰痛などもそうですが、体の1カ所にストレスをかけることはよくありません。人間の体は、”床ずれ”と同じで1カ所に圧がかかり続けることで痛みを発します。同じ姿勢の継続や同じ動作の繰り返しなどで動作がパターン化してしまいます。このことが、使い易い筋肉使いにくい筋肉を作ります。そのうちに弱くなった筋肉と硬くなった筋肉の2つに2極化されます。この筋肉のバランスの悪さが痛みなどの障害を招きます。

筋肉のバランスの悪さを改善することで痛みを未然に防ぐことができます。痛み止めに頼らず、正しい障害予防をして下さいね。

東京マラソン、いよいよ今週末ですね。出場される選手の皆さま、身体とシューズの両面からできる限りのサポートをさせていただきます。なんでもご相談くださいね。健闘を祈ります。